キャットフードについてや、栄養について、などをまとめましたが、
具体的な与え方もまとめてみます。
1日に必要なカロリー
人間でも、太りやすい人と痩せている人がいるように、猫にも個体差があり、1日に必要なカロリーは異なります。さらに、室内飼いの多いこの頃では、運動で消費できるカロリーが少ないとして、摂取カロリーは控えめの方が良いでしょう。
愛猫ちゃんに必要なカロリーを知る手段としては、キャットフードのパッケージにある、給餌量表を目安にするのが手っ取り早いですね。または、掛かりつけの動物病院へ行くなどして、獣医師に相談するのも一つです。
どちらも食事量と摂取カロリーを把握して、毎日体重を測ることによって、いまの摂取カロリーと食事量で問題がないかを判断することができます。
ゴハンの量は計量しましょう。
猫のご飯は、毎日決められた量を測る習慣をつけましょう。測って与えていると、食欲が落ちている時にも、早く気がつけます。
目分量で与えていると、ゴハンの与えすぎで、肥満になったり、逆に栄養不足になったりします。
特に気をつけたいのが、避妊・去勢をした猫は食欲が旺盛になり、出されたフードは出された分食べてしまうこともあるため、飼い主のあなたがコントロールする必要があります。
猫の適量は、猫によって異なります。また、成長期と安定期、老猫期など、ライフステージによって変わってきます。
おやつはあげてもいいの?
さて、ここで気になるのが、「おやつ」の存在です。先に言っておきますが、基本的に猫に「おやつ」は必要ではありません。
ですが、コミニュケーションのためにあげたい気持ちも良くわかります。そんな時にはどのくらいが適量かを覚えておくのがいいかと思います。
1日に必要なカロリーの10%以下
おやつの量は、1日に必要なカロリーの10%以下に抑えましょう。おやつで満たされてしまうと、主食を食べないなどの弊害になるので、栄養バランスが崩れるのは本意ではないはずです。また、おやつの与えすぎは肥満の元にもなります。
安全な食材を選びましょう
猫用に加工されたおやつを選んで与えましょう。少しでも、人間の食べるものは害になってします場合があります、気をつけましょう。
猫用おやつ | 猫用おやつは猫の体に負担がかからないように塩分や添加物を控えめして作られています。信頼できるメーカーのものを選んで、少量与えるのはOKです。また最近ではステインケア(歯磨き効果のあるもの)もあって、口内環境も整える効果が期待できます。 |
茹でた肉 | 脂肪分の少ない鶏のささみを茹でたものは少量なら与えて大丈夫です。生肉は寄生虫や細菌がいる可能性があり、嘔吐や下痢の原因になるので、避けましょう。人間用の生肉を少量なら与えても大丈夫でしょう。それ以外はしっかりと火を通しましょう。 |
プレーンヨーグルト | 砂糖の入っていないプレーンヨーグルトは、健康な猫であれば、少量だけなら大丈夫です。乳製品にはタンパク質やカルシウム、リンなどが豊富に含まれているので、尿石症の経験のある猫には与えないように気をつけてください。 |
よく噛まずに食べているのは大丈夫?
大丈夫なのです。猫は奥歯で噛みちぎり、そのまま丸飲みします。猫があくびをする時に、歯を観察してみましょう。咀嚼しそうな歯がないことが見て取れるでしょう。
人間の奥歯と役割が違って、裂肉歯と言われる歯があります。肉は植物よりも消化が良いため、肉を食べる動物は咀嚼する必要がありません。それよりも他の動物に取られないために、短時間で食べ終わる方が大切なのです。
お皿からフードを出して食べるのはどうして?
猫は狩をしていた動物なので、獲物を横取りされないように、安全な場所へ運んで食べることをしていました。キャットフードは小さいので、運んでということはないのでしょうが、ささみなどの茹でた肉など与える時には、少し小さめにして、与えると良いでしょう。
また、安全でないという意味で、場所が気に入らないこともあります。持っていく場所を食事場所とするのも一つです。
これらとは違って、食べ散らかす場合は、食器が食べにくい可能性があります。少し大きめの器に変えるか、すり鉢状の形をした食器もオススメです。
2匹でお互いのフードを食べたがるのはどうして?
「相手と自分のフードも食べたい」という気持ちの表れで、お互い相手の猫に競争心があると考えられます。ですが、相手のフードを食べていると、自分のフードを取られてしますので、結果的に、自分と相手のお皿をぐるぐると行ったり来たり。。。ということになったりします。
まとめ
愛猫のゴハンの与え方についてまとめました。
正しい必要量を覚えて、健康優良猫を目指しましょう。ぽっちゃりさんも可愛いの
ですが、体に負担がかかると辛いのは愛猫ちゃんなので、気をつけられるのなら、
飼い主のあなたが気をつけてあげましょう。
大事にしてあげてください。
参考文献:「うちの猫の気持ちがわかる本」/学研
「かわいい猫と暮らす本」/学研
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