春の星座の見つけ方「おおぐま座」

春の星座




(C)国立天文台

 

このページは春の星座の「おおぐま座」です。

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「おおぐま座」

 

🌟春の代表的な星座で、北側にあるので、「おおぐま座」の名前を聞くよりも

「北斗七星」のある星座としての認識の方が浸透しているかもしれませんね。

 

探してみましょう。

星座の神話「おおぐま座」
紀元前1200年頃のフェニキア(現在のレバノン付近にあった古代都市国家)には、すでに知られていた古い星座の一つで、「おおぐま座」は熊と見るか、車と見るか、地方によって別れていましたが、段々と、熊をイメージする方へと落ち着いてゆきました。

 

 

(C)アストロアーツ/星空年間

 

見つけ方

🌟春になると北東から顔を出し始める「おおくま座」目印は何と言っても、

その尻尾の特徴的な形でしょう。

 

北斗七星とも言われる七つ星は、3月頃の昇り始めは、ひしゃくが縦向きに

姿を現します。

春の暖かさが進むにつれ、ひしゃくがひっくり返った姿で見つけることが

できます。夏の終わる頃にはひしゃくの杓が下向きになってきます。

 

それらを気にしながら探してください。

 

「北斗七星」は「おおぐま座」のお尻から尾の部分になります。

「おおくま座」のα星は北斗七星の杓の端の星です。北斗七星は2等星が多く

見つかり易いです。さらに「おおぐま座」の全体を探してみます。

 

ひしゃくの杓と柄の繋ぎ目を利用して、2等星で作る杓を2倍にしてみると、

4等星で大きな杓の形になります。

 

これがおおぐまの身体になります。4等星なので、ちょっと見えにくいです。

大きな杓の上部の星からさらに天頂に向かって行くと3等星と4等星が2つ並んで

います。それがおおぐまの前足です。

 

最後は後ろ足です。後ろ足は2手に別れています。

 

大きくした杓の下側の東よりの星から、1方は、天頂に向かって3等星が縦に

ほぼ等倍に並んでいて、先端は3等星が2つ並んでいます。

もう1方は、東寄りに向かって3等星と4等星が2つ寄り添うように並んでいます。

 

「おおぐま座」の全貌が見えましたか?

 

 

 

🌟古くから知られた星座で、、バビロニアでは「荷車」、中国では「帝車」、

エジプトでは「オシリスの車」と呼ばれ、ギリシャでも紀元前9世紀の詩人

ホメロスが詩の中で「アルクトス(熊)」や「ハマクサ(車)」と記されています。

 

北斗七星から北極星を探す

 

北極星を探す方法をまとめたページはこちらをご覧ください。

季節の星の見つけ方「北極星」
「北極星」の見つけ方を紹介しました。「こぐま座」からダイレクトな探し方と、「カシオペヤ座」や「おおぐま座」から探す方法を紹介しましたが、季節のよって星座は変わります。動かない北極星が、どこに見えるのか一度探して見ましょう。

 

 

おおぐま座にある天体

 

「おおぐま座」には、特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、

そちらも合わせてご覧ください。

 

星雲・星団・銀河どんな天体?「ボーテ銀河-M81-NGC3031」
「M81-NGC3031-ボーテ銀河」について紹介しました。姿の美しい渦巻銀河です。名前の由来は発見者のドイツの天学者のボーテさんでした。
星雲・星団・銀河どんな天体?「葉巻銀河-M82-NGC3034」
M82-NGC3034-葉巻銀河」について紹介しました。この銀河はスターバースト銀河の見本のような存在で、真横から見える姿で、中心部からのガスが上下に出ている様子がよく捉えられています。研究対象として注目の高い天体の一つです。
星雲・星団・銀河どんな天体?「フクロウ星雲-M97-NGC3587」
「M97-NGC3587-フクロウ星雲」について紹介しました。丸い形の可愛らしい星雲です。時間の違いはありますが、人も同じように生まれたら最期があるように、星にも最期がやってくるんですね。
星雲・星団・銀河どんな天体?「回転花火銀河-M101-NGC5457」
「M101-NGC5457-回転花火銀河」について紹介しました。渦巻銀河としての姿がよくわかって、とても美しい銀河一つです。名前も特徴をよく捉えていて覚えやすいですね。
春の星座にあるメシエ天体「おおぐま座-M108-NGC3556」
おおぐま座にある「M108-NGC3556」について紹介しました。「おおぐま座」は意外と広いので、とらえどころがない部分もあるのですが、目印の「北斗七星」が運命的な形で、配置されています。天体を探す参考にしてください。
春の星座にあるメシエ天体「おおぐま座-M109-NGC3992」
おおぐま座にある「M109-NGC3992」について紹介しました。「北斗七星」から探すと、とても見つかりやすい位置にある銀河です。「おおぐま座」にはこの他にもたくさん天体があるので、興味を持って見て欲しいです。

