このページは冬の星座の神話「おうし座」です。
あなたの探している神話ですか?
もし、お探しの神話にたどり着けていない方はこちらをご覧ください。
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🌟秋の終わりを告げ、冬の到来の先駆けになる星座が、
「おうし座」です。
大神ゼウスの化身とされ、広く知られている神話ですが、
簡単に紹介します。
「おうし座」の神話
🌟始まりは、フェニキュアの王女エウロパの美しさに心を奪われた、
大神ゼウスからでした。
春のある日、
王女エウロパは侍女たちと共に野原へ出かけました。
そこは、様々な花が咲き乱れ、甘い香りが漂う花園で、
王女エウロパは花を摘んだり、花冠を作ったり、首飾りを作ったり、
花園の中で戯れていました。
その様子を見ていた大神ゼウスは、1頭の牡牛に姿を変え、
ゆっくり花園の中に入って行きます。
いつの間にか近くに、牛がいることに、気がついたエウロパたちは、
最初は驚きました。
ですが、牛はとてもおとなしく、そして美しく、目は優しそうに、
潤んでいました。
エウロパはそっと牛を撫でてみます、すると牛は気持ちよさそうに、
撫でられています。そんな姿を見て、すっかり安心したエウロパたちは、
牛に冠を被せたり、首飾りをつけたりと遊び始めます。
美しく飾られた牛に、興味を覚えた王女エウロパは、
そっと牛に乗ってみました。
侍女たちの心配をよそに、牡牛はエウロパをの背中に乗せて、
ゆっくりと野原の中を歩いて行きます。
そして、海辺に着いた途端、牡牛は突然物凄い勢いで、
海の中に駆け込みました。
降りようにも、すでに、海の深い沖までいってしまい、
エウロパは降りることもできません。
悲鳴をあげながら、牡牛にしがみつくほか、ありませんでした。
海岸線では、泣き叫ぶ侍女たちの姿がみるみる小さくなって行きます。
エウロパを乗せた牡牛の周りには、いつしか海のニンフたちが、
集まり、舞いながら着いてきています。
また、イルカや様々な海の生き物が、まるで挨拶をするかのように、
姿を現してきます。
エウロパは牡牛が神様の化身ではないか、と考え始めます。
「あなたはどなたですか?」
と、エウロパは尋ねました。
すると、牡牛は澄んだ声で、答えます。
「私は、神々の王ゼウスだ。
恐れることはない、愛ゆえにこんな姿で、お前を迎えにきたのだ。」
そうして、大神ゼウスは、自身の生まれ故郷のクレタ島へ、
エウロパを連れて行きました。
ここで、2人は結婚をしました。
大神ゼウスは、その記念に、自分が変身した雄牛の姿を星座にし、
こうして「おうし座」が誕生しました。
エピローグ
大神ゼウスとエウロパとの間には、3人の息子が生まれましたが、
ゼウスは、天上に去って行きます。
その後、エウロパはクレタ島の王アステリオスと結婚し、
幸せな一生を過ごしたと言われています。
さて、大神ゼウスとの間に生まれた3人の息子たち、
ミノス、ラダマンチュス、サルぺドーンは、アステリオス王の養子として、
迎えられ、ミノスはのちにクレタ島の王となりました。
ラダマンチュスは公正で正直な立法者として、名をとどろかせ、
ギリシャ中の王が法律を学びにやってきました。
ミノスとラダマンチュスは、死後、英雄たちだけが行けるという
楽園エーリュシオンの野に住み、大神ゼウスによって、
死者が善人か悪人かを裁く、冥界の裁判官に、任命された
と言われています。
また、末のサルぺドーンはリュキア国を興し、300年にわたって、
生きることを許されたと、伝えられています。
ちなみに、エウロパはヨーロッパの語源になっている、
という説もあります。
「おうし座」の見つけ方
「おうし座」は冬の星座です。
夜空に輝く「おうし座」の見つけ方はこちらから、ご覧ください。
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「おうし座」は黄道12星座でもあります。
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冬以外の星座はこちらから探せます。
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まとめ
「おうし座」の神話を紹介しました。
ゼウスの化身から星座となったのは、この他にも、
「わし座」や「はくちょう座」などもそうです。
また、他の神さまも変身した姿が星座になっているものも
多々あります。
神話を読み解くと、星座のいわれがわかるので、
見つけ方と合わせて読んでいただきたいです。
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