🌟「スターバースト銀河-NGC253」は「ちょうこくしつ座」にある特徴のある
銀河です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「ちょうこくしつ座」の領域にあります。
まずは周りの星座などと「ちょうこくしつ座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「ちょうこくしつ座」というちょっと聞きなれない星座に、「NGC253」が
あります。聞きなれないという理由としては、低い位置にある星座で、特に目立つ
星がない事、それに付け加えて、「秋」という季節には、夏や冬ほどの賑わいが
感じられないからだからでしょうか。
ですが秋には秋の星の楽しみ方かあります。実は秋は夏よりも空気が澄んでいるの
でキラキラと美しい星が見られます。1等星が1つしかないのですが、星雲や銀河
など見つけやすい観測好機でもあります。
マニア向けに「NGC253」はオススメです。
🌟「みなみのうお座」のフォーマルハウトが少し低い位置で輝いています、その
東側に「ちょうこくしつ座」が広がっています。まっすぐ東へ真横に目を移すと
先に目につくのは「くじら座」の2等星のβ星デネブカイトスでしょう。
「くじら座」の2等星のβ星デネブカイトスから、南へ下がったところに
「NGC253」はあります。さらに下がると、「ちょうこくしつ座」の4等星のα星
に行き着きます。
ちなみにNGC253と「くじら座」の2等星のβ星デネブカイトスとの間には
NGC247という矮小渦巻銀河があり、「ちょうこくしつ座銀河群」との分類されて
います。
また、NGC253と「ちょうこくしつ座」の4等星のα星の間には「NGC288」と
いう球状星団もあります。
(C)NASA/NGC253
その特徴は?
🌟「ちょうこくしつ座」の近くにあるのですが、さらにこの近くには「ちょうこ
くぐ座」という星座もあって、この辺りは、南部の彫刻家の領域として、見られる
ので、この「NGC253」の銀河も彫刻された銀河と呼ばれる事もあります。
その姿はまさに彫刻されたような美しい螺旋銀河の姿をしていて、最も塵の多い
銀河の一つでもあります。塵が多いということは、螺旋状の腕の中では活発に星の
形成が行われていて、その様子は光沢のように光る渦状腕や、散りばめられたよう
な青い光などから読み取れます。
また、NGC253は高エネルギーのX線とガンマ線の強力な供給源としても知られて
いて、おそらくは中心近くの大規模なブラックホールによるものと考えられていま
す。
🌟南のアンドロメダ銀河と呼ばれ、アンドロメダ銀河に次いで、観測しやすい
銀河でもあるNGC235ですが、メシエ天体でないのは高度が低かったせいではない
か、と考えられています。発見者はウィリアム・ハーシェルの妹で、カロライン・
ハーシェルです。
基本情報
基本情報
スターバースト銀河 | |
番号 | NGC253 |
赤経 | 00h47.3m |
赤緯 | -25°17′ |
等級 | 8.0等 |
距離 | 1000万光年 |
星座 | ちょうこくしつ座 |
種類 | 渦巻銀河 |
まとめ
🌟「スターバースト銀河-NGC253」について紹介しました。
低い位置にある銀河ですが、南のアンドロメダ銀河と呼ばれ、とても形の美しい
銀河としても人気のある銀河です。
機会があれば、大きな望遠鏡のある施設で探して見てください。
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