春の星座の見つけ方「かんむり座」

春の星座




(C)国立天文台

 

このページは春の星座の「かんむり座」です。

あなたの探している星座ですか?

もし、お探しの星座にたどり着けていない方は、こちらをご覧ください。

お探しの星座はなんですか?
探している星座が、なるべく早く見つかるように、サイト内の案内をまとめました。探している星座に早くたどり着けると嬉しいです。

 

 

「かんむり座」

 

「かんむり座」と聞いてもあまり聞き馴染みのない星座ですが、

「かんむり座」は紀元前3200年ごろにはすでに,

星座として認識されているほど、古くからある星座です。

 

探してみましょう。

(C)アストロアーツ/星空年間

 

見つけ方

 

古代は花の輪がイメージされていたようですが、のちに

かんむりが描かれるようになりました。

 

星座をかたどっている星々は4等星以下が多く、

暗い印象ですが、小さい7つの星が半円を描く形に

ならんでいて、整った形から目立つ星座です。

 

時期的なことを申しますと、天中に見えるのが、

4月下旬の3時頃〜7月下旬の21時頃あたりでしょうか。

 

 

場所は、「ヘラクレス座」と「へび座」と「うしかい座」

に挟まれています。

形がはっきりしているので、見つけやすいでしょう。

 

しかも、一度見つけてると、その後はすぐに見つかるように

なります。

 

「ヘラクレス座」の棍棒を持つ右手側と、「へび座」の頭部、

「うしかい座」のアークトゥルスより天中よりに見えます。

 

「うしかい座」のアークトゥルスは「春の大曲線」の一点です。

アークトゥルスは1等星なのでそちらから見つけるほうが

見つかりやすいかもしれませんね。

 

夏の星座の見つけ方「へびつかい座」と「へび座」
「へびつかい座」と「へび座」の見つけ方を紹介しました。夏の夜空を彩る星座の一つです。黄道の近くのあるので、見つかりやすいでしょう。二つの星座が合わさっているので、とても珍しいので、ぜひ覚えて欲しいです。
夏の星座の見つけ方「ヘラクレス座」
「ヘラクレス座」は紀元前4000年頃には「鎖で繋がれた神様」としてその姿は見られていました。その後ギリシャに伝わって英雄ヘラクレスの姿として見られるようになりました。どちらも逆向きの人形を写していたようです。
季節の星座の見つけ方「春の大曲線と大三角形」
春の大曲線と大三角の見つけ方を紹介しました。春の大曲線は日本の方、探し方を提唱しました。スピカも真珠星と昔から呼ばれていて、北斗七星も古くから使われていました。そんな二つの間にある1等星を結んで、美しい曲線を描くという発想は、日本人らしいなと感じます。

 

 

 

一番明るい星が2等星の「アルファッカ」で7つのうち

真ん中にあたります。

 

「アルファッカ」の意味は「欠けたものの明星」という意味で、

これはかんむりの形がU字型をしているように、半円形が

「欠けたもの」を連想させるのでしょう、その中での「明星」。

とても美しいさがひときわ際立つ感じが現れていますね。

 

アルファッカは別名、宝石という意味の「ゲンマ」とも言われ、

「かんむり座」の中でも一つだけ輝いているので

かんむりの宝石と見立てたのでしょう。

 

ちなみに、「アルファッカ」はα(アルファ)星で、

地球からの距離は約75光年のところにあります。

 

 

7つの星が半円を描いている姿から、

中国では牢屋に見立てて、「貫索(かんさく)」と呼ばれていたり、

オーストラリアでは「ブーメラン」、

日本では「車星」、「太鼓星」、「長者の釜」、「鬼の釜」

などと呼ばれています。

 

また、「北のかんむり座」と呼ばれることもあります。

それは「いて座」の南に「みなみのかんむり座」があるためです。

 

「かんむり座」の二番目に明るい星は3等星のβ(ベータ)星です、

この星は地球から114光年のも離れたところにあります。

 

三番目に明るい3等星のγ(ガンマ)星の

地球までの距離は145光年です。

 

星の光はそんな長い旅をして地球に届いているのですね。

 

夏の星座の見つけ方「いて座」
「いて座」の見つけ方を紹介しました。「いて座」は「さそり座」と、共に黄道の9番目の星座として古くから存在する星座の一つで、アッシリアの彫刻では、サソリの胴体を持った人間が弓矢を引き絞っている姿で描かれています。
星コラム「北と南で特徴ある星の並びの形くらべてみました」
北と南にある、夜空の特徴ある星の並びの形をくらべてみました。固有の形で、単独のものが多い中、同じような形で、しかも南北にあるという特別感がいいですね。

