🌟「いて座」にある「M21-散開星団」を見てみましょう。
今回の散開星団は6.5等星です。星のよく見える場所でなら、なんとか肉眼でも
確認できるでしょうか。ですが、すぐ近くにある「M20三裂星雲」の赤い模様
が、望遠鏡などでは同じ視界に入るので、一緒に探すのがオススメです。
「いて座」は夏の星座です、夏休みに星が綺麗に見える場所へお出かけして、
ぜひ探してください。
見つけ方
🌟「いて座」にありますが、「へびつかい座」との間の天の川にあるので、
両方の星座を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「いて座」が確認できたら、柄杓型の南斗六星の柄杓の部分の真ん中のλ星を
見つけてください。
次に、「へび座」の尾部にあるξ星を探しましょう。「へび座」のξ星は、
「へびつかい座」の2等星サビクから、「へび座」に続くジグザクに伸びた尾部で
2つ目の4等星です。
「いて座」のλ星と「へび座」のξ星を結んだ線を5等分して、「いて座」のλ星
から5分の2、「へび座」のξ星から5分の3のあたりにM21はあります。
探してみてください。
M20もM21も6~7等星という暗い天体です、星のよく見える場所でも、望遠鏡、
もしくは双眼鏡を使って探すことをオススメします。
夏の星団ウォッチングのススメ
夏の星座である「いて座」のある星雲を星の綺麗な場所で観察して見るのも
楽しいことです。銀河の中心部を向いているおかげで、星団が集まっているので、
いくつ見つけられるか、挑戦してみましょう。
(C)NASA/M20/M21/M8
淡い天体を見るコツ
淡い天体は、天文写真では色鮮やかに写っていますが、肉眼ではそうはいきま
せん。まず、星が綺麗に見える場所にいかなくてはいけませんね。
それをクリアして、次には、「目を暗闇に慣らす」ことをします。30分ほど
かけ、暗い場所で待機しましょう。暗い天体を見る時には、瞳孔が開く方がよく
見えるのです。
そして、天体を見る時には、目を凝らすのではなく、視野の端の方を見る感じで
見てください。というのも、暗い光を感じる細胞は、網膜の中心部ではなく、
周辺部に多いからです。
試してみてください。
いて座にあるこのほかの天体
「いて座」この他にも、特徴のある天体があり、まとめたページがある
ので、そちらも合わせてご覧ください。
https://marchof-gabriel.com/5666.html
基本情報
基本情報
M21-散開星団 | |
番号 | M21/NGC6531 |
赤経 | 18h04.7m |
赤緯 | -22°30′ |
等級 | 6.5等 |
距離 | 4350光年 |
星座 | いて座 |
種類 | 散開星団 |
🌟今回のM21の単独な画像が探せなかったので、近くの天体と一緒の画像に
なりました。後に見つけたら更新します。
また、お心当たりの方はご連絡ください。
まとめ
🌟「M21-散開星団」について紹介しました。
「いて座」と「へび座」との間の天の川にあります。この辺りは星雲や星団の宝庫
で、名前がつくほどの星雲はすぐに見つかりますが、そのすぐ近くの星団は見逃し
がちなので、探すのを挑戦してみてください。
夏の星座ですので、夏休みに星の綺麗な場所へ出かけてぜひ探して見ましょう。
観望会などでは、いて座のその他の天体なども紹介してくれるはず
ですので、尋ねてみてください。
良い観望でありますように。。。
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