🌟猫はお好きですか?
猫を飼っていますか?これから飼いたいな、とお考えでしょうか。
今回は初めて猫を飼う方に向けての必要な物などを紹介します。
どんな猫を飼いたいですか?
急に引き取らなくては、いけない場合を除いて、ある程度、あなたの好みを具体的に考えておきましょう。
例えば、「オスがいいのか、メスがいいのか」というような感じです。種類のこだわりがある、ない。毛が長い短い、と犬ほどの分類ではありませんが、猫にも、多少区別されるものがあります。
もしかしたら、特に猫ならどんな子でもいい、という方の方が多いかも知れませんが、選べるなら、それらを総合して、お家へ迎え入れるなら。。。と1度、シュミレーションしておくと良いかと思います。
役に立つかどうかあまり考えなくていいのです。考えておくと想定外が起こっても、臨機応変に対応できると思います。
実は私も、飼うならメスがいいなと思っていました、ですが実際はオスを2匹飼うことになって、想定外が起こりまくりでしたが、なんとかなりました。
オス | メス | |
外見 | メスよりも大きくなります。骨格もがっしりしています。 | オスよりも小柄で柔和な顔つきをしています。 |
性格 | 甘えん坊で遊び好きの子が多いです。 | 繊細で、クールなところがあります。おとなしい子が多いです。 |
成長してからも遊ぶことが好きで、飼い主に甘える傾向にあります。猫を構いたい方にオススメです。 | オスよりも落ち着いていて、自立心に強い傾向があります。メス同士ならあまり喧嘩もしません。 |
また、雑種か純血種といった種類でも性格は多少違います。雑種は比較的丈夫です。体の大きさも中型で性格はさまざまです。純血種の方は、品種によって、体の特徴や性格が違います、品種特有の病気などもあります。
また短毛と長毛の違いなどもあります。元々は短毛しか存在していませんでした、突然変異で長毛の猫が誕生しました。短毛は活発、長毛はおとなしいという傾向にあります。
短毛 | 運動神経が高くて活発です。猫と遊ぶのが好きな方に向いています。長毛に比べると毛のお手入れが楽です。
純血種ですとアビシニアン、アメリカン・ショートヘアー、ロシアン・ブルーなどが代表的です。 |
長毛 | 比較的おっとりしていて、おとなしい性格です。長毛な感じが優雅な雰囲気を醸し出しています。長毛のお手入れが毎日必要です。
純血種ですとペルシャ、メイン・クーンなどが代表的です。 |
そうは言っても、性格などは個体差がありますし、環境によっても変わってきたりするので、迎えた猫ちゃんの性格を早く感じ取ってあげることが大切です。
どうやって猫を迎えるか
猫ちゃんとの出会いの場はいくつかあります。
里親募集サイト
個人ボランティア、もしくは動物愛護団体が保護している猫の情報が掲載されています。サイトに詳しく手順があるので、よく読んで、ご利用ください。
「いつでも里親募集中」
「猫の里親さん募集中」
引き取りや、面接を考えるとお住いの近くでの方がいいかと思います。
譲渡会へ参加
「譲渡会」で検索するといくつかHPがあります。主に動物愛護団体が主催しています。会場や場所などをチェックして近い場所で参加されるのがいいかと思います。団体によっては審査の厳しいところもあります。
「環境省・譲渡会お知らせ」
里親募集も譲渡会も面接やトライヤルなどの段階がある場合が多いです、費用は無料から3万円程度かかります。
里親募集型の猫カフェ
「保護猫カフェ」と呼ばれている場合が多いです。それか定期的に譲渡会を行っている猫カフェなどもあるようです。猫カフェを利用することで、猫と触れ合えて、性格など、なんとなくわかったりします。
面接やトライヤルなど審査がある場合がほとんどです。費用は1万円~3万円程度です。
動物病院で譲り受ける
普段利用している方しかわかりにくいです。保護施設が併設されている場合は、常に告知がされていることがありますが、それ以外の一般的な動物病院ではその時、保護した猫がいるかどうかによります。
ですが、健康面では、里親になった後でもアドバイスを聞きやすかったり、メリットもあります。費用は無料からワクチン代などの諸費用が一般的です。
ブリーダーから譲ってもらう
欲しい品種が決まっている方には、オススメです。親の環境や子猫の育った環境もわかり、兄弟などがいれば比較もできます。品種に対する知識もあるので、飼う時のアドバイスも受けられます。
費用は10万円〜数十万円程度。通常2ヶ月ほど親元で育てられ、その後の引き渡しとなります。
ペットショップへ行く
ある程度の品種が比べられます。規模にもよりますが、自分の気に入った品種を探そうと思うと利用するのも一つです。飼い始めるためのグッズなども一緒に手に入れることも可能です。
できればいくつかのショップを巡って、スタッフなどのアフターケアなどの説明も比べて、充実度をみるもの一つです。衝動買いをしてしまいがちですが、改めて飼うことに向き合うことも大切です。
費用は数万円〜数十万円です。
ノラ猫を拾う
迷子になっている場合や、子猫を産んで育てないなど、保護が必要な場合、里親になる、というのもあります。野良猫でも、母親が育てている場合は無理に引き剥がすのはやめましょう。
子猫の時に母猫から教わることも多いので、ある程度母猫が手放してしまうまで、見守った方がいいです。
野良猫の場合はノミや寄生虫の心配があります。保護した後はすぐに動物病院へ連れて行き、必要な検査や処置をしてもらいましょう。
ちなみにうちの子はノラの母猫がうちの庭で子育てしました。その縁で、飼い始めました。
知り合いから譲ってもらう
飼い猫ちゃんが出産した場合の子猫の引き取りは、感染症などのリスクはないですが、ワクチン摂取の時に検査してもらうのもいいかもしれません。
兄弟でいる場合が多いので、多頭で貰うことも可能です。ですが産まれたばかりの子猫をもらうのは避けましょう。
早くても2ヵ月は母猫の元で育てるようが良いでしょう。
猫の暮らしやすい環境とは?
