流星群を見てみよう「みずがめ座η(エータ)流星群」

星コラム




 

星コラム「年間の流星群一覧にまとめました」
流星群は1年を通して、同じような時期の決まって出現します。それの取りまとめを紹介します。しぶんぎ座流星群、こと座流星群、おとめ座流星群、みずがめ座流星群、はくちょう座流星群、ペルセウス座流星群、やぎ座流星群、ジャコビ二流星群、おうし座流星群、しし座流星群、オリオン座流星群、ふたご座流星群、こぐま座流星群

 

天文、宇宙好き以外でも期待される、天体ショーが流星群です。

年間を通して、色々な流星群が楽しめます。

 

みずがめ座η(エータ)流星群

「みずがめ座エータ流星群」は先のブログで紹介した

みずがめ座デルタ流星群」より先に極大日を迎えます。

 

ブログを更新して時には時期が過ぎていたので、

来年また楽しんでいただけらたいいな、と思い紹介します。

 

毎年5月6日頃に極大日を迎える

「みずがめ座エータ流星群」はゴールデンウィークの最後の天体ショーとして

楽しんでいただきたいです。

みずがめ座η流星群

出現期間:5月3日〜5月10日
  極大日:5月5日〜6日

流星の数:多い

母星:ハレー彗星

 

 🌟みずがめ座には2つの放射点で時期が少し違う流星群があります。こちらはハレー彗星が母体で、軌道上折り返して地点で秋頃出現する「オリオン座流星群」と同じ母体となります。

🌟極大日には1時間に10個程度の流星が見られます。

 

秋の星座の見つけ方「みずがめ座」
「みずがめ座」は秋には見頃を迎える星座です。流星群は深夜に出現します。 7月の21時頃やっと東の空から昇り始めます。全体的に3等星から5等星という目立つ星があまりありません、しかも全体像は大きめなので、全体を見つけるのは少し難しいようです。

 

 

特徴

 

みずがめ座は秋に南の空で見頃を迎える星座なので、

5月の初めころには夜明け前の南東の空に昇り始めたばかりの

地上の低い位置で姿を確認できます。

 

放射点も低く、夜明け前から観測を始めて日の出を迎えるころに極大へ

近づき、日の出を過ぎてピークを迎えるので、

少し観測しにくい点はあるものの 日の出前の薄明るい空をスーッと一筋、

また一筋と流れる明るい光の流れ星は最高に美しい天体ショーを見せてくれる

事でしょう。

 

もし、ゴールデンウィークに南半球に旅行へ行かれる方は、

夜明けが南半球は日本より少し遅くなりますし、

放射点も少し高い位置になるので、早起きして楽しんでみては

いかがでしょう。

 

また、この「みずがめ座エータ流星群」の母体は

おなじみの「ハレーすい星」とされています。

 

ここで流れ星について整理しておきます。

 

 

流星とは何か。。。

 

宇宙空間にある直径1ミリメートルから数センチメートル程度

のチリの粒が地球の大気に飛び込んで

大気と激しく衝突します。

 

その速さは秒速10〜72キロメートルで

地球に突入してきます。

 

地球も秒速30キロメートルで動いているので、

正面から突入したものは 速くなり、

後ろから突入したものは 遅くなります。

 

その時、高温になってチリが気化する一方で、

大気や気化したチリの成分が光を放つ現象を言います。

そのチリはどこから来るのか、

 

主に彗星が運んできます。

というのも、彗星はこのようなチリの粒を軌道上に放出していて、

チリの粒の集団は、それを放出した彗星の軌道上に

密集することになるのです。

 

 

彗星の軌道と地球の軌道が交差している場合、

地球がその位置に差し掛かると、

チリの粒がまとめて地球の大気中に飛び込んできます。

 

この時に たくさんの流星が見られる現象を「流星群」と呼んでいます。

 

地球が彗星の軌道を横切る日時は毎年ほぼ決まっています、

だから毎年特定の時期に特定の「流星群」が出現するわけです。

 

流星と、すい星の関係がお分かりいただけたでしょうか

「みずがめ座エータ流星群」の場合

「ハレーすい星」が流れ星の元となるチリを運んできた

物質であると考えられています。

 

この時期は明け方は冷えるので、風邪などひかないよう

上着など着用して観測してください。

 

まとめ

 

みずがめ座エータ流星群の紹介をしました。

 

秋の星座ですが、流星群は春先に出現します。流星群の見頃が明け方なので、

覚えにくいかも知れませんね。ですが、毎年のことなので、そのうち覚えることで

しょう。

 

良い観望でありますように。。。

 

 

 

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