太陽フレアのニュースはもういろいろなところで耳にしていますが、
衛生や通信に関する影響の話はいろいろな方にお任せして、
とい観点で話を進めていきます。
お時間のある方よかったらどうぞ。。。
まず最初は、
今回の現象のおさらいです。
今回2回大きなものが観測されています。
規模は1番目がX2.2で、2番目がX9.3に分類されます。
これは現在の太陽サイクルが2008年12月に始まって以来X9.3が
最大となります。
太陽の周期は約11年ですので、サイクルの終わりの方で、
この時期の規模としては珍しく大きいフレアです。
このため、強力な放射光なので、GPSや通信信号が流れる層を乱す
可能性が十分にあるので、
気をつけよう、という話です。
もっと気になる方は、宇宙天気予報センターへ
(C)NASA
さて、私どもの主役は「オーロラ」です。
そもそもオーロラとは
🌟オーロラは地球の大気中で起こる発光現象です。
大気と言っても、上空80~500kmほどの高層で起きる現象です、
また、発光そのものが弱いので、夜にしか見えません。
🌟オーロラの発光は、太陽から放出された「高エネルギー粒子」が
地球の磁場の隙間から入り込んで、南北両極域の地球大気に
ぶつかって起きます。
🌟色々な「色」み見えるのは、現象が起こる層にある、
大気中の酸素や窒素、ナトリウムなどの元素が色を出して、
光の形でエネルギーを放出しているのです。
(C)NASA
🌟オーロラの形は多くの縦長い光線でできています、
そのため、布の折り畳みでできたカーテンのように見えるのです。
🌟通常のオーロラは夕方に水平線から水平線まで伸びるように、
弧を描き、夜から真夜中近くに弧がねじれて揺れ始め、
風に揺れるカーテンのように見えます。
その後、急速に移動して、非常に明るくなりピークを迎えます。
早朝にはオーロラの形が雲のような外観をとって、
点滅を繰り返し、太陽が昇ると消えてゆきます。
(C)NASA
🌟今回のような大きな太陽フレアが爆発すると、
宇宙の天気活動が増え、その影響で、オーロラも赤道に向かって
広がって行きます。
どこまでどの方角へ広がるか、はわかりません。
🌟このように赤道へ向かって広がる「中緯度オーロラ」と
呼ばれています。
これは、酸素の赤い色をしたオーロラが、太陽活動が活発な頃、
見られる事があり、昔から古文書には「赤気」として
記録されています。
(C)NASA
🌟実は日本でも1989年に出現したオーロラは、
カーテン状ほどではありませんが、北海道陸別町などで
観測されています。
あまりの空の色に山火事と間違えて消防車が出動した話は、
有名ですね。
🌟今では陸別町にある「銀河の森天文台」がオーロラの観測なども
行っているそうです。
とってもわかりやすいです。オーロラ研究です。
(C)NASA / Goddard / SDO
今回のオーロラは?
🌟南極観測所ではもうすでに観測されています。
8日午前中に国立極地研修所が南極の昭和基地で撮影したそうです。
🌟満月の明るさに負けないくらいのオーロラのが輝きで、
普段は見られない紫色のオーロラも観測できたようです。
映像みたいですね!!
公開されたら随時更新してゆきます。
磁気嵐の影響が強く現れているそうなので、
北海道は見れるんじゃないかと、思っています。
こちらも何かあれば随時更新してゆきます。
南極・北極科学館ではオーロラシアターがあります。
興味のある方は是非。
南極
(C)宇宙天気予報センター
北極
(C)宇宙天気予報センター
まとめ
太陽フレアの影響によって、オーロラの出現が予想されます。
南極・北極は当たり前ですが、
「中緯度オーロラ」も期待できるので、それを楽しみに待ちたいと、
まずオーロラについて、紹介しました。
日本でも北海道あたりですが、
観測できる事を願っています。
美しいオーロラの映像が撮れる事を祈って。。。
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