このページは春の星座の神話「コップ座」です。
あなたの探している神話ですか?
もし、お探しの神話にたどり着けていない方はこちらをご覧ください。
🌟「コップ座」は「うみへび座」の背中に乗るあたりに位置する
目立つ星のない星座ですが、その整った形から、一度見つけると、
意外と分かりやすい星座です。
詳しい見つけ方はこちらをご覧ください。
コップ座の神話
🌟では神話の世界ではどのようなお話があるのでしょうか。。。
実は、「こいぬ座」の諸説あるうちの1説に関係がある神話を紹介します。
酒の神デュオニュッソスがアテネに立ち寄った際に、アテネの王イカリオスに
とても丁重にもてなされました。
喜んだデュオニュソス神は、イカリオス王にお礼の意味を込め、
秘伝の美酒の作り方を伝授し、葡萄の木と杯を与えました。
イカリオス王は早速、伝授されたばかりの酒を造って、国民にも振る舞いました。
しかし、それまで、アテネでは酒を飲んだことがなく、酒を飲んで、酔っ払った
状態を、毒を飲まされたことによる症状と勘違いをしてしまいます。
誤解したまま、騙されたと思った国民は、イカリオス王を殺してしまったのです。
それを知った、デュオニュソス神は悲しみ、イカリオス王の思い出に、
王に贈った杯を星座にしたそうです。
それが「コップ座」だと言われています。
ちなみに、「こいぬ座」がどこに関連があるかというのは、イカリオス王の愛犬
だったというお話で、国民に殺された後のお話が「こいぬ座」の神話へと
繋がります。
🌟この他にも、デュオニュソス神の愛用の杯や、音楽の神アポロンのゴブレット
や王女メディアの杯などの説があります。
王女メディアのお話は「アルゴー船の物語」に関係があります。
アルゴー船の冒険で知り合った、王女メディアと英雄イアソンはイオルコスへ
帰って結婚します。メディアの血筋には魔物の血が入っており、自身にも魔術を
操れる知識を持っていました。
アルゴー船の冒険でも、魔術で調合した薬などを使った勝利に貢献しました。
そのように日常的に魔術を使っていたようですが、イオルコス王にも若返りの
妙薬を煎じます。その時に老齢の王が見事に若返り、それを見たイアソンの叔父が
同じ薬を作るよう命じました。
実はイアソンと叔父は王位をめぐる敵対関係にあり、この機会にイアソンが王に
なるように策を弄しました。
叔父の娘に「若返りの材料には叔父の体が必要だ。」とそそのかし、
自分の父を斬り殺させて、大釜に入れさせました。
このような恐ろしい魔法を、ことあるごとに使ったメディアをイアソンも恐れ、
最後には国から追放してしまうのですが。
色々な魔術に使っていた、大釜や薬草を入れていた鉢が、「コップ座」だ、
という説もあります。
これには、多分、「うみへび座」の背中に乗っているからでしょうか。。。
「うみへび座」女神ヘラの僕で、9つの頭を持つヒドラが元となっているので、
恐ろし繋がりではないでしょうか。。。
🌟どちらの説もちょったと、いい話には程遠いですね。
「コップ座」の見つけ方
「コップ座」は春の星座です。
夜空に輝く「コップ座」の見つけ方はこちらから、ご覧ください。
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まとめ
「コップ座」の神話を紹介しました。
形はとっても可愛らしいのですが、神話はちっとも可愛くありません。
神話のお話は残酷なお話もあるので、ちょっと怖いですね。
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