星コラム「12月の星空」

2017年




 

 

🌟12月には、いよいよ今年の最後を締めくくるにふさわしい、

天体ショーがやってきます。

 

観望会など行かれる前に参考になれば幸いです。

 

 

 

今年最大のスーパームーン

 

(C)国立天文台

 

🌟12月4日の満月はとても大きい月スーパームーンになります。

やっぱり大きい月の方がムーンパワーを充電できそうですよね。

 

なぜ大きい月になるのか、

それは月が地球に最も近い場所で満月になる時に、大きく見えるからです。

当たり前のようなことですが、

 

月は正円軌道ではなく、楕円軌道なのです。

 

それも少し歪んだ程度なので、見て目でも少しの違いですが、

大きさが変わってくるということです。

 

(C)国立天文台

 

🌟年明けすぐにも2018年最大の満月も見られます。

実はこの時の方が、12月よりもさらに近い場所での満月です。

 

どちらも比べたりは難しいですが、数値でなら比較できますね。

 

※地心距離の違い

地球との月の最小距離 35万6410km
地球との月の平均距離 38万4400km
地球との月の最大距離 40万6740km

 

最大値を最小値は14%も違うことになります。

明るさは30%も明るく見えます。

 

ふたご座流星群が極大に

 

(C)国立天文台

 

🌟12月14日に「ふたご座流星群」の極大日を迎えます。

 

極大する時間は 16時頃なのですが、日本では昼間で観測はできません。

極大とは、見頃のことではなく、流星群自体の活動が一番活発になった

ピーク時を指す言葉なので、時間帯がおかしいのかな?と思わないでください。

 

日本での見頃は14日になったばかりの、深夜0時を過ぎた頃からでしょう。

夜間の「ふたご座」が見られる時間帯です。

 

放射点は「ふたご座」にありますが、放射点付近よりも、長く流れる星が

たくさんあるので、広く空が見られる場所での、観測をオススメします。

 

 

 

 

🌟国立天文台の「ふたご座流星群」のキャンペーンです。

是非、参加してみて下さい。

 

(C)国立天文台

 

キャンペーンサイトはこちらです。

ふたご座流星群を眺めよう 2017
国立天文台では、できるだけ多くの方に夜空を眺める機会を持っていただこうと、冬に活動するふたご座流星群を観察対象に、「ふたご座流星群を眺めよう 2017」キャンペーンを行います。

 

 

月とスピカ、火星、木星の共演

 

(C)国立天文台

 

🌟今度は早朝の空です。

月との共演は、ほぼ毎月見られます。

 

 

ただ、惑星の種類と位置が違います。惑星の時間はそれぞれに違い、

それでいて、調和しているかのように、すれ違ったり、寄り添ったりして、

 

実に美しい夜明け前の時間です。

 

12月13日  月とスピカが接近

12月14日  月と火星が接近

12月15日  月と木星が接近

 

流星群がひとしきり済んだ後に、早起きなのか、夜更かしなのか、

そんな時間帯の天体ショーです。

 

時間の許す方はご覧ください。

 

 

今年最後の月面エックス

🌟10月にも出現日があって紹介しましたが、今月も今年最後の出現日が

あるので、是非観察に挑戦してください。

 

🌟12月26日(火) 00:30前後に出現ピークが予想されます。

 

月のクレーターの影がつくる形で、文字が浮かび上がるのは約1時間程です。

変化を楽しむならピークを中心に3時間〜4時間程度観察をすると、

楽しいでしょうね。

 

まとめ

 

🌟12月の天体現象を紹介しました。

 

今年最後の天体ショーが楽しめます。

観望会など、ご自宅で、などで是非観察してください。

 

 

良い観望でありますように。。。

 

 

 

 

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