星座の神話「うみへび座」

春の星座




 

 

このページは春の星座の神話「うみへび座」です。

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お探しの「星座の神話」はなんですか?
探している星座が、なるべく早く見つかるように、サイト内の案内をまとめました。星座を見つけるアドバイスをしたページと、星座の神話のページがあります。星座の成り立ちによっては神話が由来している星座が、いくつかあるのです。お探しの星座の神話はなんですか?

 

 

 

🌟「うみへび座」は全天中で、もっとも大きい星座です。

東西に長く、頭部が地平線から姿を表してから、尻尾の先が昇り始めるまで、

実に、6時間もかかります。

 

こんな「うみへび座」ですが、神話ではどんなお話でしょうか。

うみへび座の神話

 

🌟ヘラクレスの12の苦行の末の大冒険の話は、星座の神話の中では、

よく出てきます。

 

こちらも参照して見てください。

星座の神話「ヘラクレス座」
死後、ヘラクラスは、神々の仲間に加えられることになります。これは、神々の息子達の中ではヘラクレスだけでした。のちに、女神ヘラとも和解し、そのくほどに美しい青春の女神へーべを妻として、オリンポスで平和に暮らしました。

 

「うみへび座」の物語はヘラクレスの12の冒険のうちの一つと関係があります。

 

ヘラクレスは甥のイオラーオスが操る戦車に乗って、アミモーネの沼まで

やってきました。

 

見れば、沼の周囲には、水を飲みにきて、ヒドラの毒にやられた動物たちの

亡骸があちこちに横たわっていました。

しかし、肝心のヒドラの姿はどこにも見当たりません。その時、女神アテネが

ヒドラの隠れ家を教えてくれました。

 

女神の示した洞窟の奥からは、確かに低い息遣いが聞こえてきました。

ヘラクレスは火のついた矢を洞窟の奥深くへ放ちました。

 

眠りを妨げられて、怒ったヒドラは洞窟から出てきました。

ヒドラとは、9つの頭を持つ、人間の20倍もある巨大な蛇の化け物です。

 

ヒドラは素早くヘラクレスの両足に絡みつき、ヘラクレスを大地に倒すと、

顔に毒ガスを吹きかけてきました。

 

ヘラクレスは息を止め、棍棒でヒドラの頭を散々殴りつけました。流石のヒドラも

怯み、ヘラクレスの足を離してしまいます。

 

その時、沼から巨大な化けガニが飛び出してきて、ヘラクレスの足をハサミで

挟みました。ヘラクレスは棍棒で、化けガニを打ち砕きました。

 

その間に、体勢を立て直したヒドラは、9つの頭から一斉に毒ガスを吐きながら、

攻撃してきます。ヘラクレスは剣でヒドラに切りかかりました。

 

ヘラクレスがヒドラの頭を切り落とすと、その切り口からは、新たな頭が

生えてきてました。他の頭を切り落としても、やはり次々に生えてきます。

これではキリがありません。

 

そこでヘラクレスは、甥のイオラーオスを呼んで、頭部を切り落とす側から、

松明の火で、切り口を焼くように指示しました。

 

ヘラクレスの予想が見事的中して、切り落とした後に、焼いてしまえば、頭部は

再生しなくなったのです。

ついに最後の9個目の首だけになりましたが、いくら切りつけても、傷一つ

付くことができない、不死身の首でした。

 

そこで、ヘラクレスは山のような大岩を抱え上げると、ヒドラめがけて投げつけ、

岩の下に閉じ込めてしまいました。

 

 

その後、ヒドラは岩の下から出てくることはなかったと言います。

 

こうしてヘラクレスの苦行の大冒険の一つ、ヒドラ退治は無事に終えます。

この戦いを見ていた女神ヘラは、よく戦ったと、ヒドラを空にあげて、

星座にしてやります。

 

それが「うみへび座」だと言われています。

 

 

余談ですが、

 

この戦いの中で、沼から出てきた巨大な化けガニは「かに座」だとも

言われています。

星座の神話「かに座」
「かに座」の神話を紹介しました。占星術でも12星座の一つとして用いられ、黄道の4番目の星座としてバビロニア王国時代の粘土板にすでにその姿が刻まれています。ですが、神話の世界では悪に手先でした。

 

 

「うみへび座」の見つけ方

 

「うみへび座」は春の星座です。

夜空に輝く「うみへび座」の見つけ方はこちらから、ご覧ください。

春の星座の見つけ方「うみへび座」
「うみへび座」の見つけ方を紹介しました。春から夏にかけて空に横たわる星座のです。全天中一番大きい星座です、頭部から心臓までは、すぐに見つかるでしょうが、全容は中々探すのが難しいです。気長に探してみてください。

 

 

 

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まとめ

🌟「うみへび座」の神話を紹介しました。

 

神話は時に化け物なども星座に上げた話がありますが、このうみへび座も

その一つです。

冒険譚などが喜ばれた時代なのでしょう。

 

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