このページは夏の星座の「りゅう座」です。
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「りゅう座」
「りゅう座」は天の北極に近いところに位置していて、特に明るい星が
あるわけではありませんが、ほぼ1年中、
その姿を見つけることができます。
と言っても天中の方が見やすいかと思うので、
見える時期に探してみましょう。
5月中旬の3時頃から7月中旬の21時頃までは天の上側に、
その姿を現します。
(C)アストロアーツ/星空年間
見つけ方
頭部が「こと座」の近くにあり、胴体と尻尾で北極星を挟むような
形とでもいいましょうか、蛇のように蛇行しています。
また、「北斗七星」と並ぶように尻尾があります。
このように、へびのような姿から古代フェニキアで
「へび座」と呼ばれていたのが、
ギリシャに伝わって、「りゅう座」となりました。
見つけ方としては、いくつかあります。
お大まかな点を探すところから言いますと、「こと座」のベガを
見つけてください。
「夏の大三角を見つけ方」を参照してください。
「こと座」自体は小さな四角い星の形をしていますが、
近くに「夏の大三角」である「はくちょう座」と「わし座」も
合わせて見えてくるでしょう。
そのベガが見つかった後は、「北極星」を探します。
まず「北斗七星」が北の空でその姿を探しやすい形が浮かび上がっています。
その同じ北側に小さなスプーンのような形に星が並んでいますが、
それが「こぐま座」でその尻尾が「北極星」です。
ここまできたらだいぶ「りゅう座」近ずいてきました。
①「こと座」のベガと「北極星」のあいだに位置しています。
②「こと座」のベガの近くに頭部の四角い並びの星があります。
2等星のエルタニンと3等星のラスタバンが比較的明るく見えてきましたか?
③頭部の四角から「北極星」に向かって湾曲している星の並びを探す。
④「北斗七星」と平行に尻尾が伸びている。
どうでしょうか、見つかりましたか?
りゅう座α星
「りゅう座」のα(アルファ)星にはこんな話があります。
どこにあるかというと「北極星」と「北斗七星」の持ち手部分の一番端の
星をつないだあいだに位置しています。
4等星でぼんやりとしか見えないと思います。
このα星「トゥバン」といい、りゅう座には他に2等星や3等星も
あるのに、なぜα星が4等星なのかというと、
かつてはこの星が「北極星」とされていたからです。
紀元前3000年頃、エジプトではクフ王の大ピラミッドの建設が
始まっていました。
ピラミッドの内部の王の棺を安置した玄室から北側に31°の傾斜を
持つトンネルが掘られました。
このトンネルは「トゥバン」を見るためのものであったとされています。
「りゅう座」ある天体
「りゅう座」には、特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、
そちらも合わせてご覧ください。
りゅう座に放射点がある流星群
りゅう座には秋にピークを迎える流星群があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
りゅう座の神話
りゅう座の神話をまとめたページはこちらをご覧ください。
基本情報
学名 | Draco(略号Dra) |
中央位置 | 赤経:15h09m 赤緯+67° |
概略範囲 | 東21h00m,西9h18m,北+86°,南+48° |
20時南中 | 8月2日(高度58°) |
面積 | 1082.95平方度(順位8) |
肉眼星数 | 79個(5.5等) |
設定者 | プトレマイオス |
主な天体 | α星:トゥバン 3.7等星
β星:ラスタバン 2.8等星 γ星:エルタニン 2.2等星 ψ星:重星 4.6~5.8等星 ε星:重星 4.1~7.1等星 NGC6543:惑星状星雲 8.8等星 |
見どころ | りゅう座流星群=1月4日頃、極大日を迎える流星群です。極大時の出現数は1時間あたり、約30個です。
ジャコビ二流星群:10月8日頃。極大日を迎える流星群です。極大時の出現数は1時間あたり、約5個程度です。 |
この他の夏の星座
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まとめ
🌟「りゅう座」の見つけ方を紹介しました。
ほぼ、1 年中見られますが、見やすい時に探しと方が、
いいので、夏に探すのを勧めます。
参考にして探してみてください。
良い観望でありますように。。。。
参考文献・サイト一覧はこちら
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