神話と伝説の天の川

「天の川」については世界各国で様々な伝説が伝わっています。

その多くは「川」や「道」の姿として語られています。

ギリシャ神話によれば、

「ミルクの道」とされており、内容はこのようになっています。

ヘラクレスは神々の王ゼウスとアルゴスの王女アルクメネーの間に生まれました。

大神ゼウスの妃である女神ヘラはとても嫉妬深かかったので

アルクメネーはその憎しみを恐れて生まれたばかりの子供を

城外の野原に捨ててしまいます。

大神ゼウスは女神アテナに命じて、女神ヘラを子供の捨てられた野原に

連れて行き、捨てられた子供に母乳を与えるように勧めます。

なにも知らされていない女神ヘラは哀れに思い、母乳を与えました。

この時、ヘラクレスがあまりに強く吸っていたので、

痛さのあまり女神ヘラはヘラクレスを放り出しました。

その時に女神ヘラの胸からほと走り出た母乳が天の川になりました。

そして、女神ヘラの母乳を吸ったヘラクレスは不死身の身体に

なったといいます。

その後に女神アテネはヘラクレスを母親のアルクメネーのもとへ

返し大切に育てるよう告げました。

もう一つの説は、

大神ゼウスが伝令の神ヘルメスに命じて、ヘラクレスを

オリンポスの神殿まで連れて来させて、眠っている女神ヘラの母乳を

ヘラクレスに吸わせます。

しかし、ヘラクレスが強く吸ったため女神ヘラは驚いて飛び起き、

赤ん坊を押しのけました。

この時にほとばしり出た母乳が天の川となったとも言われています。

一方、古代エジプトでは、

女神イシスが神セトに追われて逃げた時に、道にこぼした

麦の穂が天の川になったと伝えています。

また、ナイル川が天の川に続いていて、国を潤すナイルの水は

天からやってくると考え、天の川を「天のナイル川」

と呼んでいました。

同じようにバビロニア地方では「天のユーフラテス川」、

インドでは「天のガンジス川」と呼んでいました。

オーストラリアの先住民アボリジニの伝説でも、

天の川は天を流れる川でした。

天の川の中で明るく輝く星はそこに住む魚、小さな星々は

魚のエサだとする説と、

雨と雲の精霊ワラガンダが天に昇って天の川となったと

いう説が伝えられています。

ロシアでは天の川を鳥の道と呼んでいました。

ロシアにあるウラル山脈の南の谷に、毎年夏になると

たくさんのツルが渡ってきました。

ツルは夏の間にその谷で卵を産んで、子育てをします。

秋になると、生まれた子どもたちを伴なって、南の国へと帰っていきます。

ところが、

ある年、とても気候が悪く、ツルはなかなか南の国へ

帰っていくことができずにいました。

それでも、なんとか天候の良い日を選んで、南の国を目指し

飛び立ちました。

途中で激しい嵐に遭い、子どもたちは、群れから離れてしまい

方向も分からなくなり、力尽きて地上へ落ちていってしまうものも

いました。

それをみた親鳥は子どもたちに道を示すために、

自分の羽を抜いて天にまき散らしました。

すると、羽は星になり、輝き出しました。

子どもたちはこの星の道を辿り南の組へ無事たどり着きました。

のちに、この星の道は「鳥の道」とか「天の川」と

呼ばれるようになったといいます。

また、タイでは天の川のことを鳥ではなく「豚の道」と呼ぶそうです。

そのほか、世界各地で天の川は、「魂の通り道」、

「精霊の道」とも考えられていました。

天の川は亡くなった人の魂が天国へ至る道だという桃語りが

伝わっています。

世界各地で天に想いを馳せることは変わらないのでしょう。

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星のコトワリを掲載するにあたっての 参考文献・参考サイトを一覧にまとめました。 参考図書 ...

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