金とダイヤモンドの成分は何かご存知ですか?
どちらも炭素が主成分です・
🌟炭素そのものは、星の中で、核融合反応に合成されたものです。
そうしてできた、炭素は、星が死んだ後に、塵ややガスとして、
宇宙に放出されて、地球ができる頃に近くを漂っていたものが、
取り込まれたというわけです。
取り込まれたものが全て金やダイヤに?
🌟取り込まれた炭素は、一部は我々のような生物の形になりました。
生命のような複雑な分子になった炭素は、
ある条件のもとで、化石になりました。
やがて、地下で石油となったのです。
🌟ダイヤになる炭素は、地球深部に取り込まれたままでした。
それらが、地下100キロの深さで圧縮されて固まったものです。
そのため、地球の地下には、たくさんのダイヤモンドが眠っています。
🌟しかし、地下を100キロ掘るのはとても大変なことなので、
地下のマグマと共に、地上に押し上げられてきたダイヤモンドを、
冷えて固まった火成岩の中から取り出すことしかできません。
🌟ダイヤモンドは、炭と同じ炭素からできています、熱に弱く、
高温で炙るとたちまち燃えてしまします。
では、金はどうでしょうか。
🌟金はダイヤモンドと違って、星の中では合成することはできません。
核融合で作り出せるのは鉄まで、なのです。
🌟金を含めて、それよりも重い貴金属などの原子は、
太陽よりも重い星が死ぬ時に起こした大爆発、超新星爆発の時にしか
作られません。
金同様に、プラチナや銀などは、超新星爆発でできたものです。
🌟この爆発で、広がったガスや塵の中に含まれていた金が、
やはり、地球ができる時に近くを漂っていたのもが取り込まれて、
混ざったというわけです。
🌟大爆発でできただけのことはあって、金はとても変質しにくく、
強い物質です。
🌟薄い膜にしても、変質することがないので、金箔として重宝されていますね。
さらに、化学変化も起こしにくいので、
例えば、高熱を加えて蒸発させても、冷ませばまた金に戻ります。
そのため、古くから、通過としての価値として多用されていたのです。
もともと、水素やヘリウムしかなかった宇宙に、星が生まれて、
死んでゆくことで、実にいろいろな物質ができていったわけです。
我々の体も、貴重とされる鉱物や金も、星が作ったものなのですね。
こぼれ話ですが、
🌟地球にある金は、どのくらいあるのかよく議論になりますが、
🌟地中だけでなく、実は海の水にも金が、含まれているのを
ご存知でしょうか?
薄い濃度ではあるものの、地球の海水量から算出すると、
約50億トンにも相当する量が含まれています。
しかし、残念ながら、海水から金を精製する技術がまだありません。
日本の技術ならなんとかなりそうな気もするのですが、
今はできないそうです。
まとめ
🌟炭素が主成分の「金」と「ダイヤモンド」。
星の中で、核融合反応に合成されたものが「ダイヤモンド」です。
🌟「金」は、太陽よりも重い星が死ぬ時に起こした大爆発、
超新星爆発の時にしか作られません。
🌟成り立ちは違いますが、それぞれ星が作った問いっても
いいのではないでしょうか。。。
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