🌟「おとめ座」にある「NGC4438/NGC4435-銀河」の位置を
確認してみましょう。
どこにあるの?
🌟「おとめ座」にありますが、近くの「しし座」と「かみのけ座」の間は
「おとめ座銀河団」とよばれ、銀河などが集中している場所でもあります。
さらに目印には「うしかい座」の1等星アルクトゥールスも役に立つでしょう。
まずは周りの星座などと「おとめ座」の位置を確認しましょう。
※ピンクの丸で囲んだあたりが、「乙女座銀河団」と呼ばれる銀河などが密集している場所です。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「NGC4438/NGC4435」は「おとめ座」と「かみのけ座」の境界のあたりに
あります。
「しし座」のデネボラと、「おとめ座」の3等星のε星ウィンデミアトリクスとを
結んだ線の真ん中あたりにあります。
「しし座」のデネボラは「うしかい座」のアルクトゥールスと「おとめ座」の
スピカとを繋いでできる「春の大三角形」の一角です。
「おとめ座」の3等星のε星ウィンデミアトリクスは「おとめ座」の上半身部分に
ある4つの3等星で作る三角錐の一番上部にある星です。
🌟画像を見るとわかるかと思うのですが、「NGC4438/NGC4435」は二つ同じよ
うに並んで、目のように見えるので、「theEyes」と呼ばれています。
ぼんやりガスのようなものが周りにある方が、NGC4438です。比較的最近、衝突
して大きく変形した螺旋銀河だと考えられています。
おとめ座銀河団について
🌟「おとめ座」と「しし座」と「かみのけ座」の間は「おとめ座銀河団」と
よばれ、約1300〜2000個の銀河が集中しています。中でもメシエ番号や
NGCの番号がついているものは小型の望遠鏡でも観測できます。
ここの銀河は大きな質量を持った銀河が多いので、ブラックホール候補の天体も
多く確認してされています。
乙女座銀河団の構造は渦巻銀河と楕円銀河が不均一に混ざっています。
(C)NASA
基本情報
基本情報
the Eyes-銀河 | |
番号 | NGC4438/NGC4435 |
赤経 | 12h27.5m |
赤緯 | +13°00′ |
等級 | 10.0等 |
距離 | 5000万光年 |
星座 | おとめ座 |
種類 | 銀河 |
まとめ
🌟「the Eyes-NGC4438/NGC4435-銀河」について紹介しました。
「おとめ座」にあり肉眼では見えません。おとめ座銀河団の中でも特に集中してい
る部分にあり、衝突してもおかしくない距離の銀河も多かったことでしょう。
また、集中してるからこそ顔のように見えたりもするようです。
もし観測会などで、大きな望遠鏡で見る機会があれば、みてみましょう。
良い観望でありますように。。。
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