星コラム「太陽フレアでオーロラが日本で見える?」

星コラム




 

太陽フレアのニュースはもういろいろなところで耳にしていますが、

衛生や通信に関する影響の話はいろいろな方にお任せして、

 

「日本でオーロラが見えるの?見えないの?」

とい観点で話を進めていきます。

お時間のある方よかったらどうぞ。。。

 

まず最初は、

今回の現象のおさらいです。

11年ぶり、最強クラスの太陽フレアが発生
日本時間9月6日、大規模な太陽フレアが2度にわたり発生した。とくに21時ごろのフレアは11年ぶりとなる最強クラスのフレアで、この現象に伴う太陽風の乱れが8日の夜ごろ地球に到来すると予測されている。

 

 

今回2回大きなものが観測されています。

規模は1番目がX2.2で、2番目がX9.3に分類されます。

 

これは現在の太陽サイクルが2008年12月に始まって以来X9.3が

最大となります。

太陽の周期は約11年ですので、サイクルの終わりの方で、

この時期の規模としては珍しく大きいフレアです。

 

このため、強力な放射光なので、GPSや通信信号が流れる層を乱す

可能性が十分にあるので、

 

気をつけよう、という話です。

 

もっと気になる方は、宇宙天気予報センターへ

Homepage | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center

 

 

予報 | 宇宙天気予報
最新の宇宙天気情報と今後の予報および警報情報を配信するサイトです。国立研究開発法人情報通信研究機構

 

 

 

 

(C)NASA

 

さて、私どもの主役は「オーロラ」です。

 

そもそもオーロラとは

 

🌟オーロラは地球の大気中で起こる発光現象です。

 

大気と言っても、上空80~500kmほどの高層で起きる現象です、

また、発光そのものが弱いので、夜にしか見えません。

 

🌟オーロラの発光は、太陽から放出された「高エネルギー粒子」が

地球の磁場の隙間から入り込んで、南北両極域の地球大気に

ぶつかって起きます。

 

🌟色々な「色」み見えるのは、現象が起こる層にある、

大気中の酸素や窒素、ナトリウムなどの元素が色を出して、

光の形でエネルギーを放出しているのです。

 

 

(C)NASA

🌟オーロラの形は多くの縦長い光線でできています、

そのため、布の折り畳みでできたカーテンのように見えるのです。

 

🌟通常のオーロラは夕方に水平線から水平線まで伸びるように、

弧を描き、夜から真夜中近くに弧がねじれて揺れ始め、

風に揺れるカーテンのように見えます。

その後、急速に移動して、非常に明るくなりピークを迎えます。

早朝にはオーロラの形が雲のような外観をとって、

点滅を繰り返し、太陽が昇ると消えてゆきます。

 

 

(C)NASA

 

🌟今回のような大きな太陽フレアが爆発すると、

宇宙の天気活動が増え、その影響で、オーロラも赤道に向かって

広がって行きます。

どこまでどの方角へ広がるか、はわかりません。

 

🌟このように赤道へ向かって広がる「中緯度オーロラ」と

呼ばれています。

これは、酸素の赤い色をしたオーロラが、太陽活動が活発な頃、

見られる事があり、昔から古文書には「赤気」として

記録されています。

 

 

(C)NASA

 

🌟実は日本でも1989年に出現したオーロラは、

カーテン状ほどではありませんが、北海道陸別町などで

観測されています。

 

あまりの空の色に山火事と間違えて消防車が出動した話は、

有名ですね。

 

🌟今では陸別町にある「銀河の森天文台」がオーロラの観測なども

行っているそうです。

銀河の森天文台
日本最大級の大型望遠鏡で天体観望会を開催しています。晴れていれば昼間も星を見ることができます。

 

http://stdb2.stelab.nagoya-u.ac.jp/member/shiokawa/aurora_kaisetu.htm

 

 

とってもわかりやすいです。オーロラ研究です。

http://polaris.nipr.ac.jp/~aurora/aboutAurora/aboutAurora_frame.html

 

 

 

(C)NASA / Goddard / SDO

 

今回のオーロラは?

 

🌟南極観測所ではもうすでに観測されています。

8日午前中に国立極地研修所が南極の昭和基地で撮影したそうです。

 

🌟満月の明るさに負けないくらいのオーロラのが輝きで、

普段は見られない紫色のオーロラも観測できたようです。

 

映像みたいですね!!

 

公開されたら随時更新してゆきます。

 

磁気嵐の影響が強く現れているそうなので、

北海道は見れるんじゃないかと、思っています。

 

こちらも何かあれば随時更新してゆきます。

 

 

国立極地研究所
南極圏と北極圏に観測基地を擁し、極域での観測を基盤に総合研究を進める大学共同利用機関です。
南極観測|国立極地研究所

 

南極・北極科学館ではオーロラシアターがあります。

国立極地研究所 南極・北極科学館
国立極地研究所の広報展示施設です。

興味のある方は是非。

 

 

南極

(C)宇宙天気予報センター

 

北極

(C)宇宙天気予報センター

 

 

まとめ

 

太陽フレアの影響によって、オーロラの出現が予想されます。

南極・北極は当たり前ですが、

 

「中緯度オーロラ」も期待できるので、それを楽しみに待ちたいと、

まずオーロラについて、紹介しました。

 

日本でも北海道あたりですが、

観測できる事を願っています。

 

美しいオーロラの映像が撮れる事を祈って。。。

 

 

参考文献・サイト一覧
星のコトワリを掲載するにあたっての参考文献・参考サイトを一覧にまとめました。サイトの記事の作成のために参考しています。

 

 

 

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