ニャンコ部「猫の好きな場所の秘密を探ります。」

ニャンnoコト




 

 

猫の好きな場所はいくつかあります。

おうちの中に猫の好きな場所を増やしてあげましょう。

そうすることで、愛猫が安心でき、あなたとのパートナーシップへと繋がります。

 

では具体的にどんな場所か探ってみましょう。

 

高いところが好き

 

とにかく安心できる

猫は高いところにいる方が強気の気分でいられる性質があります。強気の気分とは、「怖くない」と思えることで、「安心」に繋がるからです。高いと、広い範囲を見渡すことができ、それも安心に繋がります。

ただし、猫は登るのは得意ですが、降りるのは下手です。これは猫の爪が降りるには不都合な造りをしています。猫がもともと住んでいた場所はアフリカでした、まっすぐに広がる場所で、高い木がありませんでした。

登って降りられなくなるのは、まっすぐな針葉樹や電信柱のある国ならではということなのです。

 

 

座布団やクッションが好き

 

快適な場所に乗ることがインプットされています。

猫は快適な寝床を探す天才と言えます。夏は涼しい場所、冬は暖かい場所を見事に探し出して、寝ています。加えて「何かの上に乗る」のが大好きです。

座布団、クッション、丸めた洗濯物の上、積み重ねた新聞上、果ては床に置いたお菓子の箱の上に乗って、満足そうな顔をしています。あなたのおうちでも色々な場所へ乗っていませんか?

これらの習性は野生時代に枯れ葉や切り株の上が土の上よりも暖かく、快適だったのでしょう。猫の頭には「何かの上に乗る」ことが強くインプットされているのです。

逆に体の上に何かをかけるのを嫌がる猫がいます。ですが、「布団をかけて寝る」ではなく「潜り込める穴」の様に布団を開けてやると、あなたが寝る時にベットに入ってきてくれます。

 

袋や箱が好き

 

隠れられそうな場所を点検する

紙類、ビニール袋、戸棚の隙間、どんなところでも、潜りこめそうなら、潜ってみないと気が済まない習性があります。これは野生時代の猫にとって、木の洞や茂みのくぼみが最も、安心できる隠れ場所だったからです。

自然界で暮らす猫は、いつ何時敵に襲われるかわかりません。そのため、いつでも隠れられる様に、色々な場所を隠れ場所として、キープしておく必要があったということです。

潜りこめそうな場所を見つけると「どんな具合かな?」と潜り込んで点検をして、安全で快適となると、「隠れ場所リスト」に加えてゆくのです。

今でもその手の場所を見つけると、確認する癖が出てしまい、箱や紙袋など潜り込んだり、潜り込もうとしたりするのです。

 

 

子猫の時代の寝床が好き

 

変だなと思いつつも入ってしまうのです

自分のサイズを全く認識していない結果です。「昨日寝ていた場所で今日も寝る」ということを繰り返してゆくと、成長に従っていつか入れなくなるわけですが、猫は自分が大きくなっていることに気がついていません。

だから入れない訳がないと考えるのでしょう。また、猫の体はアクロマティックな態勢も平気です。「変だな?」と思いつつも、無理な姿勢で眠ってしまうので、ますます寝床と自分のサイズの関係に気がつかないのでしょう。

どう見ても楽な態勢でない寝姿などを見せられると萌キュンですね。

 

 

安心する場所の確保としての番外編

 

家具や人の足にスリスリするのはなんのため?

主に匂いつけです。猫の頬、首の後ろ、あご、口の周りには、匂いを出す腺があります。そこを擦り付けて、匂いをつけています。この匂いは人間にはわかりません。

猫は安心できる場所にいるときにスリスリをします。この匂いは「安心する場所」の匂いでもあります。いつも擦り付けることで、「安心する場所」であり続けます。安心する場所は猫にとって縄張りという訳です。

かといって、匂いを付けようとしての行動ではありません。なんとなくむず痒くなってスリスリして気持ちよくなる、そしてそこには安心する匂いがある。という具合です。

足にスリスリされると「自分のものだ」という行為、という見解もあります。また人が手で掻いてやっても、気持ち良さそうにするので、特にそんな主張的な意味合いはない、という説と考え方が分かれます。

ですが愛猫からスリスリされると嬉しいものです。

 

 

 

窓の外を眺めているのは縄張りのパトロール?

猫は縄張りを作ってくらす動物です。自分の縄張りから出たいとは思いません。室内飼いの猫の場合は、家の中が自分の縄張りとなります。人間的発想で、「外の世界への憧れがあって、窓の外を見ているのかしら?」と思わなくてもいいのです。

安全で、快適な家の中が縄張りなので、出たいとは思っていません。窓の外を見るのは、縄張りを見張っているのです、いわば「パトロール警戒中」です。ですから、家の中をいかに快適空間で、安心した場所とするかは、あなたにかかっているのです。

 

 

ここで縄張りについて。

猫にとって「縄張り」は十分な獲物と安全な隠れ場所を確保するためのスペースです。つまり、生きるために必要なものが揃った場所です。安全と食糧が揃っていれば狭くても満足できます。

ですが、安全な室内でも、縄張りのチェックは欠かしません。帰宅した時など匂いを嗅がれた経験はありませんか?これは飼い主がつけてきた匂いをチェックしているのです。

 

 

まとめ

 

猫が好きな場所についてまとめました。

猫の習性などによって好む場所を「好きな」と呼んでいますが、安全で快適に過ごせる場所が猫には大切です。というお話でした。

お部屋やおうちに安全な場所をいくつか作ってあげて、「今日はここの気分」という気まぐれさも見られる様にしてあげてください。

キャットタワーなど難しい場合、タンスなどの上を利用して、スノコなどで工夫し、猫用ベッドなど置いてあげるのも喜びます。

 

良い関係を築けます様に。。。

小さな命を大切にしてあげてください。

 

猫部屋へようこそ
ニャンコ部のページをまとめました。猫の基礎知識や、愛情診断などのテストを紹介しています。楽しみながら猫のことを知って、愛してください。

 

 

 

参考文献:「うちの猫の気持ちがわかる本」/学研

 

 

 

 

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