星座の神話「やぎ座」

神話
OLYMPUS DIGITAL CAMERA




 

このページは秋の星座の神話「やぎ座」です。

あなたの探している神話ですか?

 

もし、お探しの神話にたどり着けていない方はこちらをご覧ください。

お探しの「星座の神話」はなんですか?
探している星座が、なるべく早く見つかるように、サイト内の案内をまとめました。星座を見つけるアドバイスをしたページと、星座の神話のページがあります。星座の成り立ちによっては神話が由来している星座が、いくつかあるのです。お探しの星座の神話はなんですか?

 

 

 

「やぎ座」の神話

 

「やぎ座」は古くから知られている星座の一つですが、

目立つ星があまりなく、暗いので、条件の良い時でなければ、

見つけるのに苦労する星座でもあります。

 

詳しい見つけ方はこちらをご覧ください。

秋の星座の見つけ方「やぎ座」
黄道12星座の1つで10番目に位置する「やぎ座」は、歴史も古くシュメール時代に作られました。大まか位置は「いて座」と「みずがめ座」の間にあります。

 

 

それでも、黄道12星座の10番目の星座として、

神話を始め、ヨーロッパの伝説の中での認知度は高い「やぎ座」です。

 

「やぎ座」は上半身がヤギで下半身が魚という姿で表されていますが、

どのような経過で不思議な生き物が生み出されたのでしょうか。。。

 

 

神話の中を見てみましょう。

 

山野の神で、羊飼いの守り神パンは、伝令の神ヘルメスの息子です。

上半身は人間、下半身が山羊の姿で、頭には山羊の角を持って、

顔はヒゲだらけだったので、とても不気味でした。

 

しかし、性格はとても陽気だったので、踊りの大好きな森のニンフ達と

いつも戯れていました。

 

この牧羊神のパンが、ラドーン川の神の娘シュリンクスに恋をしました。

 

ある時、牧羊神パンは偶然に野原で恋い焦がれていた、

シュリンクスを見つけます。

 

想いを伝えようと彼女に近寄ります。

しかし、不気味な姿の怪人が自分に駆け寄ってくるのを見たシュリンクスは、

恐れをなして、一目散に逃げ出してしまいます。

 

野を超え、山を超え、逃げても逃げても、牧羊神パンは追いかけてきます。

そして、ラドーン川の川岸に追い詰められた、シュリンクスは、

父親のラドーン川の神に助けを求めました。

 

すると、シュリンクスはスーッと幻のように姿が消えてしまい、

彼女が立っていた場所には、見慣れない葦が風に揺れていました。

 

ラドーン川の神はシュリンクスを葦に変えたのでした。

 

牧羊神パンはシュリンクスの思い出にと、その葦を折って笛を作りました。

そして、片時も離さず持ち歩き、しばしば彼女を想って、

笛を吹いていたといいます。

 

 

 

 

ある日、神々はナイル川のほとりで宴を催していました。

 

この宴会に牧羊神パンも出席していました。

もちろん、パンはシュリンクスの笛を吹いて、

神々を楽しませていました。

 

その時、恐ろしい雄叫びと共に、化け物「デュポン」が現れました。

エジプトで恐れられた怪物で、この怪物デュポンの恐ろしさは、

例えようのないものでした。

 

なにしろ頭が100もあり、その声は雷よりも大きく轟いていました。

 

そこで神々は、安全な場所を求めて、次々にナイル川に飛び込み、

避難し始めました。

 

その時に神々や妖精たちは、思い思いの姿に変身しましたが、

牧羊神であるパンは、慌てふためいていた為、魚に変身して逃げるつもりが、

下半身だけ魚の姿になり、上半身は山羊という不思議な姿が誕生したわけです。

 

この姿が面白いと神々は大喜びして。記念にその姿を星座に加えました。

 

これが「やぎ座」となりました。

 

余談ですが、

 

英語の「パニック」(動揺する)は、この時の

パンの慌てぶりを伝えるものとして残っています。

 

 

 

 

別な説もあります。

 

「やぎ座」は神々の王ゼウスの乳母で、山羊のニンフのアマルティアだとも

言われています。

 

自分の子供に殺されると予言された、時の神クロノスは、

生まれたばかりの子供を次々に、飲み込んでしまします。

 

悲しんだ女神レイアは末っ子のゼウス神が生まれると、

クロノス神には産着でくるんで石を渡し、

ゼウス神をアマルティアに預け養育してもらいました。

 

やがて成長したゼウス神が世界を支配するようになった時、

彼は感謝を込めてアマルティアの姿を星々の間に置いたということです。

 

 

「やぎ座」の見つけ方

 

