(C)NASA/イータカリーナ星雲-NGC3372
🌟「イータカリーナ星雲-NGC3372」は「りゅうこつ座」にある特徴のある
星雲です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「りゅうこつ座」の領域にあります。
まずは周りの星座などと「りゅうこつ座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
「りゅうこつ座」の領域です、「りゅうこつ座」と「ほ座」との間にある「みなみじ
ゅうじ座」と間違う十宇架があります。
この1つの中にある「ほ座」のκ星と、本家「みなみじゅうじ座」の赤い2等星γ星の
ガクルックスを結んだ線と、「ほ座」の南の端の星、μ星と「りゅうこつ座」の南の
端の星、θ星を結んだ線との交点に当たる場所に「りゅうこつ座」のη星があります。
このη星を取り囲んでいるのが「イータカリーナ星雲」です。
日本では、沖縄でも低い位置が見えるような場所で、「りゅうこつ座」のカノープス
が沈んだ後に少し見えるかもしれないですね。
その特徴は?
近々、超新星爆発が起きるか、と言われていますが、近々と言っても、宇宙年齢とい
うか、宇宙的時間の流れの中なので、遅くても百万年以内には起こる、程度には考え
られています。
爆発前の増光が始まっていて、それがいつ迎えるのか、誰にも予測ができていない
のです。1843年の爆発的増光では、全天で2番目に明るい星になりました。
また周期的に増光していると思われたのも、η星が連星のために、周期的な増光とな
って観測されていたに過ぎず、またη星の主星の質量は太陽の100倍程の、モンスタ
ー級の大きな星で、突発的な爆発で起こる恒星風などの、現象作用などの解析はでき
るはずもなく、謎に包まれたままです。
ただ、いつか起こる超新星爆発を観測して、超新星になる間際の恒星を観測できる
チャンスという点で、注目度の高い天体です。
(C)NASA/イータカリーナ星雲-NGC3372
基本情報
基本情報
イータカリーナ星雲 | |
番号 | NGC3372 |
赤経 | 10h44.1m |
赤緯 | -59°53′ |
等級 | ー |
距離 | 6500光年 |
星座 | りゅうこつ座 |
種類 | 星雲 |
まとめ
🌟「イータカリーナ星雲-NGC3372」について紹介しました。
沖縄でも低い位置が見える場所で、星のよく見える環境だと、なんとか見えるでしょ
うか。超新星爆発が生きているうちに、あればいいなと思います。
南半球の夜空を眺める機会があれば、探して見てください。
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