星座の神話「ヘラクレス座」

夏の星座




 

 

このページは夏の星座の神話「ヘラクレス座」です。

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「ヘラクレス座」は4月下旬の3時頃から7月下旬頃まで

天の高い位置でその輝きを確認できます。

 

詳しい探し方は「季節の星座の見つけ方ーヘラクレス座」を見てくださいね。

 

天の高い位置で輝いているのに、その姿は逆さまを向いています。

なぜよのようなことになってのでしょう。。。

 

ギリシャ神話を紐解いてみましょう。

 

 

ヘラクレス座の神話

 

 

ヘラクレスは、大神ゼウスとアルゴスの王女アルクメネーの間に生まれます。

当時、大神ゼウスには正妃である女神ヘラがおりました。

 

女神ヘラはとても嫉妬深く、生まれて間もない赤ん坊のヘラクレスのゆりかごに

蛇を忍び込ませます。

しかし、ヘラクレスは、それを簡単に両手で絞め殺してしまってといいます。

 

やがて、成人したヘラクレスはテーベの王女と結婚し、

とても幸せな日々を過ごします。

 

それが気にくわない女神ヘラはヘラクレスに呪いをかけます。

そのせいで、突然錯乱したヘラクレスは、妻と子ども達を皆殺しに

してしまうのです。

 

正気に戻ったヘラクレスは自殺を図りますが、従兄弟に止められます。

ヘラクレスの処分は大神ゼウスに委ねられました。

 

大神ゼウスはこの罪を償うために、妻の兄であるエウリステウス王に

12年間使えることを命じます。

そこで12の命がけの冒険の旅をすることになりました。

 

①、ネメアの人食いライオン退治

②、アミモーネの沼の怪物ヒドラ退治

③、ケリュネイアの魔の鹿の生捕り

④、エリュマントス山の巨大イノシシを捕獲

⑤、アウゲイアス王の牛小屋掃除

⑥、スチュンパリデスの森に住む鉄の爪と嘴を持った怪鳥退治

⑦、クレタ島の凶暴な牡牛の生捕り

⑧、ディオメデスの人食い馬の退治

⑨、アマゾンの女王ピッポリテスの帯の強奪

⑩、エリュティアに住む怪物ゲリュオン退治

⑪、ヘスペリデスの園の金のリンゴを持ってくる

⑫、地獄の番犬ケルベロスの生捕り

 

これらの難題を出したのはエウリステウス王でしたが、この危険極まりない

冒険を思いついて入れ知恵をしたのは、女神ヘラだったのは言うまでも

ありません。

 

いずれかの怪物の毒牙にかかってヘラクレスの死を期待してのことでした。

 

ですが、ヘラクレスは12年かかって、それらの冒険を見事成し遂げます。

そうして、罪を償ったヘラクレスの名前はギリシャ中に知れ渡っていた

ということです。

 

 

死後、ヘラクラスは、神々の仲間に加えられることになります。

これは、神々の息子達の中ではヘラクレスだけでした。

 

のちに、女神ヘラとも和解し、その娘で体が光輝くほどに美しい

青春の女神へーべを妻として、オリンポスで平和に暮らしました。

 

 

「ヘラクレス座」の見つけ方

 

「ヘラクレス座」は夏の星座です。

夜空に輝く「ヘラクレス座」の見つけ方はこちらから、ご覧ください。

夏の星座の見つけ方「ヘラクレス座」
「ヘラクレス座」は紀元前4000年頃には「鎖で繋がれた神様」としてその姿は見られていました。その後ギリシャに伝わって英雄ヘラクレスの姿として見られるようになりました。どちらも逆向きの人形を写していたようです。

 

 

 

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まとめ

 

ヘラクレス座の神話を紹介しました。

 

さて、ヘラの呪いは生きているうちにあったものの、星座とされる頃には

仲直りしているはずなのに、なぜ逆さまなのでしょうか。。。

 

推測しますが、

星座にあげるときには、また憎らしい感情がぶり返したのでしょうか?

 

 

そう考えると神話は面白い面もありますね。

 

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