「やぎ座」は秋の星座です。

夜空に輝く「やぎ座」の見つけ方はこちらから、ご覧ください。

秋の星座の見つけ方「やぎ座」
黄道12星座の1つで10番目に位置する「やぎ座」は、歴史も古くシュメール時代に作られました。大まか位置は「いて座」と「みずがめ座」の間にあります。

 

「やぎ座」は黄道12星座でもあります。

季節の星座の見つけ方「黄道12星座」
黄道12星座をまとめて紹介しました。それぞれの星座の見つけ方の詳しい説明は各ページをご覧ください。全体を通しての、黄道12星座の関係性がわかれば、さらに星に興味を、持てるかと思います。

 

 

この他の秋の星座の神話

 

この他の秋の星座神話はこちらからお探しください。

星座の神話「秋の星座」
秋の星座の神話を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。

 

秋以外の星座はこちらから探せます。

星座の神話「春の星座」
春の星座の神話を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。
星座の神話「夏の星座」
夏の星座の神話を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。
星座の神話「冬の星座」
冬の星座の神話を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。

 

 

 

まとめ

 

🌟やぎ座の神話を紹介しました。

 

後者の説だと、下半身の魚の説明が少し足りない気がしますね、

やはり、初めで紹介した牧羊神パンの方が、姿的には

納得がいきますね。

 

🌟また、やぎ座の主催した宴会で逃げた神々の姿は

別の星座にも関係しています。

 

そちらも合わせて読んでみてください。

 

 

 

星座の神話「うお座」
「うお座」の神話を紹介しました。うお座は2匹の魚が繋がれた姿で描かれていますが、神話の内容も魚に変身した親子がはぐれないようにと結んだリボンでした。また「みなみのうお座」との違いなどを独自の見解を話させてもらいました。
星座の神話「みなみのうお座」
「みなみのうお座」のギリシャ神話の紹介をしています。諸説あるものの、代表的なものを2つ、紹介させていただいてます。「美の女神アフロディーテ」説だと、うお座とほぼ同じで、どうもしっくりいきません。ので、私は「豊穣の女神デルセト」説の方が、もっとらしいかな。と考えています。

 

参考文献・サイト一覧
星のコトワリを掲載するにあたっての参考文献・参考サイトを一覧にまとめました。サイトの記事の作成のために参考しています。
星雲・星団を見てみよう
星雲・星団の見つけ方を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。肉眼でも辛うじて見える星団を紹介しています。よく見える環境でなら申し分ないですが、ご自宅で、4等星ほど見える方はご自宅でも見れらま...
星コラム「メシエ天体リスト」
シャルルメシエが作ったリストは一般的に「M〇〇」という表記で使われています。この天体は望遠鏡で見つけられる明るさのものばかりです。星座を見つけた後は星雲。星団の挑戦してみてください。その参考にしてください。
星コラム「全天88星座リスト」
1930年の国際天文学連合を契機に、星座が統一・整理されることになり、星座の境界線が引かれ、星空は世界共通の88星座に統一されました。この88の星座を表にまとめました。
星コラム「1等星一覧」
全天の1等星一覧をリストにしました。一等星は全天に21個とする場合と、ふたご座のカストルを含めて22個とする場合があり、このページでは含めた22個でおおくりしてます。 星座を探す時の目印にもなる1等星です、参考にしてください。
星コラム一覧
星のいろいろな雑学的なところや、星についてのまとめページを一覧にしてます。
星座の窓口
星座を季節ごとにまとめて、見つけ方と神話と探しやすくするためのインデックスページです。
星コラム「年間の流星群一覧にまとめました」
流星群は1年を通して、同じような時期の決まって出現します。それの取りまとめを紹介します。しぶんぎ座流星群、こと座流星群、おとめ座流星群、みずがめ座流星群、はくちょう座流星群、ペルセウス座流星群、やぎ座流星群、ジャコビ二流星群、おうし座流星群、しし座流星群、オリオン座流星群、ふたご座流星群、こぐま座流星群
星コラム「太陽系惑星取りまとめ」
星コラムでの太陽系惑星の記事を中心に取りまとめたページです。「水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星」などの簡単にまとめたページ一覧です。
星ヨル部
星のイベントの紹介ページです。女子旅、ご家族で、婚活イベントに、社員旅行などの参考にして星です。また観望会などの情報も随時更新中です。お近くの天文台などお出かけください。
ブラックホールについて取りまとめ
ブラックホールに関する項目の記事の取りまとめたインデックスです。またブラックホールの存在が認められる銀河を紹介した記事も合わせて取りまとめています。参考にしてください
天文用語取りまとめ
天文用語のページを取りまとめています。活用してみてください。

 

 

 

 

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました