(C)国立天文台
このページは夏の星座の「はくちょう座」です。
あなたの探している星座ですか?
もし、お探しの星座にたどり着けていない方は、こちらをご覧ください。
「はくちょう座」
「ペルセウス座流星群」をご覧になられましたか?
見られなかった。
そんな方に、流れる数は少ない目ですが、
「はくちょう座流星群」が8月18日頃〜20日に極大を迎えます。
そちらでまたチャレンジしてみてください。
関連記事
それに伴って、「はくちょう座」見つけ方を紹介します。
夏の宵の頃、天高く輝く3個の明るい星が目を引きます。
これは「夏の大三角」と呼ばれる、
「はくちょう座のデネブ」の各星座の1等星を線で結んだ形が
大きな三角形を形作るところから、そう呼ばれています。
見つけ方
この「夏の大三角」を見つけて探す。
という、一番オーソドックスな見つけ方は
天の川の中に浸っているのが、「はくちょう座のデネブ」です。
天中でも一番東よりなので、ゆっくりと昇ってきます。
天の川の対岸の「アルタイルとベガ」になっていますが、
この二つの星は「七夕」の彦星と織姫です。
この二人を引き合わせるように天の川で、
その体を天の川に浸すような、翼を広げた白鳥の姿が
見つかります。
(C)アストロアーツ/星空年間
また、十字型に綺麗に並んでいる姿が、確認できるでしょうか。
この十字型は「はくちょう」が翼を広げている様子で、
南天の南十字に対して「北十字」とも呼ばれでいます。
「はくちょう座」にある天体
「はくちょう座」には、特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、
そちらも合わせてご覧ください。
はくちょう座の特徴ある形
「はくちょう座」には、特徴のある形があり、まとめたページも合わせて
ご覧ください。
はくちょう座にある二重星
はくちょう座にはアルビレオという2重星があります。
はくちょうの頭部にあるβ星が二重星です。
二重星についてはこちらをご覧ください。
はくちょう座の神話
「はくちょう座」の神話を、まとめたページも合わせて
ご覧ください。
基本情報
基本情報
学名 | Cygnus(略号Cyg) |
中央位置 | 赤経:20h34m 赤緯+44.5° |
概略範囲 | 東22h01m,西19h07m,北+61°,南+28° |
20時南中 | 9月25日(高度80°) |
面積 | 803.98平方度(順位16) |
肉眼星数 | 79個(5.5等) |
設定者 | プトレマイオス |
主な天体 | α星:デネブ 1.3等星
β星:アルビレオ、重星、3.4~5.5等星 γ星:サドル 2.2等星 δ星:重星、2.9~6.6等星 τ星:重星、3.9~6.8等星 R:変光星、6.1~14.2等星、426日周期 NGC6871:散開星団、5.6等星 NGC7000:散光星雲、北アメリカ星雲、5.9等星 はくちょう座流星群:8月18日~20日ごろが見頃 |
見どころ | β星アルビレオ=白鳥のくちばしに位置する二重星で、黄色の3.4等星と青色の5.5等星が34.3″(0.87122m)離れています。色の対比がトパーズやサファイアのようなところから、天上の宝石と呼ばれています。双眼鏡で分離することができます。
NGC7000=デネブの東にある散光星雲、その形から北アメリカ星雲と呼ばれています。写真には簡単に映りますが、望遠鏡では見えづらく、透明度の良いところでは、肉眼か双眼鏡の方が極めて淡くですが見ることができます。 |
この他の夏の星座
この他の夏の星座はこちらからお探しください。
夏以外の星座はこちらから探せます。
まとめ
はくちょう座流星群の放射点ある「はくちょう座」の見つけ方を
紹介しました。
「十字型」の並びから探すか、「夏の大三角」から探しても良いでしょう。
流星群を見る時の参考にしていただければと思います。
いい天気でありますように。。。
余談ですが、
「はくちょう座」のことは
宮沢賢治の銀河鉄道の夜にも登場します。
お盆も過ぎて、
だんだん夜の長くなって、もう少し残暑が過ぎて
読書向きの季節になる頃、読んでみてはいかがですか?
いやいやネットであらすじを。の方はこちら。
新編銀河鉄道の夜改版 (新潮文庫) [ 宮沢賢治 ] 手元に置きたい方はこちらを。
|
あとは図書館とかどうでしょう。
コメント