(C)アストロアーツ/星空年間
夜空を見ていて、何等星まで見えているのかな?と思ったことはないですか?
日本の多くの街中では3等星くらいまで、見えているのではないでしょうか。
夜空のコンディションを数値化して、何等星まで見れるか、測って見ませんか?
星の見え方を測るとは?
「夜空のコンディション」という言い方は星空観測に慣れている方には、当たり前の
ことかも知れないですね。
星空観測をより本格的に行う場合、周囲の明るさや、気象状況で変化する見え方の
基準値として、夜空のコンディションを測定しておけば、何等星まで見えていた、と
いう記録が残せます。
ですが、本格的にしなくても、貴方が普段から見ている星空がどの程度まで、見れて
いるのかを数値化して置いてもいいと思います。
街中でも、目を暗さに慣らした状態で見ると、意外にたくさん星が、見えることも
あります。天気などの気象条件も関係するので、何回か数えてみて、平均値を出すの
もいいでしょう。
(C)アストロアーツ/星空年間
どこの見えるのか?
いくつか領域がありますが、「エリア6」という場所が、あります。
「ペガスス座」と「アンドロメダ座」でできる「秋の四辺形」があり、その四角形の
うち、3つの星で、できる三角形を探して見ましょう。
「秋の四辺形」は頂天に近い場所にあるので、首を上にして、見ることになります。
「ペガスス座」と「アンドロメダ座」の探し方を参考にしてください。
エリア6に見える星の数と最微星光度
下表の使い方は、例えば「エリア6」領域内に、星が3個見えたら、下表の「星の
数」の「3」の欄を見て「最微星光度」の数値を見ます。この場合、「2.84」が等級
になります。
つまり、「2.84」等星まで見える夜空ということになります。
ちなみに、エリア6を示す、3つの星も数に入れます。
星の数 | 最微星光度 | 星の数 | 最微星光度 |
1 | 2.06 | 21 | 6.59 |
2 | 2.49 | 22 | 6.59 |
3 | 2.84 | 23 | 6.60 |
4 | 4.66 | 24 | 6.60 |
5 | 5.08 | 25 | 6.67 |
6 | 5.49 | 26 | 6.68 |
7 | 5.56 | 27 | 6.68 |
8 | 5.80 | 28 | 6.69 |
9 | 6.13 | 29 | 6.72 |
10 | 6.14 | 30 | 6.73 |
11 | 6.17 | 31 | 6.74 |
12 | 6.25 | 32 | 6.82 |
13 | 6.25 | 33 | 6.87 |
14 | 6.26 | 34 | 6.89 |
15 | 6.29 | 35 | 6.89 |
16 | 6.44 | 36 | 7.07 |
17 | 6.47 | 37 | 7.07 |
18 | 6.50 | 38 | 7.10 |
19 | 6.50 | 39 | 7.11 |
20 | 6.57 | 40 | 7.12 |
※この数値表は【Newton別冊 「渡部潤一の星空観察」/株ニュートンプレス】で紹介されていたものの抜粋です。データは国際流星機構(IMO)のHPに掲載されています。
まとめ
秋の夜長に夜空のコンディションの測定のススメをまとめました。
私のところでは、エリアの領域を示す3つは見えます、あとは見えてないですね。
エリア近い場所ならなんとなく見えそうな星もあるのですが、3つですね。
貴方のお家はどうですか?
試して見てください。
良い観望でありますように。。。
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