🌟「ペルセウス銀河団-NGC1275」は「ペルセウス座」にある特徴のある
銀河です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「ペルセウス座」の領域にあります。
まずは周りの星座などと「ペルセウス座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「カシオペヤ座」の「W」が見えたその下側に「ペルセウス座」があります。
「ペルセウス座」で先に目につくのは2等星でα星アルゲニフです。
この「ペルセウス座」のα星の周りはメロッテ20という、カタログ番号がついた
散開星団などがあり、星が集まっている場所です。というのも、「ペルセウス座」
は、天の川にかかっているので、星がたくさん見える場所でもあるのです。
そんな「ペルセウス座」にあるNGC1275も「ペルセウス銀河団」という銀河の
集団の中心にある銀河です。場所は「ペルセウス座」の3等星のβ星アルゴルの
内側にNGC1275はあります。
アルゴルはペルセウスの左手に握られた、メドゥーサの頭部にあたります。
(C)NASA/NGC1275
その特徴は?
🌟「ペルセウス銀河団」は、β星アルゴルの内側に、1000個を超える銀河の集団
です。銀河団としては近い部類に入りますが、2億光年越える遠さの銀河団です。
中心部がNGC1275で周りの銀河に影響していると考えられています。
一見すると楕円銀河のようにも見えるNGC1275は銀河の衝突したあとの混乱が
読み取れて、ガス雲などが残骸として残っていますが、これらはNGC1275の中心
にブラックホールのような、惹きつける巨大なエネルギーの存在が、考えられてい
ます。
いづれ、活動銀河から中核に巨大なブラックホールが誕生すると思われていて、
このようなブラックホールの活動によって、銀河の中心から、押し出された構造の
保持の仕方が、磁場によってなされているのか観測と研究がされています。
ペルセウス座にあるこのほかの天体
「ペルセウス座」にはこの他にも、特徴のある天体があり、まとめた
ページがあるので、そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
ペルセウス銀河団 | |
番号 | NGC1275,NGC1272,NGC1278他 |
赤経 | 03h19.4m |
赤緯 | +41°30′ |
等級 | 12.6等 |
距離 | 2億3700万光年 |
星座 | ペルセウス座 |
種類 | 銀河 |
まとめ
🌟「ペルセウス銀河団-NGC1275 」について紹介しました。
「ペルセウス座」は流星群でお馴染みの方も多いですし、天の川にある星座で、
星の多い場所です。秋の見頃には、夜長の時間に星空を見上げるのもいいですね。
機会があれば、大きな望遠鏡のある施設で探して見てください。
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