このページは冬の星座の「こいぬ座」です。
あなたの探している星座ですか?
もし、お探しの星座にたどり着けていない方は、こちらをご覧ください。
「こいぬ座」
🌟「こいぬ座」は紀元前1200年頃のフェニキアで「海の犬座」と
呼ばれていました。
紀元前300年頃にギリシャの本に初めて「こいぬ座」として登場します。
とても小さく可愛らしい星座です。
探してみましょう。
(C)アストロアーツ/星空年間
見つけ方
🌟「こいぬ座」の目印は、1等星のプロキオンです。
しかしプロキオンを探す時は他の星から、場所を特定します。
と言うのも、プロキオンは冬の大三角形の1角を担っています。
分かりやすいのもから探していく方が、他の星座との関係性のわかって、
オススメです。
冬の大三角形は「オリオン座」のベテルギウス、
「おおいぬ座」のシリウス、そして、「こいぬ座」のプロキオンです。
それを踏まえて、探します。
「オリオン座」のベテルギウスはオリオン座の上部で輝く1等星です。
「おおいぬ座」のシリウスは、オリオン座から左下すぐのところで、
輝いています。
その二つから東へ正三角形を描くように見ると、
そこへ純白の1等星が見えます。
それが「こいぬ座」のプロキオンです。
「こいぬ座」はこのプロキオンが尻尾のあたりとしています。
そこから右上、北西にゲンコツ半分ほどのところにある
3等星が頭部として描かれています。
プロキオンを見つけた時点で、「こいぬ座」が見つかったも同然ですね。
ここで冬のダイヤモンドの紹介です。
「冬のダイヤモンド」がある頃が一番華やかなので、
その頃の見つけ方から紹介します。
🌟まず、「オリオン座」の足に当たる1等星リゲルを起点にします。
そこから隣の「おうし座」の1等星アルデバラン、そしてその上に、
「ぎょしゃ座」の1等星カペラがあり、そこから東へ下がって、
「ふたご座」の1等星ポルックス、その下に
「こいぬ座」の1等星プロキオン、さらに南へ向かって、
「おおいぬ座」の1等星シリウスへ。
それらを繋げたのが「冬のダイヤモンド」です。
もう少し詳しい冬のダイヤモンドはこちらのページをご覧ください。
冬の大三角はというと
「冬の大三角」は「オリオン座」のベテルギウスと
「こいぬ座」のプロキオンと「おおいぬ座」のシリウスとを
結んだかたちです。
夏の大三角形と入れ替わるように冬の夜空を彩ります。
もう少し詳しい冬の大三角形はこちらのページをご覧ください。
参考までに。。。
こいぬ座の神話
こいぬ座の神話をまとめたページは、こちらをご覧ください。
基本情報
学名 | Canis Major(略号Cmi) |
中央位置 | 赤経:7h36m 赤緯+6.5° |
概略範囲 | 東8h09m,西7h04m,北+13°,南+00° |
20時南中 | 3月11日(高度61°) |
面積 | 183.37平方度(順位71) |
肉眼星数 | 13個(5.5等) |
設定者 | プトレマイオス |
主な天体 | α星:プロキオン 0.4等星
β星:ゴメイサ 2.9等星 η星:重星 5.3~11.3等星
|
見どころ | η星=β星の下(南)にある二重星で、5.3等星と11.3等星の二つの星が4.1″の間隔で並んでいます。光度差が大きいため、大気の落ち着いた夜でないと口径8cmでも分離は難しい時があります。 |
🌟「こいぬ座」のプロキオンは「おおいぬ座」のシリウスよりも、
控えめで、温かみのある感じが仔犬のイメージに合います。
しかもβ星の3等星は「ゴメイザ」という名前がつけられていますが、
「涙ぐむ目」という意味で、親からはぐれたような印象もあります。
プロキオンと言う名は、シリウスよりも早く上るために、
「犬の前」とか「犬の先駆け」という意味です。
この他の冬の星座
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冬以外の星座はこちらから探せます。
まとめ
🌟「こいぬ座」の見つけ方を紹介しました。
冬の大三角形や冬のダイヤモンドという特徴的な目印にもなるので、
覚えて欲しい星座でもあります。
「こいぬ座」自体は小さい星座ですが、周りが賑やかなので、
寂しそうには見えないでしょう。
良い観望でありますように。。。
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