このページは春の星座の神話「かみのけ座」です。
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🌟「かみのけ座」は周りに目立つ星座があるせいか、場所はすぐに
わかるのですが、暗い星ばかりの星座なので、見つけにくいです。
その為か、1602年に天文学者のティコ・ブラーエがカタログに加えるまで、
あまり知られていませんでした。
ですが、起源はギリシャ時代まで遡ることができ、神話が残されています。
「かみのけ座」の神話
🌟古代エジプト王妃のお話です。
大変美しい髪の毛をしていたベレニケ王妃の評判は、近隣諸国に轟いていました。
ある時、エジプトと強国アッシリアの間で、戦争が起こりました。
若い国王は先頭に立って出陣をしました。戦場にいる国王のことを思うと、王妃は
気がきではなく、それは夜も眠れぬほどです。
そんなある日、戦場からの使者が戻り、戦いの様子をつぶさに報告をしました。
その報告というのは、エジプト軍が敵軍に負け、王が捕らえられてしまった、
という、恐ろしいものでした。
驚いた王妃は、女神イシスの神殿に駆け込みました。
「イシス神よ、どうか、私の願いをお聞き届けください。王と我がエジプト軍を
お助けください。もし、私の願いを聞き届けてくださるのなら、女神のために
何でもいたします。」
神殿にこもって祈りを続ける王妃の前に、女神イシスが姿を現しました。
「お前の願いを聞き届けよう。エジプトは勝利を得、国王は無事に戻ってくるで
あろう。その時、お前は命より大切な、その紙を私に捧げよ。」
それから数日後に、エジプト軍の勝利と王が凱旋してくるとの知らせが、王妃の
元へ届きました。
王妃は約束通りに髪を切って、女神イシスに捧げました。
戦から帰ってきた王は、自慢の妃の髪がバッサリ切られているのを見て、
烈火の如く怒りましたが、大臣たちから、理由を聞き、王妃の会いに
心打たれました。
その時、天文博士が飛んできて、空に新しい星座が輝き始めたと、告げました。
それは、女神イシスがベレニケの心に感動し、彼女の髪を星座に上げたもの
でした。
「かみのけ座」の見つけ方
夜空に輝く「かみのけ座」の見つけ方はこちらから、ご覧ください。
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まとめ
🌟「かみのけ座」の神話を紹介しました。
プトレマイオスが制定した星座の神話と違い、殺伐とした感じがない気がするのは
私だけでしょうか。。。
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