天文、宇宙好き以外でも期待される、天体ショーが流星群です。
年間を通して、色々な流星群が楽しめます。
おとめ座流星群
春の星座の代表的な「おとめ座」にも流星群があります。と言っても、春の見頃に
数個見えるといい方というほど、衰退してしまった、と考えられています。
以前は中級クラスの流星群のようでしたが、近年ではあまり観測されていません。
ですが、おとめ座にはこのほかにも、少ないながらもいくつかの放射点からの流星群
が存在します。
それはまた別の機会にご紹介します。
おとめ座流星群
出現期間:3月26日〜4月27日 | |
極大日:4月7日〜18日
流星の数:少
|
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🌟秋のおうし座流星群と並ぶほどの規模を誇っていましたが、近年では活動の確認が困難なほど衰退している流星群です。 |
特徴
春の星座の中では1等星のスピカなどが、美しく横たわる女神と重なって、「おとめ
座」の存在感を感じ取れます。そんなおとめ座に出現する流星群は、最近では衰退し
ていると考えられています。
流星群は放射点が高く登って方が、出現しやすいと考えられているので、機会があれ
ば、遅い時間に、流星の数を探してみますか。
流星とは何か。。。
宇宙空間にある直径1ミリメートルから数センチメートル程度
のチリの粒が地球の大気に飛び込んで
大気と激しく衝突します。
その速さは秒速10〜72キロメートルで
地球に突入してきます。
地球も秒速30キロメートルで動いているので、
正面から突入したものは 速くなり、
後ろから突入したものは 遅くなります。
その時、高温になってチリが気化する一方で、
大気や気化したチリの成分が光を放つ現象を言います。
そのチリはどこから来るのか、
主に彗星が運んできます。
というのも、彗星はこのようなチリの粒を軌道上に放出していて、
チリの粒の集団は、それを放出した彗星の軌道上に
密集することになるのです。
彗星の軌道と地球の軌道が交差している場合、
地球がその位置に差し掛かると、
チリの粒がまとめて地球の大気中に飛び込んできます。
この時に たくさんの流星が見られる現象を「流星群」と呼んでいます。
地球が彗星の軌道を横切る日時は毎年ほぼ決まっています、
だから毎年特定の時期に特定の「流星群」が出現するわけです。
まとめ
おとめ座流星群の紹介をしました。
「おとめ座」は以外に大きな春の星座です。流星群は流れるか、流れないが、という
曖昧な出現数ですが、何気なく眺める星空のお供に、流星を探してみましょう。
良い観望でありますように。。。
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