このページは春の星座の「からす座」です。
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「からす座」
🌟「からす座」をご存知でしょうか?
小さな星座で、明るさも3等級ほどの4つの星が台形が
少しゆがんだような形に並んでいます。
さて、「からす座」を探してみましょう。
(C)アストロアーツ/星空年間
見つけ方
🌟南の空をゆっくり目を向けると、
「おとめ座」のスピカが1等星の輝きを放っているのが
わかることでしょう。
スピカの少し西よりではありますが、すぐ下に
小さなゆがんだ台形が「からす座」です。
目印があるのはいいですね。
近くには、「うみへび座」の尻尾が地平へんから覗いていたり、
「ケンタウロス座」体半分地上に出ている姿がみられます。
「からす座」の歴史は古く紀元前1900年頃には誕生していました。
その頃の古代アラビアでは、「からす座」の台形を、
砂漠に張ったテントにも見立てられていました。
台形の上辺のγ(ガンマ)星とδ(デルタ)星の延長線上に
「おとめ座」のスピカがあることから、イギリスでは
「スパイカのスパンカー」と呼ばれています。
これは「スパイカ」はスピカのことで、「スパンカー」は
帆船の一番後ろにある縦帆を表す言葉です。
このように形が船と捉える見方はその他にも日本でも
「帆掛け星」と呼ばれることもあります。
また、この4つの星がなぜ「からす座」と言われるのか、
詳しくは「からす座」の神話でお話しますが、
ある罰から4本の釘で天に貼り付けられた姿と言われています。
🌟地球から6000万光年離れた「からす座」ですが、
2つの銀河の衝突で、できたと考えられていて、
いまは衝突の衝撃で、星間ガスとチリがヒゲのように
伸びています。
このヒゲのようなところから「アンテナ銀河」や「触覚銀河」とも
呼ばれています。
しかし、やがて、この二つの銀河は融合して、一つの大きな銀河へと
なっていきます。
そうなれば、見た目がきっと「アンテナ」状ではなくなるので
何かしらの名前が付けられるはずです。
それは約10億年後の話ですが、
はるか未来の話ですね。
からす座の神話
からす座の神話をまとめたページはこちらをご覧ください。
基本情報
学名 | Corvus(略号Cry) |
中央位置 | 赤経:12h24m 赤緯-18° |
概略範囲 | 東12h54m,11h54m,北-13°,南-25° |
20時南中 | 5月23日(高度37°) |
面積 | 183.80平方度(順位70) |
肉眼星数 | 11個(5.5等) |
設定者 | プトレマイオス |
主な天体 | α星:アルキバ 4.0等星
β星:クラズ 2.7等星 γ星:ギエナ 2.6等星 δ星:アルゴラブ、重星、3.1~8.4等星 NGC4361:惑星状星雲、10.8等 |
見どころ | δ星=歪んだ台形の左上にある二重星です。3.1等星と8.4等星の二つの星が24.2″の間隔で並んでいます。大気の安定した夜に、口径6cmで分離できます。 |
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まとめ
🌟「からす座」の見つけ方を紹介しました。
春の代表的な星座の一つの「おとめ座」の1等星のスピカを、
目印にして探せるので、小さい星座ですが、
見つけやすいでしょう。
良い観望でありますように。。。。。
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