季節の星座の見つけ方「冬の大三角」

冬の星座




(C)アストロアーツ/星空年間

 

このページは冬の夜空のランドマーク「冬の大三角」です。

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冬の大三角

 

 

「オリオン座」がそろそろ見え始めると、冬がはじまります。

槇原の歌もいいですね〜

 

「オリオン座」を中心に冬のランドマークを見つけましょう。

 

まずは三角形です。

 

 

「冬の大三角」は「オリオン座」のベテルギウスと

「こいぬ座」のプロキオンと「おおいぬ座」のシリウスとを

結んだかたちです。

星座に馴染みのある方だけではないと思うので、もうちょっと詳しく紹介します。

季節のはじめの星座が、東の空から登ってき出した頃の12月中旬の夜空と、だいぶ

西へ移動している2月中旬の夜空で比較して見ましょう。

 

12月中旬の夜空

(C)アストロアーツ/星空年間

 

冬で、真っ先に目につくのが、オリオン座でしょう。

 

オリオン座は人によって、真ん中の三つ星を目印にしていたり、赤いベテルギウスと

リゲルの対角で並ぶ1等星2つを未じるしにしていたり、全体のオリオン座の形を

覚えていたりと、意外と多いのが面白いなと、思います。

 

それだけ、目印になる要素がてんこ盛りな星座ということでしょう。

 

冬の大三角の1つ目は「オリオン座」の右肩に赤く輝く1等星ベテルギウスです。

 

オリオン座が登り始める頃にはまだ、大三角にはならないかもしれません。というの

も、2つめの「こいぬ座」のプロキオンはオリオン座よりも遅れて登ってくるので、

徐々に揃ってゆく感じです。

 

「オリオン座」よりも東側の下方向に、1等星が見えたらほぼ間違いなくプロキオンで

す。なぜ、ほぼかというと、何かが見えるかもしれないのが宇宙ということで。。。

 

では最後の3つ目、「おおいぬ座」のシリウスです。シリウスは全天で今の所、一番

明るい恒星です。「オリオン座」の西よりの下側から登ってきます。「こいぬ座」

プロキオンと同じくらいに登ってきます。

 

11月中旬に「オリオン座」が登ってくるのですが、半月から1ヶ月程の差があります。

夜遅い時間なら早秋でも見えますよ。

 

さて、3つの星を結んで見ましょう。綺麗な正三角形に見えますね。

 

冬の星座の見つけ方「オリオン座」
冬の星座の代表格は何と言っても「オリオン座」でしょう。冬だけでなく、四季を通じても、華やかな星座は、なかなかありませんね。「オリオン座」は冬空の王者とも呼ばれ、その存在感を表しています。
冬の星座の見つけ方「こいぬ座」
「こいぬ座」の見つけ方を紹介しました。冬の大三角形という特徴的な目印にもなるので、覚えて欲しい星でもあります。「こいぬ座」は紀元前1200年頃のフェニキアで「海の犬座」と呼ばれていました。紀元前300年頃にギリシャの本に初めて「こいぬ座」として登場します。とても小さく可愛らしい星座です。
冬の星座の見つけ方「おおいぬ座」
「おおいぬ座」の見つけ方を紹介しました。目印になるシリウスが、ひときわ輝くので、そこから犬の姿をたどって見つけてください。また、「冬のダイヤモンド」と「冬の大三角」は1等星同士を結ぶとできる形です。「おおいぬ座」は両方ともに1角を任されています。

 

2月中旬の夜空

 

(C)アストロアーツ/星空年間

 

次に、2月中旬の夜空も三角形を描いて見ました。

三角形に使われている星は同じですが、星座も西へ向かって移動しているように見える

ので、微妙に位置関係も変わっているように見えます。

 

この頃になると、「おおいぬ座」のシリウスがこれでもか、という存在感があり、目の

高さもちょうどいいので、1番に目に止まるかもしれません。

 

そうなると、シリウスからオリオン座を探して、ペテルギウスとプロキオンを繋いで見

てください。

こっちの三角形は二等辺三角形に見えるかも?です。

冬の星座たち
冬の星座の見つけ方を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。

 

 

 

まとめ

 

冬の大三角形の見つけ方を紹介しました。

 

冬の目印はたくさんあるので、冬の大三角が目印にはならないかもしれませんが、

夏のもある冬にもある三角形は、星座をまた違った角度でみる機会にもなるので、

入門編で知っておいて欲しい冬の形です。

 

良い観望でありますように。。。。

 

 

 

 

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