星雲・星団・銀河どんな天体?「木星状星雲-NGC3242」

NGC天体




 

 

 

🌟「木星状星雲-NGC3242」は「うみへび座」にある特徴のある

星雲です。

 

星コラム「名前のついている星雲・星団・銀河」
名前のついている星団星雲・銀河をまとめました。その特徴から付けられた別名や、発見者の名前による由来などもあります。宇宙に興味を持つきっかけになればいいなと考えます。  

 

どこにあるの?

 

🌟所属星座は「うみへび座」の領域にあります。「うみへび座」は細長く、西に向

かって南の下方を這うようにある星座です。

 

まずは周りの星座などと「うみへび座」の位置を確認しましょう。

 

春の星座の見つけ方「うみへび座」
「うみへび座」の見つけ方を紹介しました。春から夏にかけて空に横たわる星座のです。全天中一番大きい星座です、頭部から心臓までは、すぐに見つかるでしょうが、全容は中々探すのが難しいです。気長に探してみてください。
春の星座の見つけ方「からす座」
「からす座」をご存知でしょうか?小さな星座で、明るさも3等級ほどの4つの星が台形が、少しゆがんだような形に並んでいます。さて、「からす座」を探してみましょう。
春の星座の見つけ方「コップ座」
「コップ座」の見つけ方を紹介しました。目立つ星はありませんが、形が特徴的なので、見つかると、覚えやすくなる星座です。ぜひ見つけてください。
春の星座の見つけ方「ろくぶんぎ座」
「ろくぶんぎ座」は17世紀のドイツの天文学者へベリウスが作りました。1979年9月にダンチッヒ(現在のグダニスク)にあったへベリウスの自宅が、火事となり、20年あまり愛用した六分儀を消失してしまいます。そして、二度とこのような事が起こさないようにと、「ろくぶんぎ座」を作ったといいます。
春の星座の見つけ方「おとめ座」
「おとめ座」は全天で2番目に大きな星座です。横の大きく広がっています。「しし座」春の先駆けで、昇り始めた後を追うように、「おとめ座」の姿を現します。春先は南東の空に見え、ゆったりと南、西へと傾いてゆきます。
春の星座の見つけ方「しし座」
形の整った、解りやすい星座で、クエスチョンマークを裏返した形に、並んだ星々が目印にもなっています。この星の並び方は、ヨーロッパで使われる、草刈鎌に似ていることから ライオンズ・シクル「獅子の大鎌」と呼ばれています。

 

 

(C)アストロアーツ/星空年鑑

 

🌟「うみへび座」を見つけるのは意外に難しいです。というのも、南側の下の方に

あって、長く東から西へ伸びています。

 

「おとめ座」のスピカが見つかるとすぐ下の歪んだ四角形の「からす座」が目につ

きますね。更にその下にちらほら見えているのが「うみへび座」の一部ですね。

 

「からす座」の下になんとなく星が見つかると、西へ向かって、ゆるいジグザクし

た並びを探します。「おとめ座」のスピカかた「しし座」のレグルスまではゆうに

伸びています。

 

さて今回は惑星状星雲を探すのですが、「しし座」のレグルス側の方までいくと、

「うみへび座」の唯一の明るい星、2等星のα星アルファルドがあります。

 

「うみへび座」のα星アルファルドから左側に胴体部分で「M」字が描いていま

す。この「M」字の真ん中のへこんだところの少し下あたりにあります。

 

 

 

(C)NASA/NGC3242

 

その特徴は?

🌟1785年にウィリアム・ハーシェルによって発見されましたが、ウィリアム・

ヘンリー・スミスが、木星によく似ていると言って、惑星状星雲を木星状星雲と

名づけました。

 

中には、「Jupiter’s Ghost」などと「幽霊の木星」と呼ばれていたりします。発見

当初は望遠鏡での観測で、そのように見えたのでしょう。現在では、通常の惑星状

星雲とわかっていて、木星のそれと似て非なる物と認知されています。

 

星コラム「惑星状星雲について」
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基本情報

基本情報

木星状星雲
番号 NGC3242
赤経 10h24.5m
赤緯 -18°38′
等級 8.6等
距離 1400~2500光年
星座  うみへび座
種類  惑星状星雲

 

まとめ

🌟「木星状星雲-NGC3242」について紹介しました。

 

発見当初に木星とよく似ていとことからその名前がつけられました。現在では通常

の惑星状星雲として認識されています。

 

機会があれば、大きな望遠鏡のある施設で探して見てください。

 

 

 

 

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