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星コラム「惑星の新しい定義について」

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🌟太陽系の惑星は、水星から海王星までの8個です。「太陽系惑星」の定義が

定められたのは2006年で、実はこの時、定められたのが、定義としては初めて

でした。

その内容を少しまとめてみました。

惑星の定義

国際天文連合が定めた惑星の定義(国立天文台による訳文に基づく)

国際天文学連合はここに、我々の耐油系に属する惑星およびその他の天体に対して、衛星を除き、以下の3つを明確な種別を定義する:
太陽系の惑星(注1)とは、 (a)太陽の周りを周り、

(b)十分な大きな質量を持つもので、自己重力が固定に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し、

(c)その軌道の近くでは他の天体を掃き散らしてしまいそれだけが際立って目立つようになった天体である。

太陽系の準惑星とは、 (a)太陽の周りを周り、

(b)十分な大きな質量を持つもので、自己重力が固定に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し、(注2)

(c)その軌道の近くでは他の天体を掃き散らしていない天体であり、

(d)衛星でない天体である。

太陽の周りを公転する、衛星を除く、上記以外の他の全ての天体(注3)は、太陽系内小天体と総称する。
注1:惑星とは、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、の8つである。

注2:基準ギリギリの所にある天体を準惑星と、するか他の特別にするかを決める国際天文連合の手続きが、今後制定されることになる。

注3:これらの天体は、小惑星、ほとんどの太陽系外縁天体、彗星、他の小天体を含む。

冥王星についての決議

国際天文学連合はさらに以下の決議をする:

冥王星は上記の定義によって、準惑星であり、太陽系外縁天体の新しい種族の典型例として認識する。

引用文献:Newton 「最新太陽系大図鑑」/株ニュートンプレス

惑星の定義づけの理由

宇宙の研究が進んでいっている現代で、太陽系惑星の定義は意外かもしれません

が、暗黙の了解のようなぼんやりしたものでした。

20世紀を終わりを迎える頃、曖昧にできない事態がやってきました。それは

「冥王星」の存在です。

冥王星は、現在は準惑星となりましたが、この曖昧な惑星状態のなかで、太陽系の

第9番目の惑星としての地位にありました。

冥王星は1930年に、アメリカの天文学者クライド・トンボーが発見しました。

惑星の中では最果ての軌道を回って、太陽からは約59億kmも離れています。

あまりにも遠い天体で、あまり詳しい正確な情報がありません、しかも、「地球の

直径と同じくらいじゃね?」的な感じでした。

その後、観測技術の進歩と共に詳細なデータがわかってきます、地球の5分の1ほ

どしかない天体で、小さかったのね。。。では、見過ごせない発見が起こります。

1992年に、海王星よりも遠い場所で、小天体が見つかりました。この天体は直径

100kmほどでした。なら、まだ冥王星よりも20分の1以下ほど、まだ大丈夫でし

た。まだ大丈夫でしたが。。。

ここからが、冥王星の惑星降格への序章でした。

宇宙を探求する方々の勤勉なこと、海王星よりも遠い領域で続々と天体が発見され

たのです。中には問題の冥王星と同じくらいの天体もあります。「冥王星だけが惑

星の資格を持つもの」ではなくなったということです。

さらには「冥王星よりも大きな天体が、見つかるんじゃね?」みたいな空気に

なってきます。

そうなると、研究者の方々は、共通の定義が欲しくなるので、ここで、太陽系惑星

の定義がないことに気がつき、きちんとしたものの必要性が議論されます。

(気がついてはいたと思いますが、その必要性が曖昧な、ままでもよかったということです。)

当然ながら、いろんな意見があります、例えば、

「冥王星は惑星ではなく、太陽系外縁天体の仲間とするべきでは。」

「もし、冥王星よりも大きな太陽系外縁天体が見つかった場合、惑星よりも大きな

小天体が存在してしまう。」

または、

「冥王星に、惑星と太陽系外縁天体という二つ名を持つものとして置いておく。」

このような中、ついに冥王星惑星降格物語のクライマックスがやってきます。

2003年、冥王星よりも大きな太陽系外縁天体が発見されたのです。

冥王星の直径は2322km、発見された天体はエリスと名付けられ、

直径は2400km。。。この運命的な差の78kmを図れてしまった、技術の進歩です

ね。

このことで国際天文連合は「惑星定義委員会」を結成して、正式に惑星の定義を

決めることにしたのです。

(C)NASA

定義の原案

2006年8月16日に、惑星の定義についての原案が発表されました。その中には、

惑星は(1)太陽の周りを公転し、

(2)自分の重力でもって、球の形を取れるほど大きく、

(3)衛星ではない天体である。

と定義されていました。

そして、火星と木星の間に位置する小惑星帯の小惑星や、太陽系外縁天体のような

小天体であっても、惑星の定義の条件を満たしているものは、新たに惑星とみなす

ことが提案されました。

ただし、これらの天体には「準惑星」という呼び名を与え、水星から海王星までの

従来の惑星8個(古典的惑星)と呼び、区別しました。

この時準惑星に選ばれていた小天体は、冥王星、エリス(太陽系外縁天体)、ケレス

(小惑星)、カロン(この原案では冥王星の衛星ではなく、冥王星と二重惑星を成す天

体とみなされました)の4個で、8個の古典的惑星と合わせて、太陽系惑星が一気に

増やされることが提案されました。

太陽系準惑星の「冥王星」についてまとめました。惑星の時の印象がまだ残る世代なので、水金地火木土天冥海と、呟いてしまう時もあります。準惑星に分類されましたが、冥王星が確かにあることは、変わりありません。

改訂案と修正案

原案には賛否がありました。

特に、準惑星まで惑星にしてしまうところが、多くの賛成を得られなかったよう

です。これから先、準惑星が見つからないとも言えないので、数が増えすぎてしま

う懸念があったのです。

また、惑星と準惑星ではその成り立ちに、大きな隔たりがありました。惑星がいく

つもの微惑星の衝突の果ての完成形で、同じような天体が存在しない、のに対し、

準惑星は付近に同じような天体が存在しています。

この差は大きなもので、新たに3つ目の条件として

「その軌道付近で際立って、目立つ」という文言が追加され、

その上で、2006年8月24日に2種類の案が、採決にかけられました。

改定案と修正案です。

改訂案 冥王星を含む準惑星を惑星に含めない、惑星8個
修正案 改訂案をさらに修正して、準惑星を惑星に含める、惑星11個

採決の結果、75%の支持を得て、「改訂案」が可決されたのです。

惑星から外された冥王星

こうして、現在の8個の惑星の括りになって、冥王星が準惑星となりました。

これで、一連の冥王星惑星降格物語は終演です。

準惑星になってしまった冥王星ですが、太陽系外縁天体の典型例として、

「冥王星型天体」という新たな役割もえました。いわゆる名誉職ですね。

まとめ

惑星の新しい定義についてまとめました。

惑星と準惑星の曖昧さを無くしたのはよかったなと思いますが、冥王星が惑星で

なくなった時には少し寂しい気もしていました。

観測技術の進歩のなせる技なわけですが、これから先に同じように、新たな発見が

あると、またこの定義も改訂してゆくことに、なるのではないでしょうか。

参考になれば幸いです。

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