星コラム「星と星の間には何があるの?」

星コラム




 

 

🌟宇宙空間には空気がなく、真空であるとよく聞きます。

では本当に星と星の間には何もないのでしょうか?

 

星間物質について

 

🌟非常にわずかですが、ガスやチリが漂っています。

実際に考えるときに、太陽からもっと近い恒星との間で考えてみましょう。

 

約4光年離れた場所にある「ケンタウルス座」のα星と太陽と間の宇宙空間には、

1立方cmあたり、1個の原子(主に水素原子)が存在していると考えられています。

宇宙空間では、物質は分子ではなく、原子状態で存在しています。

そのほとんどが水素原子だと言われています。

 

では銀河と銀河との間ではどうでしょうか。

 

私たちの住む銀河系から、隣の「アンドロメダ銀河」までは、

約230光年という距離があり、星と星の間の「1立方cmあたり、1個の原子」は

存在しています。

 

ですがアンドロメダ銀河との間には、ほとんど恒星は存在していません。

地球の大気中の物質は1立方cmあたり、1兆個の1000万倍もの窒素分子や

酸素物質が含まれているので、宇宙空間がどれほど希薄な世界か想像できますね。

 

 

(C)NASA

 

また、銀河の中には、星があるわけではないのに、比較的物質が多く集まっている

「星間分子雲」と呼ばれる場所があります。

 

ここには、1立方cmあたり、10万個程度の水素原子が存在していると

推測されています。

 

ほとんど水素原子の状態で存在していますが、水素原子や一酸化炭素分子など

様々な分子が含まれていることが、明らかになってきています。

 

 

(C)NASA

 

まとめ

 

🌟星と星の間にある星間物質についてまとめました。

何もない真空の様な空間でも、気薄なガスやチリが存在しています。

 

それでもまだ解明されていない部分は多く、新たな発見があるかもしれませんね。

 

 

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