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ここのページは太陽系準惑星の冥王星を紹介しているページです。
お探しの惑星ですか?
冥王星以外の太陽系惑星はこちらのインデックスページから探せます。
🌟太陽系には惑星になりきれないかった準惑星もあります。
その代表格が「冥王星」です。つい最近まで、惑星として知られていたので、
ご存知の方も多いはず、そんな冥王星についてまとめました。
準惑星について
🌟準惑星にも惑星のように、自らの重力によって球形になれるだけの質量はあり
ます。ですが、準惑星は軌道上の小惑星などの小天体を、引き寄せて一緒にした
り、あるいはどこかへ放り出したりすることができません。ただ衛星を自らの重力
で捉えることはできます。
準惑星の定義は、2006年の国際天文学連合会において決議されました。最も有名
な例が、冥王星です。この星は太陽系の端にある極寒のカイパーベルトにおいて、
遠く離れたところから太陽の周りを回っています。
一度は太陽系9番目の惑星とされましたが、現在は降格されて、外太陽系領域で
発見された他の似たような天体と、新しいカテゴリーの「準惑星」というくくりに
入れられました。
他にも、エリス、ハウメア、マケマケが準惑星に分類されています。また、火星と
木星の間の小惑星帯にある小惑星ケレスも2006年に準惑星と認められました。
冥王星の発見
🌟アメリカの天文学者クライド・トンボーは、1930年に冥王星を発見しました。
海王星と天王星の軌道を、不規則にする原因と思われる、仮定上の9番目の惑星、
惑星Xを探査していた時でした。
冥王星は9番目の惑星とされましたが、巨大ガス惑星に対し重力を作用させるに
は、質量が少なすぎました。傾いている偏心軌道も、カイパーベルト天体によく
みられるものでした。
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冥王星の構造
🌟冥王星の質量のおよそ6割は、岩石からなる核と考えられ、その周りに水の氷の
マントルがあります。この準惑星の地表には、窒素・水・二酸化炭素・メタンから
なる氷に覆われた、まだらな薄い地殻があります。
この地殻は、季節ごとの氷の気化・再凍結によって変色が起こります。
冥王星の衛星
🌟衛星は5個が知られています。いずれもギリシャ神話の冥界にちなんだ、名前が
つけられています。ニューホライズンによって、さらに発見される可能性もありま
す。
最大の衛星カロンは、1978年にアメリカの天文学者ジェームズ・クリスティーに
よって発見されました。「カロン」とは、黄泉の国ハデスの渡し守に、ちなんで
ついた名前です。
カロンよりも小さい4つの衛星は、21世紀にハッブル宇宙望遠鏡のデータを、用い
て発見されています。ニクスとヒドラは直径およそ100kmで、ステュクスとケル
ベロスの直径は、わずか20kmしかありません。
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まとめ
🌟太陽系準惑星の「冥王星」についてまとめました。
惑星の時の印象がまだ残る世代なので、水金地火木土天冥海と、呟いてしまう時も
あります。準惑星に分類されましたが、冥王星が確かにあることは、変わりありま
せん。
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