天文、宇宙好き以外でも期待される、天体ショーが流星群です。
年間を通して、色々な流星群が楽しめます。
やぎ座α(アルファ)流星群
「やぎ座α流星群」をご存知ですか?
年間を通してみても、他の流星群と比べると数も少なく
「みずがめ座(デルタ)流星群」と時期が重なる部分もあり
これといって特徴のある流星群ではありません。
極大日は7月30日頃で、星座もみずがめ座の隣で、目立つ星が
ありませんので、「みずがめ座流星群」と区別がつきにくいので
合わせてたくさん観れる都いう点ではいいのかもしれません。
やぎ座α流星群
出現期間:7月10日〜8月25日 | |
極大日:7月31日〜8月1日
流星の数:少
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🌟あまり活発ではない流星群ですが、「はくちょう座流星群」と同様に「火球」が期待できる流星群の一つです。
🌟極大日には1時間に数個程度の流星群ですが同じ時期に「みずがめ座δ流星群」があります。 |
特徴
流れ星は、彗星などが残したチリが地球に突入するときに
燃えて発光することによって見られる現象です。
普通の星のように遠方にあるのではなく
地球の空に落ちてくるわけです。
「当然上から下に向かって落ちるように飛ぶものだ。」
と思われがちですが、流星群を見たことのある方は
お気づきかと思いますが、下から上に向かって、
上昇するように見える流星もあります。
先にお話ししたように、
流れ星は、宇宙を漂っていた砂粒のような小さなチリが
地球の引力に引かれ、大気中で燃え尽きる現象です。
地上の海抜高度から言えば、上から下へ落下するわけですが、
どの方向でどんな角度で地球に突入するか、
また地上のどの地点、方向から見るかによって、
見かけの流れる向きは変わってくるということです。
流れ星が実際に光始める高さは
地上約100キロメートルほどです。
消えるのは地上70キロメートルぐらいです。
すなわち、ほとんどが地上に落ちる前に燃え尽きてしまいます。
しかし、中には上空で燃え燃え尽きず地面まで落ちてくる
大きな流れ星もあります。
そのような流れ星は「火球」と呼ばれなす。
私も一度「火球」を見たことがあります。
はじめは何かわからなくて、ただただびっくりしたのを覚えています。
西から東に向かってスーッと光が伸びていって割と長い時間光ってました。
後から考えて「火球」だったな〜と考えた次第です。
「火球」として見えるのは比較的大きな塊で
チリではなく、岩や鉄の塊が地球に飛び込んだものと考えられています。
また、燃え尽きずに落下したものを「隕石」と呼びます。
こういった岩の多くは火星の先の小惑星帯からやってきます。
小惑星帯は惑星になる前に死んでしまった「赤ちゃん星」の
かけらが漂っているところです。
ここで余談ですが「小惑星帯」とは?
惑星になりきれなかった小さな天体、もしくは死んでしまった小さな天体
が火星と木星の間の軌道で漂うに集まっている無数の小天体です。
軌道がわかっているものだけで約40万個以上あります。
宇宙は果てしないですね。。。
流星とは何か。。。
宇宙空間にある直径1ミリメートルから数センチメートル程度
のチリの粒が地球の大気に飛び込んで
大気と激しく衝突します。
その速さは秒速10〜72キロメートルで
地球に突入してきます。
地球も秒速30キロメートルで動いているので、
正面から突入したものは 速くなり、
後ろから突入したものは 遅くなります。
その時、高温になってチリが気化する一方で、
大気や気化したチリの成分が光を放つ現象を言います。
そのチリはどこから来るのか、
主に彗星が運んできます。
というのも、彗星はこのようなチリの粒を軌道上に放出していて、
チリの粒の集団は、それを放出した彗星の軌道上に
密集することになるのです。
彗星の軌道と地球の軌道が交差している場合、
地球がその位置に差し掛かると、
チリの粒がまとめて地球の大気中に飛び込んできます。
この時に たくさんの流星が見られる現象を「流星群」と呼んでいます。
地球が彗星の軌道を横切る日時は毎年ほぼ決まっています、
だから毎年特定の時期に特定の「流星群」が出現するわけです。
まとめ
やぎ座α流星群の紹介をしました。
夏は流星群が大小があるものの、沢山のやってきます。極大日でなくても、
意外と、夏は流れ星が多いので、星を見上げる機会をつくって欲しいです。
良い観望でありますように。。。
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