(C)NASA
🌟木星の衛星は60個以上確認されています。
その中でも、「ガリレオ衛星」と呼ばれる4個の衛星は、大型で木星が生まれた時に
同じくして、誕生したと考えられています。
天体望遠鏡で、木星を見たことがある方は、ご存知でしょうが、木星の周りにある
衛星も一緒に確認できます。(ただし、重なっていないときです)
衛星イオについて
木星の衛星で、3番目に大きいイオです。
太陽系で最も火山活動が盛んな天体ということがわかっています。火山性のカルデ
ラ、噴火口、溶岩流、そして高く立ち昇る噴煙などが確認されているからです。
その大きさは地球よりも少し大きい程度です。軌道は少し扁平した楕円形を描いて、
木星の周りを42時間30分で回っています。
イオの表面は、軌道を進む間に、木星の強い重力による潮汐作用で、2ヶ所が膨らん
でいて、地表面は100m近い昇降を繰り返しています。このような運動の結果、丸い
表面が伸び縮みするときの摩擦熱で、地下の物質が高温となります。こうして溶けた
物質が、ケイ酸塩の薄い地殻を通って、地表へ噴出しているのです。
イオの表面には100を超える山塊や孤峰、隆起部、大地などが確認されています。
このような地形には、ローマ神話で、ユピテルの愛人イオの物語や、あるいは火や、
太陽、雷、火山にまつわる神や女神にちなんだ名前が付けられています。
イオの特徴ー火山活動
イオの火山活動は1979年にボイジャー1号によって発見されました。およそ20年後
のガリレオ探査機は、ボイジャー探査機以降にも火山活動が起こり、表面の広い範囲
が変化していることを確認しました。
さらに最近では、惑星探査機カッシーニとニューホライズンズが、火山噴火、地表を
覆う溶岩、高空まで届く、噴煙を観測しています。これまでに確認された、噴火口の
数は400を超えています。
イオの溶岩は硫黄とイオが、地殻中の割れ目を通って噴出すると、即座に冷やされて
氷状の粒と、冷たいガスの噴煙となっています。吹き上げられた氷状の物質は、イオ
の表面に降り積もり、円形や楕円形に広がっています。
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イオの基本情報
イオのデータ
木星からの距離 | 421,600km |
公転周期 | 17,691日 |
赤道半径 | 1,871km |
発見者 | ガリレオ |
発見年 | 1610年 |
ガリレオ衛星について
木星の衛星の中でも、特に大きい4個の衛星がイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト
で、これらを総じて、「ガリレオ衛星」と呼んでいます。
なぜ「ガリレオ衛星」と呼ばれるかは、名前でピンとくるかも知れませんね、1610
年にイタリアのパドバで、4個の衛星を観測したのが、かのガリレオ・ガリレイでし
た、ガリレオは観測結果を出版し、科学者や世間一般に、その存在を知らせました。
このことから、広く木星の衛星の発見者として、世間からも認められ、ガリレオが
発見した衛星として、呼ばれるようになったのが「ガリレオ衛星」です。
まとめ
太陽系惑星「木星の衛星ーイオ」についてまとめました。
人知れず火山活動をしていて、生きている星のような印象を持ちます。黄色い色は
硫黄の色かと思っていたら、火山から噴出物に含まれる微量のナトリウムのせいで
した。
色々と調べると面白いですね。
先日、天文台の観望会に参加したときに、木星を見せてもらいました。
その時に一緒にガレレオ衛星も見えて、感動しました。
とても、小さく可愛らしかったです。木星が1cmほどの直径で見えて、針の穴のよう
なガリレオ衛星でしたが木星の周りで光っていました。
機会があればぜひとも見て見てください。
そんな思いでまとめて見ました。
良い観望でありますように。。。
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