 

 

 

かんむり座の神話

 

かんむり座の神話をまとめたページはこちらをご覧ください。

星座の神話「かんむり座」
「かんむり座」の歴史は古く、紀元前3200年ごろにはすでに、誕生していました。小さな星の集まりですが、美しい半円形をしており、中央あたりには宝石のをはめ込んだような、2等星が輝いています。 星座の見頃が6月なので、ジューンブライドの演出にいかがでしょうか。

 

 

 

基本情報

学名 CoronaBorealls(略号CrB)
中央位置 赤経:15h48m   赤緯+33°
概略範囲 東16h22m,西15h14m,北+40°,南+26°
20時南中 7月13日(高度88°)
面積 178.71平方度(順位73)
肉眼星数 22個(5.5等)
設定者 プトレマイオス
主な天体 α星:アルファッカ 2.2等星

β星:ヌサカン 3.7等星

σ星:重星 5.7~6.7等星

R星:変光星 5.7~14.8等星

T星:再帰新星 2.0~10.8等星

S星:変光星 5.8~14.1等星 360日周期

見どころ T星=この星は、1866年に2等級の新星として輝いたあと、11等星まで減光しましたが、1946年に再び爆発して、3.4等星まで明るくなりました。この星の出現で、期間をおいて爆発を繰り返す星があることがわかりました。これらのタイプの新星を再帰新星(放復新星)と呼びます。T星の平常時の光度は10.8等星で周期はおよそ80年です。

 

この他の春の星座

 

この他の春の星座はこちらからお探しください。

 

春の星座たち
春の星座の見つけ方を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。
星座の神話「春の星座」
春の星座の神話を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。

 

春以外の星座はこちらから探せます。

星座の窓口
星座を季節ごとにまとめて、見つけ方と神話と探しやすくするためのインデックスページです。

 

 

まとめ

🌟「かんむり座」の見つけ方を紹介しました。

 

目印になる「うしかい座」の1等星アルクトゥールスを見つけて、

東上方向へ目向ければ、形も可愛らしいので、

探せる事でしょう。

 

良い観望でありますように。。。

 

 

 

 

 

参考文献・サイト一覧はこちら

参考文献・サイト一覧
星のコトワリを掲載するにあたっての参考文献・参考サイトを一覧にまとめました。サイトの記事の作成のために参考しています。
星雲・星団を見てみよう
星雲・星団の見つけ方を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。肉眼でも辛うじて見える星団を紹介しています。よく見える環境でなら申し分ないですが、ご自宅で、4等星ほど見える方はご自宅でも見れらま...
星コラム「メシエ天体リスト」
シャルルメシエが作ったリストは一般的に「M〇〇」という表記で使われています。この天体は望遠鏡で見つけられる明るさのものばかりです。星座を見つけた後は星雲。星団の挑戦してみてください。その参考にしてください。
星コラム「全天88星座リスト」
1930年の国際天文学連合を契機に、星座が統一・整理されることになり、星座の境界線が引かれ、星空は世界共通の88星座に統一されました。この88の星座を表にまとめました。
星コラム「1等星一覧」
全天の1等星一覧をリストにしました。一等星は全天に21個とする場合と、ふたご座のカストルを含めて22個とする場合があり、このページでは含めた22個でおおくりしてます。 星座を探す時の目印にもなる1等星です、参考にしてください。
星コラム一覧
星のいろいろな雑学的なところや、星についてのまとめページを一覧にしてます。
星座の窓口
星座を季節ごとにまとめて、見つけ方と神話と探しやすくするためのインデックスページです。
星コラム「太陽系惑星取りまとめ」
星コラムでの太陽系惑星の記事を中心に取りまとめたページです。「水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星」などの簡単にまとめたページ一覧です。
星ヨル部
星のイベントの紹介ページです。女子旅、ご家族で、婚活イベントに、社員旅行などの参考にして星です。また観望会などの情報も随時更新中です。お近くの天文台などお出かけください。
ブラックホールについて取りまとめ
ブラックホールに関する項目の記事の取りまとめたインデックスです。またブラックホールの存在が認められる銀河を紹介した記事も合わせて取りまとめています。参考にしてください
天文用語取りまとめ
天文用語のページを取りまとめています。活用してみてください。

 

 

 

 

 

 

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました