星コラム「2018年5月の星空」

2018年




 

 

🌟2018年5月の星空を紹介します。

天体現象を参考に観察してみてください。

 

 

月と木星の接近

(C)国立天文台

1日と27日の月が木星に接近する時を図で表しています。ふと見上げた夜空でも

この頃は、見ることができます。

その時は月の影がどちらに向いているかで、月の位置を確認してください。

 

星は月の明るさに負けて、頼りになりません、

ですが、月のそばの木星は負けないくらいの、輝きはあります。

 

 

🌟4月30日の20時ごろから東南の空に月が見え始めます。

そのすぐ下に木星が存在感を出しています。接近した様子は5月1日へと日にちが

変わる頃には高度が増して観測しやすくなります。

 

 

また、5月27日の日没後、東の空から月が顔を出します。この時も木星との

ランデブーが楽しめます。

この競演は「てんびん座」で迎えます。

 

夏の星座の見つけ方「てんびん座」
黄道12星座の7番目の「てんびん座」として知られていますが、夜空のどこに見られるか探してみましょう。黄道なので、星占いで聞き及びのある星座同士の並びです。大まかな位置は「おとめ座」と「さそり座」の間にその姿を現しています。

 

月と土星の接近

(C)国立天文台

🌟日が進むと月も移動してゆきます。

数日前は天秤座で木星と接近していたと、思ったら今度は土星や火星と、

接近します。

さらには月の満ち欠け具合や時間帯も変わってきています。そのような変化を

通して感じることができるので楽しんでください。

 

 

🌟5月5日には月と土星が接近します、日付が変わることに月が顔を出します。

そばにいる土星も他の星よりも明るいので、見つけることができるでしょう。

 

また火星が昇り出す1時過ぎには先に進んでいる木星と、さらには「さそり座」の

アンタレスとで仲良く並んでいるようにも見えます。

 

夏の星座の見つけ方「さそり座」
黄道12星座の「さそり座」の見つけ方を紹介しました。夏の夜空を彩る星座の一つです。是非覚えて欲しいですし、他の星座に比べて特徴的で、一度知れば真っ先に目がいくような星座です。S字の形と赤い星が目立つので、直ぐにわかります。
星コラム「太陽系惑星取りまとめ」
星コラムでの太陽系惑星の記事を中心に取りまとめたページです。「水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星」などの簡単にまとめたページ一覧です。

 

みずがめ座η流星群

 

(C)国立天文台

 

🌟5月6日の夜明け前に極大を迎えます。ですが今回は月明かりがあるので、

たくさんは見られないでしょう。月の反対側になる東から北東を眺めると

見やすいかも知れません。

 

秋の星座の見つけ方「みずがめ座」
「みずがめ座」は秋には見頃を迎える星座です。流星群は深夜に出現します。 7月の21時頃やっと東の空から昇り始めます。全体的に3等星から5等星という目立つ星があまりありません、しかも全体像は大きめなので、全体を見つけるのは少し難しいようです。
星コラム「年間の流星群一覧にまとめました」
流星群は1年を通して、同じような時期の決まって出現します。それの取りまとめを紹介します。しぶんぎ座流星群、こと座流星群、おとめ座流星群、みずがめ座流星群、はくちょう座流星群、ペルセウス座流星群、やぎ座流星群、ジャコビ二流星群、おうし座流星群、しし座流星群、オリオン座流星群、ふたご座流星群、こぐま座流星群

 

木星がてんびん座で衝

 

🌟5月9日には木星が「てんびん座」で衝となります。

観察好機が「合」になる秋まで続くので、じっくりと観察してみましょう。

「てんびん座」の中で行ったり来たりする様子を、気にしながら見ると楽しい

かと思います。

 

(C)国立天文台

 

🌟衝の時には特に大きく見えるので、その前後でも十分楽しめるので、

観察してください。この時の光度は-2.5等で見応えがありますね。

 

(C)国立天文台

 

夏の星座の見つけ方「てんびん座」
黄道12星座の7番目の「てんびん座」として知られていますが、夜空のどこに見られるか探してみましょう。黄道なので、星占いで聞き及びのある星座同士の並びです。大まかな位置は「おとめ座」と「さそり座」の間にその姿を現しています。
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「惑星の合、衝、留について」よく耳にする惑星の用語を分かりやすくまとめました。地球か見て、太陽の反対側を「衝」と言います。太陽と同じ方向を「合」と言います。惑星の運行は西から東へ行くことを「順行」、東から西へ行くことを「逆行」と呼びます。そして、この二つの転換点で動きが止まって見える時に「留」と呼びます。

 

 

まとめ

🌟2018年5月の星空の代表的な天体現象を紹介しました。

 

5月も惑星が色々と楽しめますね、みずがめ座流星群もあるので、

ぜひ観察してください。

 

 

良い観望でありますように。。。

 

 

 

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