(C)国立天文台
このページは秋の星座の「ペガスス座」です。
あなたの探している星座ですか?
もし、お探しの星座にたどり着けていない方はこちらをご覧ください。
「ペガスス座」
東の空に秋の星座が少しずつ顔を出し始めました。
今回は「ペガスス座」の見つけ方をご紹介します。
見つけ方
頭上にある天の川の中に「夏の大三角形」を見つけてください。
一際、目立ってすぐに見つかります。
アルタイルとデネブで繋がる1辺の方から、
東へゆっくり降りていくように見ると、
4個の星が大きな四辺形を形作っています。
これは「ペガススの四辺形」と呼ばれ、ペガスス座の目印になっています。
(C)アストロアーツ/星空年間
4つの星は天馬ペガススの胴体を形取っていて、
上半身だけの逆さまになった天馬ペガススの姿に描枯れています。
シュメール時代から「天馬」の星座として知られていました。
紀元の古い星座の一つです。
ペガススの胴体を作る4個の星々は特に明るい星ではありませんが、
付近に星が少ないのでよく目立ちます。
4つの星が描く形は「ペガススの大四辺形」や
「秋の大四辺形」と呼ばれて、秋の空のシンボルになっています。
また、天馬のへその位置にある星は隣のアンドロメダ座のα星となっています。
かつては、ペガスス座と両方で使われていました。
秋の星座からの探し方
夏の大三角は高い位置にあるので、秋にも見えます。
ですが、南側を彩る、いわゆる黄道を通る星座は
確実に西へ移り沈んで行きます。
ですので、
南の空を彩る星座が夏から秋へと変わって行くときには、
黄道星座からも探してみましょう。
9月には夏の代表格「さそり座のアンタレス」はかなり西へ傾いて
低い位置でしか見られません。
かろうじて隣の「いて座」の南斗六星が輝いています。
10月には南には「みなみのうお座のフォーマルハウト」の1等星の
輝きが目印になります。
そこから天に向かってまっすぐに見えげていくと
四辺形が姿を現します。
ペガスス座まで行く途中に黄道星座の「やぎ座」の逆三角形と
「みずがめ座」の中心の「小さい三ツ矢」が目に付きます。
どうですか?
ペガスス座は見つかりましたか?
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ペガスス座の神話
ペガスス座の神話をまとめたページはこちらをご覧ください。
秋の夜長に夜空のコンディションの測定してみませんか?
秋の四辺形の中には「エリア6」 という、星の見える数で、何等星まで見えているか
を測定できるエリアがあります。
詳しくはこちらをご覧ください
ペガスス座にある天体
「ペガスス座」には特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、
そちらも合わせてご覧ください。
この他の秋の星座
この他の秋の星座はこちらからお探しください。
秋以外の星座はこちらから探せます。
基本情報
基本情報
学名 | Pegasus(略号Peg) |
中央位置 | 赤経:22h39m 赤緯+19° |
概略範囲 | 東00h13m,西21h06m,北+36°,南+2° |
20時南中 | 10月25日(高度74°) |
面積 | 1120.79平方度(順位7) |
肉眼星数 | 119個 |
設定者 | プトレマイオス |
主な天体 | α星:マルカブ 2.49等星
β星:シェアト 2.4等星 γ星:アルゲニブ 2.8等星 32番星:重星、4.8~8.9等星 |
見どころ | M15=ペガススの鼻先にある球状星団で、31100光年の距離にあります。光度は6.2等星と明るいので、口径5cmで星雲状、口径10cmになると周辺の星が見えるようになります。 |
まとめ
夏の大三角から探すか、秋の黄道星座から探すか、両方を紹介しました。
見つける目安にして欲しいです。
参考文献・参考サイト一覧はこちら
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