このページは冬の星座の神話「おおいぬ座」です。
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🌟「おおいぬ座」はバビロニア時代には「矢座」として知られ、
輝星シリウスは矢の先にあたる「矢じり」となっていました。
それが「おおいぬ座」へとなった経緯を、
神話を紐解いてみましょう。
おおいぬ座の神話
🌟一説では、猟師オリオンの猟犬の一匹で、ウサギを追っている
姿だと言われています。
また、別の説では、獲物を逃したことのない猟犬レラプスだとも
言われています。
🌟レラプスは元々大神ゼウスが妻となった、フェニキアの王女エウロパに
贈った犬でした。
王女エウロパの死後、息子のクレタ王ミノスは、
この犬をアテネの王女プロクリスに譲りました。
その頃、テーベの国では、牧場や畑を荒らしまわる1匹の悪賢い狐に、
ほとほと困り果てていました。
どんな罠を仕掛けても、その狐は一向に、捕らえることができません。
また、とてもすばしっこく、どんな犬でも捕まえることができないのです。
と言うのも、この狐は絶対に捕まらない運命にありました。
相談を受けた、アテネの王は、レラプスをテーベに、
貸してやることにしました。
早速、レラプスは狐を発見し、2匹の競争が始まりました。
獲物を逃したことのない犬と、絶対に捕まらない狐は、
野を越え丘を越え、風のように疾走してゆきます。
その姿はたいへん美しく、空から見ていた、神々の王ゼウスも
見惚れてしまいました。
このままではどちらかが傷つくに違いない、と思った大神ゼウスは、
2匹の姿を永久に残しておきたいと考え、石に変えてしましました。
その後、レラプスは大神ゼウスによって
星座に加えられ、おおいぬ座になった。
と、伝えられています。
狐の被害から救われたテーベの人々が、レラプスとアテネの国に、
感謝したことは言うまでもありません。
🌟この他にも、イカリオスの忠犬メーラという説と、
狩人アクタイオンが連れていた猟犬ライラプスだとも言われています。
この狩人アクタイオンであれば「こいぬ座」と物語は同じになりますね。
「おおいぬ座」の見つけ方
「おおいぬ座」は冬の星座です。
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まとめ
🌟「おおいぬ座」の神話を紹介しました。
諸説あり、特定ができていないのが現状のようです。
星座のある場所としては、オリオン座のすぐ下にあることから、
オリオンの猟犬説が有力ではあるようですが、
物語としてはレラプス説が多数派のようです。
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