このページは夏の星座の神話「や座」です。
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神話というにははっきりしたものがありません、というのも、「矢」にまつわる
お話ではなく、その持ち主のお話だからです。
しかも、この「矢」の持ち主には諸説あります。
愛の神エロス
一般的には、愛の神エロス(ローマのキューピッド)の持ち物と言われています。
エロスは軍神アレスと愛と美の女神アフロディーテの子です。
いつも弓と矢筒を携えていました。
エロスの矢には神通力があり、黄金の矢で射られると、神も人間も恋心を起こし、
鉛の矢で射られると、激しい恋も立ちどころに、冷めてしまったといいます。
エロスはこの矢を使って、オリンポスの神々を色々悩ませていました。
この説はよく利用されることがあり、物語でも劇中でも、人騒がせなキューピッド
が悪戯に矢を放ち、周りを混乱される。。。などです。
または、
英雄ヘラクレスが友人ケイローンを射抜いた「矢」であるというのもあります。
英雄ヘラクレス
これはいて座にも由来します。
というのも、ヘラクレスの矢で亡くなったのが、いて座のモチーフの人物、
ケイロンなのです。
ヘラクレスにもケイロンを殺すつもりも、理由もありませんでした。
所謂、事故の様な出来事で、誤って放った矢が、ケイロンに命中します。
ですが、この時のケイロンは不死身でした。
ケイロンがなぜ不死身かというと、時の神とニンフとのハーフで、神の力を
多く引き継いでいたためです。
普通なら矢が刺さったくらいでは死にません。
ですが、ヘラクレスの放った矢には、ヒドラの血でが塗られていました。
ヒドラの血は毒でできていたのです。
ケイロンは毒の犯されながら不死身のために死ねません。
苦しみだけが続きます。それを見かねた、ヘラクレスが大神ゼウスに頼み。
ケイロンの不死を解いてもらいます。
そして、死の国へ旅立ちました。
ですがケイロンはとても良い人でたくさんの人からも尊敬されていたので、
いて座になりました。
詳しくはいて座の神話をお読みください。
さらにもう一つは、
太陽と音楽の神アポロンが、サイクロプスを殺した矢とも言われています。
太陽と音楽の神アポロン
サイクロプスは、天空の神ウラノスと大地の女神ガイアの間に生まれた、
3人の一つ目巨人です。
3人共に城壁作りや、鍛治の技に優れていました、ですが父であるウラヌス神には
嫌われてい、なんと奈落の底のタンタロスに幽閉していました。
それを解放したのが、大神ゼウスでした、彼らは恩を感じて、大神ゼウスに雷を
作って贈りました。それからというもの、3人は鍛治の神へーパイストスの元で、
ゼウスのために、雷を作り続けました。
ある時に、アポロン神の息子アスクレーピオスが、死人を生き返らせた事から、
世の秩序を乱しとされ、大神ゼウスは雷を投げてアスクレーピオスを殺して
しまいます。
これに憤ったのは太陽と音楽の神アポロンです。息子を殺された腹いせに、
雷を作ったサイクロプスを矢で射殺してしまいます。
このサイクロプスを殺した矢が「や座」ということです。
その後、この蛮行を怒った大神ゼウスは償いとして、アポロン神を地上に落とし、
1年間、テッサリア地方のペライ国の王に仕えることを命じたそうです。
神々の世界ではちょっした騒動の様ですね。
「や座」の見つけ方
「や座」は夏の星座です。
夜空に輝く「や座」の見つけ方はこちらから、ご覧ください。
この他の夏の星座の神話
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夏以外の星座はこちらから探せます。
まとめ
🌟「や座」の神話を紹介しました。
諸説ありますが、一番ポピュラーなものがキューピッドの矢でしょうね。
その他の、ケンタウルス族のお話は、他にも関連のある神話があるので、
いて座などを、合わせて読んでみてください。
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