星座の神話「おおぐま座」

春の星座




 

 

このページは春の星座の神話「おおぐま座」です。

あなたの探している神話ですか?

 

もし、お探しの神話にたどり着けていない方はこちらをご覧ください。

お探しの「星座の神話」はなんですか?
探している星座が、なるべく早く見つかるように、サイト内の案内をまとめました。星座を見つけるアドバイスをしたページと、星座の神話のページがあります。星座の成り立ちによっては神話が由来している星座が、いくつかあるのです。お探しの星座の神話はなんですか?

 

 

 

🌟紀元前1200年頃のフェニキア(現在のレバノン付近にあった古代都市国家)

には、すでに知られていた古い星座の一つです。

 

「おおぐま座」は熊と見るか、車と見るか、地方によって別れていましたが、

段々と、熊をイメージする方へと落ち着いてゆきました。

 

神話の世界は熊の話が伝わってきています。その影響もあって、最終的に熊へと

なっていったのでしょうか。。。

春の星座の見つけ方「おおぐま座」
「おおぐま座」の見つけ方を紹介しました。春の代表的な星座で、北側にあるので、「おおぐま座」の名前を聞くよりも「北斗七星」のある星座としての認識の方が浸透しているかもしれませんね。

 

 

「おおぐま座」の神話

諸説あります。まずは「おおぐま座」の尻尾が長いのはなぜか?

というお話です。

 

誰が長くしたの?

 

昔、ある森の近くの洞窟に1匹の大きなクマが住んでいました。

ある春の日、クマは川で魚を捕り、はちみつを舐め、野原を駆け回って

遊んでいるうちに、あたりがすっかり暗くなってしまいました。

 

急いで住処の洞窟へ帰ろうとしましたが、あいにく、月の無い暗い夜で、

クマは道を間違えて、森の奥深くへと迷い込んでしまいました。

 

いつの間にか、クマは森の真ん中あたりまで来た頃でしょうか、突然に

ヒソヒソと何処からともなく、声が聞こえてきました。

 

驚いたクマは、あたりを見渡しますが、誰もいません。「風の音かな?」と

思うことにして、また歩き出しました。すると、またヒソヒソ声が聞こえます。

 

クマは今度は立ち上がり、周りをじっくりと見渡しました。すると、

目の飛び込んできたのは、森の木々があちらこちらに動き回って、

お互いに話をしている姿でした。

 

驚いたクマは一気に駆け出しました。

ひどく慌てていたので、あちらの木、こちらの木にぶつかりながら、何処を、

どう走っているのかさえ分からなくなりました。

 

その時です。

恐ろしく大きな樫の木が、クマに向かって、ズシン、ズシンと音を立てて、

歩いてきます。クマは急いで逃げようとしましたが、樫の木は長い枝をスルスルと

伸ばすと、クマの尻尾を掴んで、空中に持ち上げてしまいました。

 

実は、この樫の木は森の大王だったのです。

始めは、クマをからかい半分で、追いかけていた森の大王でしたが、クマが

あまりにも激しく暴れるので、とうとう癇癪を起こして、クマを振り回し、

空高く投げ上げました。

 

そして、なんとクマは空にぶつかり、星座となりました。この時、森の大王に

掴まれた尻尾は、振り回されて、長く伸びてしまったそうです。

 

 

 

何ともはやな、お話ですね。

アメリカのインディアンに伝わる神話でした。

 

もう一つの説は、よく耳にするお話ではないでしょうか。。。

 

悲しい妖精のお話

 

森のニンフのカリストが主人公です。

 

森のニンフのカリストは狩の女神アルテミスの侍女でもありました。

女神アルテミスは処女神で、侍女のカリストも男性には見向きもしませんでした。

 

そんなカリストに恋をしたのが、神々の王ゼウスです。

大神ゼウスはなんとか、カリストを口説こうとしますが、全く相手にしません

でした。

 

大神ゼウスは策を練り、カリストへと近づきます。その策というのが、

女神アルテミスの姿に変身するというもので、なんと、大神ゼウスは、

まんまとカリストを手に入れてしまいます。

 

途中で、アルテミスでない事に気がつき、抵抗しましたが、時すでに遅しでした。

誰にも言えずに、数カ月がすぎ、カリストの様子がおかしいと、女神アルテミスも

気がつきます。

 

