このページは秋の星座の神話「みずがめ座」です。
あなたの探している神話ですか?
もし、お探しの神話にたどり着けていない方はこちらをご覧ください。
「みずがめ座」は秋の宵に南の空に見頃を迎える、「秋の星座」の一つです。
星座図によると、水瓶を抱えた少年が、その瓶から水を注いでいる様子を映した
星座です。
ちなみにその水は「みなみのうお座」の口の部分へ流れこんでいます。
「みずがめ座」は全体的にくらい星の集まりなので、探す時には隣の
「みなみのうお座」の1等星である「フォーマルハウト」を目印に探す事を
お勧めします。
歴史的には古い時代から知られている星座の一つです。
「みずがめ座」の神話
神話の世界では、水を注ぐ少年を「ガニュメデス」と呼ばれ、このガニュメデス
は、トロイアの王子でした。
その姿は輝くばかりに美しい少年でありました。
そして、その美しさに目をつけたのが、神々の王ゼウスでした。
ギリシャの神々は、性に対して大らかでだったので、男神が若い少年を寵愛する
エピソードが、神話の中にはしばしば登場します。
「みずがめ座」の話もそうでありました。
始まりは
ゼウスとヘラの娘であるへべの結婚でした。
オリュンポスの山に住む神々の酒宴の給仕としてへべがお酌をしていました。
彼女がヘラクレスと結婚する事になり、神々の王ゼウスは代わりの者を探しに
人間界へと赴きます。
そして都市トロイアで輝くほどの美しい少年を見初めました、
それがガニュメデス王子でした。
ゼウスは、鷲の姿に変身してガニュメデスをさらい、神々の住まうオリュンポス
の山へと連れ去ってしまいました。
そこでのガニュメデスに与えられた仕事というのは、神々の飲み物である
ネクタルをゼウスにお酌する事でした。
ガニュメデスは神々に仕える仕事である事を知ると快諾します。
トロイアの国王は悲しんでいましたが、神々の役に立つならと諦めました。
ゼウスは、空を見上げればいつでも、ガニュメデスの姿が見られるように
ガニュメデスが水瓶を担ぐ姿を星座にしました。
これが「みずがめ座」です。
「みずがめ座」のそばを飛ぶ「わし座」は、ゼウスが変身した姿だとされて
います。
余談ですが、
この「鷲」にも諸説あります。
ゼウスが変身した姿というのは先に書きましたが、ゼウスの使いとも言われ、
地上の情報を集めたり、天界の情報を地上へ届けたりする存在であったようです。
また別の説では、
大神ゼウスが神々を軽んじる人類を絶滅させようと、大洪水を起こした時、
神々の寵愛を、受けていたため難を逃れた、人類の第2の祖先となった、
デウカリオンの姿だとも言われています。
神話は奥が深いですね。
「みずがめ座」の見つけ方
「みずがめ座」は秋の星座です。
夜空に輝く「みずがめ座」の見つけ方はこちらから、ご覧ください。
「みずがめ座」は黄道12星座でもあります。
この他の秋の星座の神話
この他の秋の星座神話はこちらからお探しください。
秋以外の星座はこちらから探せます。
まとめ
🌟「みずがめ座」の神話を紹介しました。
ギリシャ神話の神々は絶対的な権力を握っていたので、逆らえなかった
のでしょうね。
良い観望であります様に。。。。
コメント