🌟「かに座」には「プレセべ星団」という肉眼で見える星団があります。
かにの甲羅の部分にあたるところにあるので、
探して見ましょう。
見つけ方
🌟「かに座」にあるので、まずは「かに座」を確認しましょう。
見つける参考にはこちらを。。。
甲羅の部分が4つの星で囲まれています。そちらに注目してください。
🌟黄道星座でもある「かに座」にあるM44の散開星団は「プレセべ星団」とも
呼ばれています。
「かに座」は「しし座」と「ふたご座」の間にある星座です、そして、「かに座」
には1等星がありませんが、「しし座」と「ふたご座」には1等星があるので、
それらを頼りに探してみましょう。
「しし座」のレグルスと「ふたご座」のポルックスとの中間地点に3等星ほどの
明るさのぼんやりとしたものが見えます。それが「プレセべ星団」です。
双眼鏡ではもう少しはっきりしますが、3等星ほどの明るさなので、肉眼でも
かろうじて確認できるでしょう。
探してみてください。
🌟紀元前260年ごろの、古代ギリシャの詩人アラストは、「小さな霧」と呼んで
いました。
また、中国では「積尸気(せきしき)」と言って、遺体から立ち昇る霊魂に見立てて
います。「プレセべ」は、馬やロバの食べる藁を入れる、「カイバ桶」という意味
を持っていて、どちらもあまり歓迎したい名前ではありませんね。
かろうじて、英名は「ビーハイブ」(蜂の巣)と付いていて、こちらの方が、
まだ良いような気がしますね。
⭐️「プレセべ星団」は明るい星と共に50個ほどの星が、満月の約3個分の範囲に
散らばって見えます。これは散開星団としては近距離の515光年にあるためです。
🌟「プレセべ星団」を小さな霧と呼んだギリシャの詩人アラストは、
「小さな霧は、晴れた空でないと見えない」と言いました。
そのため、見えないということは、嵐が接近する前兆だと考えました。それ以降、
プレセべ星団は、長い間、「雲状の天体である」と信じられてきました。
しかし、1610年に、ガリレオが自作の望遠鏡で、36個の星を数えて、星団である
ことを発見しました。この他にも、ガリレオは星雲星団の多くの観測に成功して
いて、「プレセべ星団」もその一つということです。
この他の「かに座」にある天体
「かに座」には、特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、
そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
プレセべ星団 | |
天体番号番号 | M44/NGC2632 |
赤経 | 8h40.1m |
赤緯 | +19°59′ |
等級 | 3.1等 |
距離 | 515光年 |
星座 | かに座 |
種類 | 散開星団 |
まとめ
🌟「プレセべ星団」について紹介しました。
肉眼では、ぼんやり見えます。季節によって、見える時期には星座だけでなく、
星団も見えるので、肉眼で見て欲しいです。
良い観望でありますように。。。
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