星コラム「10月後半の星空」

2017年




 

 

10月後半には秋の夜空を彩る天体ショーが、いくつかあります、

それを紹介します。

 

観望会など行かれる前に参考になれば幸いです。

 

 

土星の環が最も開く

(C)国立天文台

 

🌟17日(火)の2時57分にピークを迎えます。

傾き26.97°、環視長径35.82″(90.9828cm)、環視短径16.25″(41.275cm)

ですが、ピーク時は見えない場所にあるので、

見える可能性のある時間は16日〜17日の18時〜20時の沈むまでの間、

この辺りが見える時のピークでしょう。

 

🌟まだまだ見えるので週末の観望会などの機会が場合は

ぜひ参加して、環を確認してみて下さい。

 

ふたご座ε流星群

 

🌟19日(木)に極大日を迎えます。

出現時期は中旬から下旬にかけてです。

三大流星群の一つに数えられる「ふたご座流星群」は12月14日が極大日の

流星群です。こちらの放射点はカストルの近くです。

 

 

オリオン座流星群

 

🌟21日(土)の20時ごろから22日深夜に極大日を迎えます。

出現期間は10日〜11月5日と長めです。

母体はハレー彗星ですが流星群としては中級クラスです。

 

同じハレー彗星の軌道上の流星群になるのが5月に極大日を迎える

みずがめ座η流星群です。

 

そう考えると地球の周りで賑やかですね。

 

🌟そして何よりなのが、今月は新月が20日です。

「ふたご座ε流星群」と「オリオン座流星群」も観測するには好条件です。

 

また、土曜日なので、観望会を企画している天文台など多数あるようなので、

ぜひこの機会に観察してみて下さい。

 

天王星がうお座で衝

🌟赤い丸のあたりに天王星が見えます。

(C)NASA

 

🌟20日に天王星がうお座で「衝」となります。

「衝」とは太陽と対角にあって、観察しやすいところにいる

状態を言います。

 

星コラム「惑星の合、衝、留について」
「惑星の合、衝、留について」よく耳にする惑星の用語を分かりやすくまとめました。地球か見て、太陽の反対側を「衝」と言います。太陽と同じ方向を「合」と言います。惑星の運行は西から東へ行くことを「順行」、東から西へ行くことを「逆行」と呼びます。そして、この二つの転換点で動きが止まって見える時に「留」と呼びます。
太陽系惑星について「天王星」
淡い環を持つ横倒しの天王星、天体望遠鏡では見えませんが、天王星にはごく細い環があります。メタンの厚い雲に覆われているため、木星のようにはっきりとした模様は見られません。そして、赤い光を吸収してしまうため、全体に青っぽく見えます。

 

 

🌟等級は5.7等、視直径は3.7秒角です。

9月から12月にかけてゆっくり西へ移動してゆきます。

 

🌟肉眼では見つかりにくでしょう、この辺りは同じような等級の星が

多くあるので、特定するには、双眼鏡などで天王星の特徴である

エメラルドグリーンを見つけることが、確実です。

口径8cm以上の望遠鏡で150倍以上あれば確認できる事でしょう。

 

 

星空観測「双眼鏡を使ってみよう」
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月と土星の接近

 

🌟24日(火)の夕方の夜に細い月に土星の接近した姿が捉えられます。

月齢4.6の月が20時には沈んでしまうので、

18時ごろから西の空に注目してみて下さい。

 

🌟次回は11月21日にも同じように接近が見られます。

 

 

月面Xが見える

 

🌟27日の20時30分ごろに見られます。

月のクレーターの影がつくる形で、文字が浮かび上がるのは約1時間程です。

変化を楽しむならピークを中心に3時間〜4時間程度観察をすると、

楽しいでしょうね。

 

🌟この時期はスマホで撮る企画がたくさんあります。

ぜひ挑戦して見て下さい。

 

🌟次回見られるのは12月26日の0時30分ごろです。

 

 

まとめ

 

🌟10月後半の天体現象を紹介しました。

 

後半にかけて色々な天体ショーが楽しめるので、

観望会などありましたらぜひ参加して、これらを観察してほしいです。

 

 

良い観望でありますように。。。。

 

 

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