🌟「はくちょう座」にある「M39-散開星団」を見てみましょう。
暗い場所では、ギリギリ肉眼でぼんやり見えるので、探して見ましょう。
見つけ方
🌟「はくちょう座」にあるので、まず「はくちょう座」を探しましょう。
夏の星座の代表格ですね、比較的、天の高い位置にあります。
「こと座」のベガと「はくちょう座」のデネブと「わし座」のアルタイルで
夏の大三角形が目印になるでしょうか。
探し方はこちらを参考にしてください。
(C)アストロアーツ/星空年鑑より
🌟「M39」は「はくちょう座」にありますが、「はくちょう座」の下側にある
「とかげ座」との中間に位置しています。
確認できたら、「はくちょう座」の1等星のデネブから「とかげ座」の頭部にある
小さな「W」との中間地点に焦点を絞りましょう、明るさは4.6等星ほどで、
肉眼ではギリギリ見えるかな?といったところですね。環境の良いところでは見え
るでしょう。
天の川では小さな星々があるので、特定するにはちょっと、難しいかもしれません
ね。
こーいうのはどうでしょう。。。
いくつか見やすい星団があります。おうし座の「プレアデス星団」や
「ヒアデス星団」を見ておいて、星団の見え方を少し覚えおくのもいいでしょう。
見えにくい星団でも、なんとなく星団ぽいな、というのがわかってきます。
星団や星雲をもう少し大きく見たいときには双眼鏡がオススメです。
基本情報
基本情報
M39-散開星団 | |
メシエリスト番号 | M39-(NGC7092) |
赤経 | 21h32.2m |
赤緯 | +48°26′ |
等級 | 4.6等 |
距離 | 860光年 |
星座 | はくちょう座 |
種類 | 散開星団 |
🌟M39の発見者は、一般的に1750年ごろ、ル・ジャンティユだと言われて
います。「はくちょう座の尾の先にある大きな雲、片側は大きくもう一方は、南東
に細く長く延びて見える、あまりはっきりしないが、肉眼で見る事ができる」と記
しています。
メシエは、1764年10月に観測し、「はくちょう座の尾の近くの星団」として
います。
ただ、BC325年ごろの古代ギリシャの哲学者アリストテレスが、彗星のような
天体として、注目したという説もあります。肉眼で見える星団で、形が三角形を
していて、彗星に似ているようにも、見えなくはないので、M39のことを指して
いるのかもしれません。
まとめ
🌟「M39-散開星団」について紹介しました。
「はくちょう座」にありますが、「とかげ座」との中間地点にあります。
肉眼では、ぼんやりした光ですので、双眼鏡をお持ちなら双眼鏡でも
見てください。星の散らばし方が、むしろ双眼鏡向きの星団です。
観望会などでは、はくちょう座のその他の天体なども紹介してくれるはず
ですので、尋ねてみてください。
良い観望でありますように。。。
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