星雲・星団・銀河どんな天体?「スターバースト銀河-NGC253」

NGC天体




 

 

 

🌟「スターバースト銀河-NGC253」は「ちょうこくしつ座」にある特徴のある

銀河です。

 

星コラム「名前のついている星雲・星団・銀河」
名前のついている星団星雲・銀河をまとめました。その特徴から付けられた別名や、発見者の名前による由来などもあります。宇宙に興味を持つきっかけになればいいなと考えます。  

 

どこにあるの?

 

🌟所属星座は「ちょうこくしつ座」の領域にあります。

 

まずは周りの星座などと「ちょうこくしつ座」の位置を確認しましょう。

 

秋の星座の見つけ方「ちょうこくしつ座」
秋の星座「ちょうこくしつ座」のみつけ方を紹介しました。南の低い位置にあったり、星明かりがあまり明るくない、などの見つけにくい要素があるのですが、その位置は秋で唯一の1等星のすぐ左隣にあるなど、位置の確認はたやすいので、是非とも探してみて下さい。
秋の星座の見つけ方「みなみのうお座」
まだつ星が少ない秋の星座ですが、1等星がある「みなみのうお座」は比較的探しやすかったり、目印になったりします。大まかな位置は「みずがめ座」の南下に位置しています。南の低空に10個ほどの星が楕円形を描いています。
秋の星座の見つけ方「みずがめ座」
「みずがめ座」は秋には見頃を迎える星座です。流星群は深夜に出現します。 7月の21時頃やっと東の空から昇り始めます。全体的に3等星から5等星という目立つ星があまりありません、しかも全体像は大きめなので、全体を見つけるのは少し難しいようです。
秋の星座の見つけ方「やぎ座」
黄道12星座の1つで10番目に位置する「やぎ座」は、歴史も古くシュメール時代に作られました。大まか位置は「いて座」と「みずがめ座」の間にあります。
秋の星座の見つけ方「くじら座」
秋の星座の「くじら座」の見つけ方を紹介しました。くじら座は全天で4番目に大きな星座ですが、暗い印象の星が複雑な形に並んでいるので、全体像を捉えるのは少し難しい星座の一つです。
秋の星座の見つけ方「ペガスス座」
秋の宵の頃には、東の空高く4個の星が大きな四辺形を、形作っています。逆さまになった、天馬ペガススの上半身の姿が描かれています。夏の大三角から探すか、秋の黄道星座から探すか、両方を紹介しました。

 

(C)アストロアーツ/星空年鑑

 

🌟「ちょうこくしつ座」というちょっと聞きなれない星座に、「NGC253」が

あります。聞きなれないという理由としては、低い位置にある星座で、特に目立つ

星がない事、それに付け加えて、「秋」という季節には、夏や冬ほどの賑わいが

感じられないからだからでしょうか。

 

ですが秋には秋の星の楽しみ方かあります。実は秋は夏よりも空気が澄んでいるの

でキラキラと美しい星が見られます。1等星が1つしかないのですが、星雲や銀河

など見つけやすい観測好機でもあります。

 

マニア向けに「NGC253」はオススメです。

 

🌟「みなみのうお座」のフォーマルハウトが少し低い位置で輝いています、その

東側に「ちょうこくしつ座」が広がっています。まっすぐ東へ真横に目を移すと

先に目につくのは「くじら座」の2等星のβ星デネブカイトスでしょう。

 

「くじら座」の2等星のβ星デネブカイトスから、南へ下がったところに

「NGC253」はあります。さらに下がると、「ちょうこくしつ座」の4等星のα星

に行き着きます。

 

ちなみにNGC253と「くじら座」の2等星のβ星デネブカイトスとの間には

NGC247という矮小渦巻銀河があり、「ちょうこくしつ座銀河群」との分類されて

います。

 

また、NGC253と「ちょうこくしつ座」の4等星のα星の間には「NGC288」と

いう球状星団もあります。

 

 

(C)NASA/NGC253

 

その特徴は?

 

🌟「ちょうこくしつ座」の近くにあるのですが、さらにこの近くには「ちょうこ

くぐ座」という星座もあって、この辺りは、南部の彫刻家の領域として、見られる

ので、この「NGC253」の銀河も彫刻された銀河と呼ばれる事もあります。

 

その姿はまさに彫刻されたような美しい螺旋銀河の姿をしていて、最も塵の多い

銀河の一つでもあります。塵が多いということは、螺旋状の腕の中では活発に星の

形成が行われていて、その様子は光沢のように光る渦状腕や、散りばめられたよう

な青い光などから読み取れます。

 

また、NGC253は高エネルギーのX線とガンマ線の強力な供給源としても知られて

いて、おそらくは中心近くの大規模なブラックホールによるものと考えられていま

す。

 

🌟南のアンドロメダ銀河と呼ばれ、アンドロメダ銀河に次いで、観測しやすい

銀河でもあるNGC235ですが、メシエ天体でないのは高度が低かったせいではない

か、と考えられています。発見者はウィリアム・ハーシェルの妹で、カロライン・

ハーシェルです。

 

基本情報

基本情報

スターバースト銀河
番号 NGC253
赤経 00h47.3m
赤緯 -25°17′
等級 8.0等
距離 1000万光年
星座 ちょうこくしつ座
種類 渦巻銀河

 

まとめ

🌟「スターバースト銀河-NGC253」について紹介しました。

 

低い位置にある銀河ですが、南のアンドロメダ銀河と呼ばれ、とても形の美しい

銀河としても人気のある銀河です。

 

機会があれば、大きな望遠鏡のある施設で探して見てください。

 

 

 

 

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