健全に猫を育てるには、ある程度安全で、快適な環境が必要になってきます。住宅もペット可能な物件などの確認が必要です。あとは同居家族の同意も必要です。反対されながら飼うことやペット不可な物件に飼うということは避けましょう。
最近はペット可の物件も多いので、そちらで健全に飼いましょう。
部屋だけで飼う場合には外の景色が見える窓がある方がいいでしょう。日向ぼっこができる部屋なども理想です。
その他、アップダウンを付けてあげられる環境や、ちょこっと隠れる場所などのスペースを作ってあげられるといいですね。
猫にとって、危険なものは片ずけましょう。
お菓子 | チョコレートなどの人間の食べ物の中には、猫に有害なものもあります。 |
輪ゴム・画びょう | じゃれついているうちに、誤食してしまう恐れがあります。見えないところに仕舞いましょう。 |
電気コード | 噛んで感電する可能性もあります。家具の後ろに見えないように隠したり、専用のカバーなどの対策をしましょう。 |
花・観葉植物 | 猫が食べると危険な植物が、数多くあります。置かないか、猫の届かない場所への移動をしましょう。 |
最低限、ベット、爪とぎ、トイレ、水、フード、などの生活グッズはゆったりとおけるスペースは必要でしょう。
飼い始めるときに必要なグッズは?
子猫を迎え入れた時には、揃えるための買い物へ出かけにくいものです。迎える日の前には揃えておく方が良いでしょう。しばらくして、また必要なのもを徐々に買い足すのでいいと思います。
キャットフード
子猫 | 生後1ヶ月程度 | 子猫用ミルクと離乳食 |
生後1ヶ月半〜2ヶ月程度 | 離乳食と子猫用フード | |
生後2ヶ月〜11ヶ月程度 | 子猫用フード | |
成猫 | 1歳以上 | 年齢に応じたフード |
フード選びにはパッケージにある記載確認しましょう。
総合栄養食 | 主食として与えるのに適したフードです。このフードと水さえあれば健康が維持されるように作られています。 |
一般食(副食) | おやつのようなフードのことです。それだけでは栄養が不十分です。総合栄養食の補助として与えます。 |
またパッケージには体重などに合わせた分量なども記載されています。よく読んで、計量カップなどで与えましょう。
与え過ぎに注意しましょう。
またフード皿と水皿なども合わせて購入しましょう。
キャリーケース
猫を家に連れて帰る時や、動物病院などに連れてゆく時も必要です。プラスティック製や布製のソフトタイプなどもあります。
ハードタイプ | 丈夫で安定性があります。ソフトタイプに比べて、猫を出し入れし易いので、動物病院の通院には適しています。 |
ソフトタイプ | 肩から掛けられるものが多いです。体に密着できますが、爪が引っかかりやすい難点もあります。 |
トイレ
種類は様々です、形だけでなく、砂のタイプもあり、迷いますが、無難なのはシステム型が初心者にはオススメです。
オープンタイプ | 猫が排泄したらすぐ分かり、異常を発見しやすいのが特徴です。砂が飛び散りやすいのが気になる方には不向きです。 |
ドームタイプ | 人目を機にする猫や、砂の飛び散り、臭いがきになる方向けです。猫ちゃんによってはこもった臭いを嫌がる子もいます。 |
システムタイプ | 専用の猫砂とマットを組み合わせて使用します。臭いも比較的気になりません、お手入れも楽です。 |
バケツ型 | 新発想で猫砂の飛び散りを抑えたタイプです。上蓋があり臭いが漏れにくいです。 |
ベット
クッションタイプのものから、ハウスタイプと様々あります。縁があったり、深めのものや、夏用、冬用とあるので、だんだんといくつか種類を買っていろんな場所へ置いてあげると、定位置以外でも、ちょこっと使いに寝てみることもあるので、初めは1つで様子を見て、徐々に増やしましょう。
シーズン終わりに特売などで購入するのがオススメです。
爪とぎ器
爪とぎは本能的な行動です。必ず一つは置いてあげましょう。素材はダンボール製や麻製など色々あります。
段ボール製 | 安価で、形も色々あって、選ぶのも楽しいです。ですがとぎカスが飛び散るので、定期的に掃除しましょう。 |
麻製 | 爪が刺さりやすく、とぎカスはあまり出ません。縦おき、横置きなどあります。 |
カーペット製 | 柔らかく、爪とぎし易い素材です。他と比べて高価ですが、長持ちします。 |
カーペット製は、いらなくなった板にカーペットを量り売り(cm)で購入して貼って作れば若干安くできます。
まとめ
猫を初めて飼う時に必要なものを紹介しました。
猫も個性があり、相性もあります。無理に飼おうとせずに、大切にできるかどうかじっくり考えて、大事に育ててあげてください。
猫は飼い始めると、とても愛くるしい存在です。そして当然ですが、私たちの寿命よりも短い命です。最後まで責任を持って育てあげてください。
その一助になれば幸いです。良い出会いを。。。
参考文献:「しあわせ子猫の育て方BOOK」/EIWA MOOK
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