ニャンコ部「ノミの駆除のアレコレ」

ニャンnoコト




 

初夏から秋口まで、猫と暮らしてゆく中で、避けて通れない問題が

「ノミの駆除」問題ではないでしょうか。

 

専門書と私の経験則を交えてまとめて見ました。

 

まずは敵を知らねば、です。

ノミの生態

 

ノミがなぜ猫につくのか、

猫の吐く息の二酸化炭素に反応して、体に飛び移ります。

 

そしてそのまま、猫の皮膚や毛に卵を産み付けます。

この卵が凄いんです。

 

なんと1匹のノミが一生の間に産む卵の数は数百個!!

 

その卵は、猫の体から落ちて、カーペットや畳の中で育ってしまいます。

その期間は、産卵から2日〜20日で幼虫になります。

 

幼虫は小さな有機物をエサに成長してゆきます。

やがて、幼虫からサナギへなるのですが、その間、3回脱皮します。

その期間は、環境によって違いますが、10日〜20日です。

 

さて、最終形態の成虫になってゆくのですが、サナギの期間は7日〜1年と幅が

広いのです。この幅は気温の違いと思いましょう。

 

 

ノミは何処からやってくる?

 

基本的には外からやってきます。

 

では、室内飼いの猫ちゃんは大丈夫なのでは?そう思いますが、リスクは低いです

が、寄生されないとは言い切れません。

 

というのも、庭付きのお家なら網戸越しでも飛び移るということもありえます。

あとは、飼い主のあなたが運び屋をしてしまう、こともあるのです。

ノラちゃんとの触れ合いが好きな方は、要注意です。

 

都会とか、マンションでなら、あまりノミに悩まされることも少ないでしょうね。

 

ノミ対策、駆除がなぜ大切か

 

いくつかあります。

 

まずは、ノミに噛まれたことのある方は、ご存知でしょう。

とにかく痒い!!

 

蚊と比べると、蚊は刺されて30分くらいは痒さがあるかと思いますが、ノミは

1〜2週間は続きます。※ムヒを塗らない場合です。

 

そして、1年中活動期になる可能性を、現代の住宅は持っています。

密閉度と暖房効果などで、大量発生の危険性をはらんでいます。

 

また、アレルギー反応を起こすかたも中にはいますね、

しかも、ノミには内部寄生虫である条虫を媒介します。

 

これは放っておけないでしょう。

 

ノミは耐え忍ぶ

 

ノミの卵もサナギも、乾燥や低温、高温に非常に強いのです。そう簡単に死なない

丈夫さが備わっています。

 

厄介ですね。

 

生きるための条件が揃わなければ、じっと耐えて時を待ちます。

何処かの戦国武将ですね。

 

条件が揃った時に、卵から幼虫になったり、サナギから成虫になったりします。

ノミの餌は小さな有機物です、人間や猫が日々生活の中で落とす皮膚片などです。

 

飼い猫ちゃんの体に1匹でも見つけたら、家の中に卵やサナギが常にいると考えて

おきましょう。

 

 

どうやって駆除するの?

 

本題ですね。

 

まずは、猫ちゃんにノミ駆除のお薬を使います。

この薬は動物病院で取り扱っているものをお勧めします。

 

効き目が、市販のものよりもいいです。

1個1000円程度です。種類によりますが、ノミには2ヶ月程効くとものが一般的で

はないでしょうか。

 

掛かりつけの獣医さんにお尋ねください。

中にはノミの寄生虫も駆除してくれるものもあるので、相談してみましょう。

 

頭の後ろあたりに、滴下するタイプを処方してくれるでしょう、これが効いてる

と、成虫のノミの死骸で見つかったりします。

 

さて、猫ちゃんにノミブロックがひとまず済めば、次に欠かせないのが、

掃除です。

 

部屋の掃除はこまめに、定期的にしましょう。

掃除機で吸い取れば卵もサナギも一掃できます。

 

ひとまずこの2つをすればかなりの確率で、駆除できます。

 

さてここからは室内飼いでない猫ちゃん向けです。

 

イレギュラーな対処

 

外へ行き来している猫ちゃんは、駆除薬をしていても、付いちゃうノミもいます。

薬のきれかけの時期や、シーズン初めの油断した時など、など。。。

 

友人宅の猫は、外へ通じる窓を猫幅開けて出入り自由にしているので、定期的に

ブラッシングで、ノミ取りをしています。

 

見つけて取る作業をしているそうです、もちろん薬もしています。

そんな時は洗面器に、食器洗い洗剤を数滴垂らした、水を張って、その中へとりな

がら入れるとすぐ死んじゃいます。

 

取り逃したのも、そのうち現れる時に逃さず捕まえるしかないです。

 

 

捕まえた時は

 

捕まえた時に注意したいのが、ノミは潰すのは厳禁です。

卵が飛び散る可能性があるので、そうすると、また数日後にノミが発生します。

 

処理の仕方は、指でつまんで、セロテープなどで、挟んでしまいましょう。

去年までは私はこの方法でした。

 

ですが、セロテープで挟もうとした時に逃げてしまうこともあるので、

気をつけましょう。

 

今年は、水の洗剤にしてます。

意外と楽ですが、濃度が薄いと逃げてしまうこともあるので、気をつけましょう。

 

予防には

 

お部屋の中での予防は、効いているかどうかわからないのですが、

やっていないともっとかも?と思ってしていることを紹介します。

 

まずは、見つけたら取るということは忘れずに、敷物系にはやはり、スプレーの

駆除剤を使います。

 

ハーブやソープの香りで爽やかです。ただハーブは猫ちゃんが苦手なこともあるの

で、使いすぎに注意です。

 

以外といいな、と思っているのが、電気式の虫除け剤です。蚊とかに使うやつで

す。つけてるといつの間にかいなくなります。

 

 

番外編

 

なぜこんなに、ノミに悩まされるかというと、外猫ちゃんがいるのです。

倉庫を寝床にしているのですが、倉庫の掃除があまりできないので、シーズン中は

かなりいます。

 

外猫ちゃんにも薬を処方してもらっていますが、追いついてない感じです。

そこで、ホイホイ系も考えたのですが、今年はまだ試していません。

 

ホイホイと同じような効果があるのが、洗面器に水を張って置いておく。

というのが、なんだか取れています。

 

倉庫の水飲み用で置いておいた、洗面器の中に結構入っています。たまたま飛んだ

先に洗面器があった、というだけなんでしょうが、水を変える時に食器洗い洗剤を

数滴落として駆除します。

 

試す時には、間違っても洗剤を先に入れないように、猫ちゃんが間違って飲んだ

ら、大変です。

 

かまれた時には

 

我慢せずに、ムヒ塗ってください。

かなり痒いです。

 

まとめ

 

ノミの駆除についてまとめました。

 

夏場はどうしても活動が活発になって、しかも強めのやつが出てきます。

早めのお薬の滴下をお勧めします。

 

いつまでも仲良く、大事にしてください。

 

猫部屋へようこそ
ニャンコ部のページをまとめました。猫の基礎知識や、愛情診断などのテストを紹介しています。楽しみながら猫のことを知って、愛してください。

 

参考文献:猫を長生きさせる50の秘訣/加藤由子著

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました