地球から見える星空には3種類の「星」が輝いています。
星の種類は?
恒星
一つは太陽のように自分の力で輝くことができる星で、
あまり動くことも変化することもないので、「恒星」と呼ばれています。
星座を形つくる星のほとんどが、この恒星です。
惑星
二つ目は、「惑星」と呼ばれるもので、
太陽系の中では、「水星」「金星」「地球」火星」「木星」
「土星」「天王星」「海王星」の8つが知られています。
「惑星」は太陽の周りを回りながら、太陽の光を反射して
輝いています。
「惑星」は夜空の恒星の間を動いていくので、昔は「迷い星」や
「惑う星」と呼ばれていました。
「惑う星」から「惑星」と名付けられました。
衛星
三つ目は、「衛星」と呼ばれている、天体です。
「惑星」の周りを回りながら、太陽の光を反射して輝いています。
「惑星」に比べれば小さい星が多いです。ですが、
自ら光を出してないという点では、惑星と衛星の本質的に変わる
ものではありません。
肉眼で見える衛星は、地球の衛星の月だけです。
他の惑星の衛星は、望遠鏡を使わないと見ることはできません。
星の違いは?
「恒星」も「惑星」も「衛星」も、誕生は同じで、
宇宙のガスや塵の雲の中からできたものです。
では、「恒星」だけ、自ら輝けるのはなぜでしょう。
その違いをつけるところはどこでしょうか、
大きさを比べてみますと、
太陽は半径約70万キロメートル、
木星は半径約7万キロメートル、
地球は半径約6000キロメートル、
月は半径1700キロメートルです。
確かに太陽は太陽系では大きい星ですが、恒星の中には、
太陽より大きいものや、地球より小さい星も存在するので、
大きさでの区分けではないということです。
化学組織の違いを比べても、
地球や火星や月は岩石で、できていますが、
木星や土星は太陽と同じガスでできています。
では質量ではどうでしょうか、
太陽の質量を1とすると、
木星の質量は1000分の1、
地球は木星の質量のさらに318分の1しか、
ありません。
十分な質量さえあれば、太陽のように木星も輝けるはずです。
「木星が後80倍から100倍はどの重さがあれば、
太陽のように光だしていた。」と言われています。
惑星とは?
簡単にまとめたページはこちらをご覧ください。
まとめ
恒星として光るためには充分な質量が必要なのです。
星空観測で知ってて損はない情報を1つ。
「惑星」は肉眼で見える時には、瞬かない星です。
「恒星」は瞬きます。
これは惑星が太陽の光を反射していることと、
光の届く距離が短いことが原因です。
光を遮るものが少ないので、まっすぐに光が届くので瞬きません。
一方、恒星は、自ら光っていて、光量も一定ではない。
それに、遠いところから届く光がほとんどです。
光が届くまでに遮られることもないとは言えないので、
届く光が不安定になっているように見えるので、
瞬くように見えるのです。
参考文献・参考サイト一覧はこちら
コメント