流星群を見てみよう「しぶんぎ座流星群」

星コラム




 

(C)NASA

 

星コラム「年間の流星群一覧にまとめました」
流星群は1年を通して、同じような時期の決まって出現します。それの取りまとめを紹介します。しぶんぎ座流星群、こと座流星群、おとめ座流星群、みずがめ座流星群、はくちょう座流星群、ペルセウス座流星群、やぎ座流星群、ジャコビ二流星群、おうし座流星群、しし座流星群、オリオン座流星群、ふたご座流星群、こぐま座流星群

 

天文、宇宙好き以外でも期待される、天体ショーが流星群です。

年間を通して、色々な流星群が楽しめます。

 

 

しぶんぎ座流星群

 

三大流星群の一つに数えられる「しぶんぎ座流星群」は、年明け早々にあって、

なんだか一年の始まりに景気がいい気分にさせてくれます。

 

ただ、真夏の「ペルセウス座流星群」や、真冬で年末にあったばかりの「ふたご座

流星群」と比べると、認知度が少し低いような印象の流星群です。

 

それには名前が聞きなれない星座名が使われているからでしょうか。「しぶんぎ

座」という星座は、星座が88個にまとめられた、1922年以降、全天星座から名前

が使われなくなりました。

 

「しぶんぎ座」があった領域は、現在の「りゅう座」へ取り込まれる形となって

います。

 

「しぶんぎ座流星群」と呼ばれる流星群の放射点は、「りゅう座」のι星付近と

なっているので、「りゅう座ι(イオタ)流星群」と呼ぶこともあります。

 

 

しぶんぎ座流星群

出現期間:1月2日〜1月5日
  極大日:1月3日〜4日

流星の数:多い

母体:諸説あり、確定されていません。

 

🌟「しぶんぎ座」とは現在は存在しない「へきめんしぶんぎ座」という星座からの由来です。場所は現在の「りゅう座」と「うしかい座」の間あたりです。

🌟「ペルセウス座流星群」と「ふたご座流星群」と並んで、3大流星群とされています。

🌟年によって数が大きく変わることもありますが、条件が良ければ1時間に50個ほど流星が見られる流星群です。

 

夏の星座の見つけ方「りゅう座」
「りゅう座」は天の北極に近いところに位置していて、特に明るい星があるわけではありませんが、ほぼ1年中、その姿を見つけることができます。

 

特徴

 

一年の始まりにある流星群で、景気付けに見たい気もするのですが、その年によっ

て、流星の出現数にムラがあるので、多い時は盛り上がりますが、少なくても、

がっかりしないようにしましょう。

 

極大日の出現予想は平均すると、環境のよい場所でなら、1時間に40個前後、街中

など、光害が気になる場所では、かなり数が減ります。

 

これはどの流星群でもいえますが、流星群をたくさん観測したい方はやはり、星の

よく見える環境へ赴きましょう。ちょっとでもいいから、お家で見たいという方

は、しばらく粘る気構えが必要です。

 

あとはお家の窓や、ベランダの方角を前もって把握しましょう。そして、どの角度

が良さそうかなと、窓から星空を眺めるくせがついていると、極大日に見つける

確率が上がります。

 

 

 

流星とは何か。。。

 

宇宙空間にある直径1ミリメートルから数センチメートル程度

のチリの粒が地球の大気に飛び込んで

大気と激しく衝突します。

 

その速さは秒速10〜72キロメートルで

地球に突入してきます。

 

地球も秒速30キロメートルで動いているので、

正面から突入したものは 速くなり、

後ろから突入したものは 遅くなります。

 

その時、高温になってチリが気化する一方で、

大気や気化したチリの成分が光を放つ現象を言います。

そのチリはどこから来るのか、

 

主に彗星が運んできます。

というのも、彗星はこのようなチリの粒を軌道上に放出していて、

チリの粒の集団は、それを放出した彗星の軌道上に

密集することになるのです。

 

 

彗星の軌道と地球の軌道が交差している場合、

地球がその位置に差し掛かると、

チリの粒がまとめて地球の大気中に飛び込んできます。

 

この時に たくさんの流星が見られる現象を「流星群」と呼んでいます。

 

地球が彗星の軌道を横切る日時は毎年ほぼ決まっています、

だから毎年特定の時期に特定の「流星群」が出現するわけです。

 

 

まとめ

 

しぶんぎ座流星群の紹介をしました。

 

年明け早々なので、1つでも見られると、おめでたい感じいいですね。出現数に

ムラはありますが、眺めてみませんか。

 

良い観望でありますように。。。

 

 

 

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