🌟私たちが住む天の川銀河もそうですが、宇宙全体に散らばる、無数の銀河は形
や大きさは様々で、中に含まれる星の種類も色々あります。また、重力によって、
ある程度まとまって銀河団を形成することもあります。
そんな銀河はまるで、宇宙の中では島のようですね。
無数の星の集まり
🌟銀河を構成するのは、膨大な数の星と、様々な量のガスと塵です。これらは構成
要素が、一つの独立したシステムを形成しています。自らの重力でまとまり、全て
ではないですが、銀河のほとんどには、その中心に太陽の数百万倍もの、巨大な質
量のブラックホールの存在がみられます。
銀河の大きさは、直径数千光年にすぎない矮小銀河から、25万光年はあると思わ
れる巨大な楕円銀河まで、非常に幅広いものです。小ささな銀河は一般に無秩序
か、単純な構造をしています。
一方で、大きな銀河の構造は複雑で、渦巻銀河にみられる渦状腕などが良い例で、
渦状腕の中で、星の形成など活発に行われている場合が多いのです。銀河にどれだ
け星を生むガスや塵があるかで、星の性質が変わってきます。
ガスが豊富な銀河では、若い青白い星が多く、少ない銀河は、年老いた赤黄色の星
だけになってしまいます。
(C)NASA
銀河の形
🌟銀河はその形状によって、幾つかに分類されます。天の川銀河のような渦を巻い
た渦巻銀河、ラグビーボールのような巨大な楕円銀河、腕のない渦巻銀河のような
レンズ状銀河、決まった形がなく、ガスに富んだ不規則銀河などの分けられます。
形状が差異には、含まれる物質などの関係が深いのです。渦巻銀河や、レンズ状銀
河、不規則銀河はどれもガスや塵が多く含まれているので、ここで生まれる星は、
若い星が多いのですが、対照的に楕円銀河は星だけでできています、星の衝突や接
近作用が必要ですが、あまり起こらないので、楕円のような球状のままなのです。
銀河団
🌟銀河は宇宙の中で比較的混み合っています。隣の銀河まで、自分の直径の
数十倍〜数百倍程度しか離れていません。星の場合は数百万倍になります。
銀河の重力は膨大なので、銀河間の隔たりを超えて、お互いに影響し合います。
そのため、銀河は集団になりやすいという特徴があります。天の川銀河は局部銀河
群と呼ばれる小さな銀河グループの主要メンバーです。
約50個の銀河が含まれますが、同じくらいの空間に数百個の銀河がひしめき合
う、もっと高密度な銀河団もあります。その場合、1個または複数の巨大な楕円銀
河を中心にしていることが多いです。
一番近い、高密度な銀河団が「おとめ座銀河団」です。地球から約5500万光年
離れています。個々の銀河団内部のすべての銀河は、重力によって、まとまってい
ますが、銀河団の境界はぼやけがちです。
また、非常に大きな銀河団は他の銀河団を引き寄せて、超銀河団を作ります。私た
ちの天の川銀河の属する局部銀河群は、「おとめ座超銀河団」のはずれに位置して
いて、重力で繋ぎ止められています。局部銀河群は時速1400万kmでおとめ座銀河
団の中心に引き寄せられています。
まとめ
🌟宇宙空間では銀河は島のような感じです。
渦巻銀河などは、姿を見てもそんな感ですね。真っ暗い中に浮かぶ星の輝きは
美しいです。
少しでも宇宙に興味が湧くと幸いです。
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