問い詰められたカリストは、女神アルテミスに大神ゼウスの子供を宿した経緯を

話しました。話を聞き、女神アルテミスは激しく怒りましたが、

 

さらに、激怒した神がいました。

 

大神ゼウスの妃で女神ヘラです。

女神ヘラはカリストに呪いをかけ、熊の姿に変えてしまいました。

 

それが「おおぐま座」のクマだと言われています。

 

🌟このカリストの神話にも諸説あって、

女神アルテミスに一生子供は産まない誓いを立てていたので、その誓いを破った

罪で、熊の姿に変えられた。というお話もあります。

 

 

「おおぐま座」の見つけ方

 

「おおぐま座」は春の星座です。

夜空に輝く「おおぐま座」の見つけ方はこちらから、ご覧ください。

春の星座の見つけ方「おおぐま座」
「おおぐま座」の見つけ方を紹介しました。春の代表的な星座で、北側にあるので、「おおぐま座」の名前を聞くよりも「北斗七星」のある星座としての認識の方が浸透しているかもしれませんね。

 

 

 

この他の春の星座の神話

 

この他の春の星座神話はこちらからお探しください。

星座の神話「春の星座」
春の星座の神話を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。

 

春以外の星座はこちらから探せます。

星座の神話「夏の星座」
夏の星座の神話を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。
星座の神話「秋の星座」
秋の星座の神話を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。
星座の神話「冬の星座」
冬の星座の神話を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

🌟「おおぐま座」の紹介しました。

 

諸説あるので、代表的なものを紹介しました。

どちらも可哀想な感じのお話です。

 

あなたはどう思われますか?

 

 

参考文献・サイト一覧
星のコトワリを掲載するにあたっての参考文献・参考サイトを一覧にまとめました。サイトの記事の作成のために参考しています。
星雲・星団を見てみよう
星雲・星団の見つけ方を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。肉眼でも辛うじて見える星団を紹介しています。よく見える環境でなら申し分ないですが、ご自宅で、4等星ほど見える方はご自宅でも見れらま...
星コラム「メシエ天体リスト」
シャルルメシエが作ったリストは一般的に「M〇〇」という表記で使われています。この天体は望遠鏡で見つけられる明るさのものばかりです。星座を見つけた後は星雲。星団の挑戦してみてください。その参考にしてください。
星コラム「全天88星座リスト」
1930年の国際天文学連合を契機に、星座が統一・整理されることになり、星座の境界線が引かれ、星空は世界共通の88星座に統一されました。この88の星座を表にまとめました。
星コラム「1等星一覧」
全天の1等星一覧をリストにしました。一等星は全天に21個とする場合と、ふたご座のカストルを含めて22個とする場合があり、このページでは含めた22個でおおくりしてます。 星座を探す時の目印にもなる1等星です、参考にしてください。
星コラム一覧
星のいろいろな雑学的なところや、星についてのまとめページを一覧にしてます。
星座の窓口
星座を季節ごとにまとめて、見つけ方と神話と探しやすくするためのインデックスページです。
星コラム「年間の流星群一覧にまとめました」
流星群は1年を通して、同じような時期の決まって出現します。それの取りまとめを紹介します。しぶんぎ座流星群、こと座流星群、おとめ座流星群、みずがめ座流星群、はくちょう座流星群、ペルセウス座流星群、やぎ座流星群、ジャコビ二流星群、おうし座流星群、しし座流星群、オリオン座流星群、ふたご座流星群、こぐま座流星群
星コラム「太陽系惑星取りまとめ」
星コラムでの太陽系惑星の記事を中心に取りまとめたページです。「水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星」などの簡単にまとめたページ一覧です。
星ヨル部
星のイベントの紹介ページです。女子旅、ご家族で、婚活イベントに、社員旅行などの参考にして星です。また観望会などの情報も随時更新中です。お近くの天文台などお出かけください。
ブラックホールについて取りまとめ
ブラックホールに関する項目の記事の取りまとめたインデックスです。またブラックホールの存在が認められる銀河を紹介した記事も合わせて取りまとめています。参考にしてください
天文用語取りまとめ
天文用語のページを取りまとめています。活用してみてください。

 

 

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました