🌟「M81-NGC3031-ボーテ銀河」は「おおぐま座」にある特徴のある
銀河です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「おおぐま座」の領域にあります。と言っても「りゅう座」や
「きりん座」との境界に近いところにあります。
まずは周りの星座などと「おおぐま座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「おおぐま座」の頭部の少し上あたりにあります。星の無いような領域です。
北斗七星の柄杓型も見つけて、杓の端の星2等星でα星ドゥべと、おおぐまの
鼻先の星3等星のムシダ、そして、こぐま座のポラリス、北極星ですね、この
3つを結んでできる三角形の真ん中あたりに狙いをつけて、望遠鏡を覗いて
見ましょう。
7.8等星ほどの明るさがあるので、望遠鏡で見えるでしょう。
またM81とM82はとても近いので、合わせて楽しめます。
(C)NASA/M81,M82
その特徴は?
「ボーテ」という名前は、発見者のドイツの天文学者ヨハン。エレルト・ボーテ氏
から付けられました。
2本の渦状腕が若い星の光によって、くっきりと輝いて見えます。その中心核は
通常よりも大きく明るいので、セイファート銀河だと考える天文学者もいます。
また、渦状腕が明るく、中心核が活動的なのは、近くにある、M82やNGC3077
などの銀河の重力の、相互作用によると考えられています。実はこのボーテ銀河は
34個の銀河群の中にあって、その中でも最大級の銀河です。
その銀河群の仲間である、近隣のM82やNGC3077の影響をお互いに受けている
証拠は星間ガスの流れを観測する望遠鏡などの画像で、確認されています。
(C)NASA/M81
おおぐま座にある天体
「おおぐま座」には、特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、
そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
ボーテ銀河 | |
番号 | M81-NGC3031 |
赤経 | 9h55.8m |
赤緯 | +69°04′ |
等級 | 7.8等 |
距離 | 1200万光年 |
星座 | おおぐま座 |
種類 | 渦巻き銀河 |
まとめ
🌟「M81-NGC3031-ボーテ銀河」について紹介しました。
姿の美しい渦巻銀河です。名前の由来は発見者のドイツの天学者のボーテさん
でした。
機会があれば、大きな望遠鏡のある施設で探して見てください。
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