🌟クリスマスの時期ではなくても、冬の星座が見え出す頃から、
探しどきの「クリスマスツリー星団」を紹介します。
クリスマスデートのロマンティックソースに覚えておくのは
いかがですか?
見つけ方
🌟冬に大三角形の中にある星座をご存知ですか?
「いっかくじゅう座」が目立ちませんがあります。
まずは「いっかくじゅう座」を確認しましょう。
こちらを参考にしてみてください。
🌟冬の大三角形から探す方が見つかりやすいかも知れませんね。
「オリオン座」のベテルギウスと、「おおいぬ座」のシリウス」「こいぬ座」の
プロキオンをつなぐと冬の大三角形が出来上がります。
🌟クリスマスツリー星団は「いっかくじゅう座」にありますが、
いっかくじゅう座の上部よりさらに少し上にあります。
🌟クリスマス頃には東の空に上りかけた、冬の大三角形を探しましょう。
「いっかくじゅう座」が4等星ほどの明るさの星しかないので、目印には周りの
星を頼ります。
「こいぬ座」のプロキオンと「オリオン座」のベテルギウスと結んだ線の側にある
ことを気に留めておきます。次に、「ふたご座」を確認しましょう。「こいぬ座」
のすぐ上に二つ並んだ1等星と2等星が見つかります。
2等星が上側でカストルで、1等星が下側でポルックスです。
ポルックスとオリオン座のベテルギウスを結んだ線上に、ふたごの足に当たる
2等星のアルヘナがあります。
「ふたご座」のアルヘナから南へ下がると「ふたご座」の足先の星、ξ星があり
ます。「こいぬ座」のプロキオンと「オリオン座」のベテルギウスと結んだ線を
3等分してみます。
ベテルギウスから3分の1、プロキオンから3分の2のところに4等星があります、
それが「いっかくじゅう座」の13番星になります。
「いっかくじゅう座」の13番星と「ふたご座」の足先のξ星との中間地点に
ぼんやりとした4等星程の明るさが見えます。
冬の大三角形の中に「いっかくじゅう座」の4等星たちが見つかる場所では、
この「クリスマスツリー星団」も見えるので、頑張って探してみましょう。
双眼鏡など使うと、「クリスマスツリー星団」の中心に当たる星が、
「いっかくじゅう座」の15番星でS星とも言われる星で、青白い変光星が、
4.6等星の明るさで、見つけやすいでしょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑より(2/14/21時頃)
ちなみに、バレンタイン頃の空では少し高い位置で見やすいでしょう。南西よりの
空を見てみましょう。
名前の由来
🌟「クリスマスツリー星団」という名前はどこからきたのでしょうか。
双眼鏡で見たときに、十数個の明るい星がV字型に並んでいるのが見えます。
これを望遠鏡で見ると倒立像になり、上向きの矢印のようになるのが、クリスマス
ツリーのようなところから「クリスマスツリー星団」と呼ばれています。
冬の大三角形にあることもあり、まさにぴったりのネーミングというわけです。
クリスマス星雲を包むコーン星雲
🌟「クリスマスツリー星団」の星たちは同時期に生まれている星たちです、
まだ生まれて間もない「クリスマスツリー星団」は、星間ガスに包まれています。
小型の天体望遠鏡では見ることができませんが、天体写真では、長時間露出撮影
すると、星雲が浮かび上がります。
その形から「コーン(円錐)星雲」と呼ばれています。
基本情報
基本情報
クリスマスツリー星団 | |
天体番号番号 | NGC2264 |
赤経 | 6h41.1m |
赤緯 | +9°53′ |
等級 | 3.9等 |
距離 | 2600光年 |
星座 | いっかくじゅう座 |
種類 | 散光星雲+散開星団 |
まとめ
🌟「クリスマスツリー星団」について紹介しました。
肉眼では、星のよく見える場所でなら、ぼんやりと見ることができます。
冬の大三角形を目印にできるので、冬の間探して見てください。
このように季節によって、見える時期には星座だけでなく、星団も見えるので、
肉眼で見て欲しいです。
良い観望でありますように。。。
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