子猫の可愛さは何をしても、可愛らしいものです。
あくまでも、猫好きな個人的な意見です。
この可愛さのは子猫時代だけでしょうか。。。
もちろん幾つのなったも可愛いのですが、子猫時代はちょっと別物です。
というのもその時代が短いことにも関係しているのかもしれません。
子猫の成長は猛スピード
猫は生まれると急速に成長してゆきます。個体差もありますが、1ヶ月で走り回ったり、ジャンプしたり、早い子は6ヶ月で子作りもできるようになります。
そして生後1年でほぼ成長が止まります。
1ヶ月までは人間の約12倍の早さで成長します。
生まれて間もない頃は、自力で体温調節も、排泄行為もできません。しかし、2週間をすぎた頃からヨチヨチ歩きができるようになります。
3週間も経てば、自力での排泄ができるようになります。1ヶ月になる頃には元気に走り回るようになります。
1歳でほぼ成熟してしまうのです。
人間の生後6ヶ月は赤ちゃんですが、猫の場合は早い子で繁殖ができる月齢になります。顔つきはまだ成猫とは言えないような可愛らしさが残っていますが、運動能力は成猫に近いレベルまできています。
1歳になる頃には立派な大人の体格になるのです。
2歳以降は充実期。
気力・体力ともに充実しているのが2歳以降と言えます。この頃から人間の4倍の速さで歳をとります。7歳くらいまでは好奇心が強く、動きも活発です。
繁殖を計画されるならこの時期が適しています。ただ、食欲も旺盛になるので、太り易い時期とも言えます。
去勢や避妊を行っている場合は特に体重が増え易くなるので、体調管理が大切になってきます。
7歳を過ぎた頃から老化してゆきます。
猫の10歳は、人間の年齢に例えると56歳です。初老な感じですが、まだまだ元気です。
さらに15歳を迎える頃にはだいぶ運動能力も落ちてきて、活動量も減ってきます。ご超長寿猫と言われる20歳まで来ると、人間でいうと96歳になります。
かなりじっとしている時間が増えますね。
猫の年齢と人間の年齢の換算すると
猫 | 人間 | |
子猫期 | 1週間 | 1ヶ月 |
1ヶ月 | 1歳 | |
6ヶ月 | 10歳 | |
1歳 | 15歳 | |
成猫期 | 2歳 | 24歳 |
5歳 | 36歳 | |
7歳 | 44歳 | |
老猫期 | ||
10歳 | 56歳 | |
15歳 | 76歳 | |
20歳 | 96歳 |
少ししかない子猫の時代にしっかりと、愛情をかけて育ててあげてください。
生後2ヶ月は母親が子猫に色々と教えます。また、兄弟などと一緒に過ごせる貴重な時期でもあり、社会性も養われるので、無理にこの時期に引き離さないほうが良いでしょう。
引き取ってからも人と慣らすために、来客などの際には、人と触れ合うこともしておくと、成長しても物怖じしなくなります。
子猫時代のお世話ポイント
お家へ迎え入れた時には健康診断と予防接種を受けましょう。
子猫は生後1ヶ月を過ぎると母猫から貰った抗体が減少してきます、病気感染のリスクが高くなるので、ワクチン接種して病気を予防しましょう。
また、ワクチンを2回接種することで効果が高まるので、最初のワクチン接種から約1ヶ月後に2回目を接種するようにしましょう。
その後は、年に1度の接種が推奨されています。掛かりつけの動物病院で相談して見てください。病院によって、次回の接種のご案内など連絡してくれるところが多いかと思います。
ワクチンが必ずしも感染を防げるという訳ではありませんが、もし感染症にかかってしまっても、軽度で済む傾向にあるので、年に1回の定期的に摂取しましょう。
余裕があれば、健康診断もセットで行うのもいいでしょう。
生活面でのお世話ポイント
子猫の乳歯が生え揃っているようなら、離乳食から子猫用のフードに切り替えましょう。成長期の子猫は、成猫の約3倍のカロリーを必要とします。
市販の子猫用フードで十分です。ただし、「総合栄養食」の表示があるものにしましょう。子猫時代におやつ(一般食)を多く口にすると、成猫になってもおねだりが止まらなくなったり、肥満の原因にもなります、気をつけましょう。
離乳食から子猫用フードの切り替えはいきなりではなく徐々に切り替えてゆきようにしましょう。
1 | 初日〜7日目 | 離乳食とふやかした子猫用フードを与えましょう。
今まで食べていた離乳食と、お湯でふやかした子猫用フードを1対1の割合で混ぜます。与える回数は1日3~4回 |
2 | 8日目〜14日目 | 離乳食と子猫用フードを与えましょう。
離乳食と子猫用ドライフードを1対1の割合で混ぜて与えます。与える回数は1日3~4回。その後は少しずつ離乳食の割合を減らしていきましょう。 |
3 | 15日目以降 | 子猫用フードのみ与えましょう。
2週間以上経ったら、子猫用ドライフードのみを与えます。これだ固形フードへの移行は完了です。与える回数は1日3回が目安です。 |
耳のお手入れや、爪を切る、ブラッシング、などの体に触るお手入れも子猫時代に慣らしておきましょう。
特に爪を切るのを嫌がる傾向があるので、子猫時代に慣らしておけば以外と平気な子が多いようです。
子猫時代の最終段階
5~6ヶ月を過ぎると、成長スピードが緩やかになります。そしてこの頃から去勢や避妊の手術を検討します。体の目安としては体重が2kg以上であることです。
掛かりつけの動物病院で相談してください。
去勢や避妊を嫌がる方もいらっしゃいますが、家猫の場合は発情期のことを考えると、それらを我慢させるほうが酷というものなのです。
計画的に繁殖させようとお考えでない限りは手術することをお勧めします。特にオスの場合はスプレーという匂いのきついオシッコをします。
これはマーキングのために行うのですが、自分の縄張りを広げようとする本能なので、家の中が大変なことになる可能性があります。
去勢後もスプレーをする子も稀にいるそうですが、大抵は仕草だけで、スプレーのようなオシッコはしません。
費用は病院によって変わることもありますが目安としては下記の通りです。
去勢手術 | 1万円~3万円 |
避妊手術 | 2万円~5万円 |
また去勢・避妊手術後は成猫用フードに切り替えましょう。
手術後はホルモンバランスが変化します。基礎代謝が落ちて太りやすくなります。子猫用フードのままではカロリー過多になり、肥満になってしまいます。
またできるだけ、運動量が減らないようにしましょう。キャットタワーなどの高低差がある場所の確保や、一緒に遊んであげる時間を増やすなども大切になってきます。
まとめ
猫と人間の換算方法と子猫時代の成長に必要なことを紹介しました。
子猫の成長スピードは早いのでその中で、馴らしておきたい習慣などあるので参考にしてみてください。
その一助になれば幸いです。良い出会いを。。。
参考文献:「しあわせ子猫の育て方BOOK」/EIWA MOOK
コメント