 

 

おおぐま座の特徴ある形

星コラム「北と南で特徴ある星の並びの形くらべてみました」
北と南にある、夜空の特徴ある星の並びの形をくらべてみました。固有の形で、単独のものが多い中、同じような形で、しかも南北にあるという特別感がいいですね。

 

 

おおぐま座の神話

 

おおぐま座の神話をまとめたページはこちらをご覧ください。

星座の神話「おおぐま座」
紀元前1200年頃のフェニキア(現在のレバノン付近にあった古代都市国家)には、すでに知られていた古い星座の一つで、「おおぐま座」は熊と見るか、車と見るか、地方によって別れていましたが、段々と、熊をイメージする方へと落ち着いてゆきました。

 

おおぐま座の和名

 

おおぐま座の和名については、こちらのページをご覧ください。

星座の和名を知ろう「春の星座ーおおぐま座」
日本では、「おおぐま座」というよりも、「北斗七星」の方が認知度が高いように思います。やはりその奇跡的な形に並んだ、2等星を多く含む柄杓型が、印象的で、誰かに聞かれても、説明がしやすく、目印にはもってこいだからでしょうか。

 

 

 

基本情報

基本情報

学名 UrsaMajor(略号UMa)
中央位置 赤経:11h16m   赤緯+51°
概略範囲 東14h27m,西8h05m,北+73°,南+29°
20時南中 5月3日(高度74°)
面積 1279.66平方度(順位3)
肉眼星数 71個(5.5等)
設定者 プトレマイオス
主な天体 α星:ドゥべ 1.8等星

β星:メラク 2.3等星

γ星:フェクダ 2.4等星

ζ星:ミザール 重星 2.3~3.9等星

ν星:アルラ・ポレアリス 重星 3.7~10.1等星

ξ星:アルラ・アウストラリス 重星 4.3~4.8等星

M81:NGC3031、渦巻銀河 7.8等星

M82:NGC3034:不規則銀河 9.2等星

M97:NGC3587、惑星状星雲 12.0等星

M101:NGC5457、渦巻銀河 8.2等星

M108:NGC3556、渦巻銀河 10.6等星

M109:NGC3992、棒渦巻銀河 10.6等星

見どころ ζ星=北斗七星のひしゃくの柄から2番目の二重星です。2.3等星のミザールから約12″離れたところに3.9等星のg星アルコルがくっついています。目試しの星としても知られています。

M81=北斗七星のγ星からα星を結んで、そのまま同じ長さを延長したところにある渦巻銀河です。光度は7.8等星で双眼鏡でも淡く見ることができます。

M82=M81のすぐそばに位置している不規則銀河です。光度は9.2等星で、大気の澄んだところでは双眼鏡でM81とM82の二つの銀河が「ハ」の字型に並んでいるのが見えます。口径8cmでは凹凸のある細長い形がわかるようになります。

 

 

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まとめ

🌟「おおぐま座」の見つけ方を紹介しました。

 

春の先駆けを飾る星座の一つです。

北側の星座ですが、北斗七星がある星座ですので、

全体像を把握してみてください。

 

良い観望でありますように。。。。

 

 

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